幻想郵便局 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774291

感想・レビュー・書評

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  • やっと決まった職場は山の上の不思議な郵便局。
    そこで出あった不思議な人々と不思議な世界とは……
    ようこそ、登天郵便局へ!!

  • やっと決まったお仕事は、あの世とこの世の境にある郵便局。
    そこで出会う人々と探し物。
    まっすぐな気持ちがあれば怖いものも楽しくなる。
    ほのぼのしてとっても癒されましたー!

  • 入院している時に暇つぶしに読んだのですが、
    狗山此売が怖くて、夜寝るとき怖かったです。基本はファンタジーですが、ミステリーの要素もちょっこしあるような作品です。

  • 面白かった。就職難の女子の青春奮闘ものと思いきやファンタジーでした。
    ホラーチックな恐ろしげなことが、のんびり書かれてるので、このテの話が苦手な人も安心(?)

    なんか癒される内容でした。

  • 友人から勧められて。

    タイトルと表紙が素敵。
    本屋さんで見たけれど、電子では買うのもったいないなと思って買わなかった。
    結局図書館で借りたけれど、こういう本は電子より実際に手にって読みたい。

    主人公のアズサのどんくさい感じがたまにイラッ……とするものの、その他のキャラクターは個性的でおもしろい。
    とはいえもっと青木(カラス)さんとアズサのくだりや、登天郵便局と狗山比売の戦いがどういうものだったのかを書いて欲しかった。
    鬼塚さんは謎のアメコミ怪力マン(熊も狩れる)ぐらいの説明しかなくて、もっと深く掘り下げて欲しかった……。
    盛り上がってきたな!と思った矢先であの展開は夢オチでしたと言われたようで思わず「なんだそりゃ」とページを戻りました。
    何となくみんな幸せハッピーという感じでまとまったように書いてあるけれど、モヤモヤとした部分が残る。
    また、ほんわかファンタジー系と思わせつつ人の汚い部分も描かれているので対比が強くてその醜悪さが際立つ。
    その差に引くというか、普段ならなんともない物なのにこの場合は目立つ感じがした。

  • 就職浪人中に見つけた職は、山の上の郵便局。
    そこに勤めている人も、来訪者も謎ばかり。

    ほんわかというか、淡々というか。
    一体どういう職場なのか、という謎から始まり
    まさかの利権争い。
    話も通さずにって、いいのか!? と思っていたら
    当然のごとく、元の所有者は大怒り。
    これで勝ったらあれだな、と思ったのですが
    さすがにそういう展開ではなかったです。

    当然といえば当然の結果、なのですが
    妥協点が最後のあれ、と思うと
    別に隣に建てても…とも。
    やってきた事が事なので、そういう展開になったら
    完全なる偽善ですが。

  • ほんわか+α
    軽め。
    深刻じゃないのがいい。

  • 履歴書の特技欄に「探し物」と書いたのを見初められ、就職浪人中の主人公は小さな山の上の「登天郵便局」のアルバイトをすることになる。
    そこは、現世とあの世を繋ぐ、死者も生者も訪れる不思議な場所。探し物、として土地の権利関係に関わる木簡を探せという重大任務を命じられ、様々な利用者と触れ合い、主人公が目にするものは。

    ファンタジーな雰囲気で包んではいるけれどものすごーく、「恐い」ことが描かれているよなー、と思う。

    主人公が命じられる「木簡探し」とその理由は話の後半の軸になってくるはずなのに、「…え、そんなんでいいの?」な展開が多いし、各キャラクターの行動理由的な部分の描写がイマイチ薄いので、読後に「???」が物凄く浮かんできた。

  • なんか、頭に思いつくまま、文を並べた印象を受けた。私にとっては、すごい読み辛くて、斜め読みしてしまった。でも、発想とか物語の運びは良かった。だからこそ!もうちょっと文章には推敲してもらいたいかなぁ〜勿体無い。

  • 主人公アズサが履歴書に書いた「特技。探し物」
    そのせいで決まったアルバイト先の郵便局

    これがなんと「あの世とこの世の境目」という
    不思議な場所。
    集う人たちも不思議に満ちている

    ほんわかしつつ、殺人事件や成仏できない怨霊など
    内容はてんこ盛り
    個性的な登場人物が多いので
    もうちょっと深く掘り下げても面白かったかも

    シリーズ読んでみます

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著者プロフィール

1964年青森県生まれ。2006年『闇鏡』で第18回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。『幻想郵便局』がベストセラーとなり、以降、「幻想」シリーズで人気を博す。他の著書に『ある晴れた日に、墓じまい』『うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした!』『オリンピックがやってきた 猫とカラーテレビと卵焼き』「おもてなし時空」シリーズ、「仕掛け絵本の少女」シリーズなどがある。

「2023年 『キッチン・テルちゃん なまけもの繁盛記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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