- Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062938761
感想・レビュー・書評
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7年前自分が退職した時の事を思い出しながら読みました。
東大出のエリートではないけれど、主人公と同じく競争社会で育った私、常に数値で自分を評価される時代でした。
いい大学、いい会社、いい結婚?!
誰の為に頑張ってるのか?
相通じる思いがたくさんあり懐かしくもありました。
でもようやくいろんな想いから解放され
今は自分が楽しいと思える事、自分が心地よいと思える事をやっています。
穏やかな時間を大切に生きていきたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2021.10.2
後半までは一気読みでした。
それからは大人な事情が色々辛かったけど、勉強になりました。
全編通して読みやすかったです。
1つ思うのはその歳まで生きてるだけで立派って事。そして夫婦揃って格好良い!
娘さんも確信つく事言うけど、今後終わった人になる時はどうなるのか…
そういう風に世代交代していくのだろう。
格好良く歳を取りたいと強く思いました。 -
すごくリアルに描かれていて、「老い」という恐怖をとても近くに感じました。
「自分もいずれこういう体験をするんだろうなぁ」って何度も思いましたし、思うたびに歳をとるのが怖くなりました。 -
退職後、非常勤のような状態で働いています。すっぱりとやめる勇気もなく、これからの生き方を模索しているような感じです。いろいろとこれからの生活について考えるきっかけになりました。
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自分はどっちだろう。
「終わった人」になった時、
悠々自適に老後を楽しめるのか。
はたまた、主人公の様に
もっと仕事をしたい、
能力を生かしたいと渇望するのだろうか。
そもそも、自分は自営業なので
「終われない」気もするが。。
筆者の言う様に
「終わった人」としての
着地点は大差ないのかもしれない。
定年と言われる年齢までまだ先だが、
主人公とともに色々と考えさせられた。
その時が近づいたら、改めて再読してみよう。
時々出てくる、カンパリや、
ブッカーズなどのお酒に
「おっ」と反応してしまうのは職業病(笑) -
非常に面白く読んだ。夫の状況はかなり一般的ではないし、妻の設定も、素敵だけど実際可能かどうかとは思うけれど、夫の悩む心境などにリアリティがあって、他人事とは思えず読んだ。故郷に帰る…という結末は、故郷に思い入れのない身としては、違う結末も読んでみたかったなと思ったが。
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自分の人生も今後どうなっちゃうんだろうって漠然と不安になった。老後の人生を楽しむと今を我慢するくらいなら今から目一杯やりたいことをやる人生で後悔なく散りたいな。
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男女の違いかな。
この年代の女性はね、もっと前に生前葬を味わっていて、そこから生き返っていく術を学んでいますよ。
...と思うのは、私だけ?(笑)