- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062774208
感想・レビュー・書評
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父親を亡くした息子と母と妹との物語。
うちも小さい頃に父を亡くしている。
今回の物語と違うのは、うちは妹との二人姉妹だということ。
でも、良く食事の支度もしたし、懐かしい思いが甦った。
2013.08.01詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆3.4
働く母・大学生の兄・高校生の妹は3人で暮らしている。父親は病気で亡くなった。母親が働いているため、兄が料理や洗濯を毎日している。そんな真面目な兄を心配しながらも、素直になれない妹。
キャベツかぁ、美味しいよね。ロールキャベツもいいし、コンソメでクタクタになるまで煮込んだスープも好き。チャーハンにもなるし野菜炒めにもなるしラーメンにいれてもいいしお好み焼きにも入ってるし。あ、お好み焼き食べたくなったなぁ。ポップではじけたおばあちゃんが可愛かった。 -
タイトルがいい。
『キャベツ』
トマトでもレタスでもハクサイでもなくて、キャベツ。
なんかいいよね。 -
ヒョイっと手に取って読んでみるもんですね、良い出会いでした
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久しぶりの日常小説。
読んでいる最中はあんまり手応えがないけれど、読み終わったあとの余韻は独特のものがある。
そして料理をしたくなった。
というか、丁寧な食生活を送りたいなと思った。
こういう生活の丁寧さが日々の生活を豊かにするんだろうな、と物語にはあんまり関係ないようなことまで感じさせる小説だった。 -
村山由佳の「美味しいコーヒーの入れ方」を思い出すようなカンジだけど、なんか、女性作家の書く青年って、綺麗でまっすぐで、見てるこっちがこっ恥ずかしいような気分になってきちゃうのは、僕の心がスレているのか、むしろ、なんだか見透かされて居るようだからなのか。
とりあえず、タイトルどおり、主人公はキャベツが好きで、読んでてロールキャベツが食べたくなった。クリームソースの。
ちなみに、前編を通して大事件とか驚きの展開とかはありません。淡々と、色々と日常というか生活が進んで行くようなカンジ。でも、それが逆になんだか、人生って平凡でいてインパクトみたいな気分にさせられる。
そいや、キャベツといえば、「はらぺこあおむし」って絵本があったな、懐かしい。 -
ふー♡
読み終わって幸せな気分になる本!
キャベツ食べたくなったー。 -
『キャベツ』
なんだか面白いタイトルだなぁって思ったら。
書き出しから引き込まれる。
男性には、ちょっと思いつかない切り口かな。
主人公の趣味のひとつ『妄想』には注目。
美味しそうな料理も登場する。
主人公になりたい自分がそこにいた。
他の作品も読みたくなりましたよ。
(END) -
中二でお父さんを亡くした男の子が、妹と働く母のために毎日ご飯をつくり洗濯もたたむ。
料理系小説が好きなので、間違いなくど真ん中に好きな作品。
妹の友達と恋をする話になるのかと思いきや、物凄く家族の話。
深く優しい家族の話。
川向こうのおばあちゃんのキャラとその奥にある頼もしいほどの愛情に感服。
お兄ちゃんの妄想、面白すぎる。 -
キャベツくんはもちろん、全部の登場人物に好感がもてるな。