ブルーピリオド(7) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.35
  • (115)
  • (86)
  • (28)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 2075
感想 : 40
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065188897

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読んでいても思わず引き込まれるほどの芸大受験が終わって、受験での経験を全て手放さないと先に進めない事を知る。
    だったら受験は何だったのか。先とは一体どこなのか。
    受験勉強のようなゴールの見えている状態よりも、先が見えない中で自分を掘る作業の方が地味で難しい。でもこれも創造の一つなのかもしれない。

  • 学生から、社会人へ、って感じだな。
    言われたこと、決められた範囲内で動く世界から、柵が無くなって自分はどうしたいのか、が主になる感覚。
    ちなみに私は前者です。

    いままで範囲も問題も決められて与えられてきたのに、いきなり自由にしていいよ、って言われても困るよねえ
    変わることが怖いのは年齢関係ないね

  • 背ラベル:726.1-ヤ-7

  • まんがで分かる技法が面白かったのにこれはいかんね

  • 受験での合格は、通過点であってゴールではないとわかっていても、合格することを目標に必死にやってきたことをバッサリ切り捨てられるのって、ツラいですよ。
    今後の成長のためとはいえ、講師の先生の意図がまだよく見えないから、これから注目です。
    頑張れ!八虎。

    現役生のほうが経験の差や成熟度で、入学してからシンドい思いをしやすいというのは、藝大特有ですね。一般的な大学は、現役も浪人も大差ないように思う。

    親目線で見ると、この年齢になると、(経済的なこと以外)もう、親は、何もしてあげることはないんだな…となんだかせつなくなった。
    っていうか、入学早々、子どもが悩み落ち込んでるそばで、狭き門を通った現役合格という事実に浮かれていることに、自分もそうなりそうだな、と苦笑してしまった。

  • 新生活と八虎の葛藤。
    読んでいてこっちまで苦しくなるけど、この苦しさはきっと、味わって、もがいて、乗り越えなくてはならないもの。

  • 色んな事を卒なくこなせて、周りに合わせることも上手。それ故に個性がない。やっと見つけた好きなことだけではダメなのかな?凡人なのでわからないけど…
    それにしてもなんでこんなに教授は怖いんだろう。
    負けずに頑張ってほしい。

  • 好きなものがないままに大人になっているというのもあり、
    普通の八虎には感情移入しやすいよね。
    ストローで象とか言われてもちょっとよくわからんしな。

  • 教えるのが上手い人は予備校の先生で
    大学の先生が教えるのが上手い(わかりやすい)わけじゃないのがリアル

    表紙もなんか読んだ感じの大葉先生を懐かしく思う気持ちにマッチする人選です。

    過去、東京芸大出身者のnoteか何かで
    必ず一度は精神が病む、ドロップする人もいる、精神病んだ方がいい作品作れるみたいな傾向がやだみたいなのを読んで衝撃を受けた。
    何かに挑戦する、自分を曝け出す、自分の好きを表現するって、楽しい!ポジティブ要素に言われがちだけどそれを出した時に評価されなかった時報われなかった時伝わらなかった時のダメージといったら、相当なものだよね。

    受験期は、恵まれた環境で壁にぶち当たりながらも乗り越えてきて、受験の時に自分の絵で表現したいことを他人に理解してもらった「絵でのコミュニケーション」というか、他者との意思疎通という人間の最大の喜びが表現されていて最高!と思ったからこそ、その逆の自分を否定されているように感じる期間の回は読んでいて苦しくなった。

    どうか、この本を読んだ人たちが
    誰しもそんな期間に陥ることもあるけれど
    それが永遠でないことと、それが事実でないこと、成長できることをみんな知って欲しい
    皆別々の場所で頑張ってやっていこう

    心は絶対死なせないでね!

  • 芸術ってなにかを伝えなきゃいけないのかな、自分の感じたように描いちゃダメなのかな

全40件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2021年 『ブルーピリオド(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口つばさの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×