発達障害の子どもたち (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 140
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062800402

感想・レビュー・書評

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  • 発達障害のある子を見続けて来た杉山医師の本です。「発達障害」のことがわかりやすく書かれていますので、初めて読む方にオススメです。

  • 子供が発達障害かも、と思ったときにお勧めの本。医療から教育へつなぐ大事さがよくわかる。発達障害自体はカテゴリわけされるべきでもなんでもなく、むしろ補ってやることでいくらでもその子なりに伸びていくことはできるのだと励まされます。自分が接するときも念頭に置いておきたい事柄が多かった。

  • 発達障害関連本

  • これは良書。発達障害の世界を一望できる。仮に懸念する対象がいるとして、その人がこの世界のどこにいるのかという位置をつかむのにちょうどよい。この本で全体を俯瞰してから各症候について詳しい本に入っていくといいだろう。

  • 発達障害を抱えた子供、その家族がどうやって生活していくかの指南書。
    最終的な目標が、子供の自立に定められており、具体的な対策があるのがよい。
    全ての人に必携の書であろう。

  •  自閉症やアスペルガー症候群、LDやADHDなど発達障害がある子どもたちへの教育(⇒特別支援教育の主な領域)が教育のメインストリームとなっている。その中で、発達障害とはどのようなものかを概論的に知るための良書。
     著者曰く、発達障害は「子どもの発達の途上において、なんらかの理由により、発達の特定の領域に、社会的な適応上の問題を引き起こす可能性がある凹凸を生じたもの」(p.45)とされる。つまり、社会的な関係性(哲学的に言えば「間主観性」?)を構築することが難しい。
     発達障害の子どもたちは、早期から適切な治療や教育を受ければ社会的に自立することができる。しかし、そのタイミングと方法が、日本の現状では見誤られていたり適切に行われていない(日本でも特別支援教育が最近スタートしたが、特別支援学校の定員オーバーの問題や教員の専門免許状取得が低いことなど課題が多い)。
     本著で主な発達障害の特徴を理解し、学校現場や社会でどこにでもいる発達障害がある人にどのようなアプローチをすればよいかを考えるべきだろう。

  • ごめんなさい。

    しか出てこない。



    でもちゃんと読まないと、
    ごめんなさいにも気付かないまま。

  • 網羅されている。

    分類が役に立つ。

    自閉症の感覚の記述がよい。

    木を見て森を見ず

  • 子どもの将来のためを思って、発達障がいや学習障がいのあるわが子を普通学校に通わせる。
    実はこれって子どものためと言いながらも親のためなのでは?
    学校の先生や子どもを持つ親に読んでもらいたい本です。

  • 具体的な事例も多く取り上げてあり、分かりやすかったです。

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著者プロフィール

福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任教授

「2023年 『そだちの科学 40号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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