天地明察(7) (アフタヌーンKC)

  • 講談社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063880021

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

  • 茫然自失になるほど度重なる別れ。
    しかし、裏を返せばそれだけの喪失感を覚えるほどの出会い・縁が春海にはあった、という事でもあり。

    おことを喪い、伊藤様を看取る事も出来ず、泣き崩れる春海の姿が切なくてかないません。それだけ大事な人たちだったんだ、と。
    そして、道策の一途なツンデ…もとい、ライバル心。本当に春海は人に恵まれている。
    誰もがその大きな器に水を注ぎたくなる、いい表現です。

    それでも改暦の儀は困難な事業。ありとあらゆる知と力を尽くして、ついに成就なるか……以下続巻、という時点で結果はアレなわけですけれどw

    兎にも角にも幸せな春海の人生。
    どんな困難に打ちひしがれようとも、やはり彼は幸せだと思います。
    素晴らしい人の縁と全てを賭けられる夢がある。これ以上に素晴らしい人生は、そうはない。

  • 新刊。
    まきえびさんの描写は、比較的さらりと描いてくれるとはいえ……ううう………(泣)。ことさんとのエピソード自体もそこまで多くはないけれど、その控えめな、少しずつのほっくりとした情景が、ことさん自身の在り方のようで、目に見えないようでいてもきちんと春海の側にいる、ただそれだけの、でもそれだけがとても大切だった。
    こういう人はいなくなってから気付かれたり、いなくなっても気付かれなかったりする人もたくさんいるのだろうけれど、春海はずっと気付いていたとはいえ、もっとできることはあったとさぞ悔いた事だろう。それでも良いとその人が言ったとしても。

    そこからようやく這い上がろうとした矢先に、春海を「春海」たらしめた人もまた逝ってしまう。
    けれどこれがもはや迷い無く春海を進ませる事にもなる。

    同じ巻の中でえんさんとの話も出てきて、普通なら違和感も覚えそうなものだけれど、それはまたそれとして自然に受け止められる流れは上手いなあと。
    まぁ二人の女性のベクトルも背景も時間も違うからなのだし、哀しみを乗り越えてきた春海とえんさんだからこそ、相手に対する気持ちもまた愛だの恋だのとはまた少しちがった次元にありそうだけれど。
    しかし再登場のえんさんの艶やかな事よ。

    で、最後の最後で…えええええ!どうなる!こういうとき原作先に読みたくなる気持ちを抑えるの大変!(笑)

  • なぬ~っ!!・・・というところで終わった。
    次巻を待つ!!

  • 10/29/2014 読了。

    前半はおことさんと伊藤さんが亡くなってしまう、
    悲しい始まりでした。
    ことさ―――――ん!いい奥様でしたよ…。

    後半は、蝕の明察対決ですね。
    映画で見た際は、それが内容の核になっていたと
    思うのですが、さくさくっと進んでいたような…。
    漫画で見るとゆっくり見れるのでいいですね。

    えんさんと再会して、またはにかむ春海がかわいくて!!

  • そろそろ読もうか、完結するまで待とうか?未だに悩んでいる。。。

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    未掲載

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター。装画に『さよ 十二歳の刺客』、『星の旅人』、漫画に『天地明察』、『朱黒の仁』、『魔女をまもる。』他作品多数。

「2019年 『万人の父になる 佐竹音次郎物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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