推理大戦

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1117
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065244562

感想・レビュー・書評

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  • それぞれの探偵達の話を読んでみたいな。

  • 名探偵のそれぞれのストーリーも面白かったし、最後の聖遺物争奪戦ゲームも面白かった。何より最後がほっこりしすぎてるのと、恒例のあとがきも好き!
    名探偵全員のキャラがクセありなんだけど、愛嬌ありまくりで楽しく読めたミステリ。

  • 特殊能力を持った名探偵が複数出てくるのは面白かった
    それぞれに無敵じゃないかと思える能力ばかりだったが・・・

  • 最後の方は展開が読めてしまったが、全体的に面白かった

  • 各国の名探偵が聖遺物を巡って日本に集結する!これだけでぞくぞくするのだが、その各国代表の面々が持つ特殊能力がまた痺れる。装丁のイラストも魅力的。

    アメリカ代表のシャーロットは無限の情報量と超高速の演算能力を有する。ウクライナ代表のボグダンは無限の思考時間と無制限の現場検証能力を。日本代表の高崎満里愛は完全無欠の情報収集能力と犯行状況の再現能力を。ブラジル代表のマテウスは嘘を100%見抜く「魔眼」、最初から犯人を特定できる無敵の能力者。中国代表は胡笙鈴、他の探偵の得た情報すべてを強制的に共有できる。果たして聖遺物を手に入れるのは誰なのか!?

    どれも人間離れしてる異能だけど魅力満載!終結する前の各個人のスピンオフ作品も是非書いてほしい。ラストもなかなか意表を突いてくる。面白かった♪

  • 超一流の名探偵を何人も出したうえで、読者を驚かせるためには、作者は名探偵たちの裏を書かなければいけない。得意分野が異なる何人もの探偵たちの上を行く方法の一つとして、「お釈迦様の手のひらの上」作戦くらいしかないよねと思う。相沢沙呼『medium』とはぜんぜん違うけれど、ひっくり返されてスカッとしたいというのは、ミステリ読みの性なのかもしれない。

  • 個性的な名探偵たちも好きだったし、伏線回収と言いますか最終的な結論の導き方も論理的な感じで良かった。
    まぁでも、アンデレが1番お気に入り。
    図書館で早めに見つけられて良かった

  • 様々な能力をもったアペンジャーズみたいな人間達がが日本で発見された聖遺物獲得ゲームに参加するために北海道へ終結!

    前半は各国参加者の能力紹介の短編。

    AIを操るもの、他人の嘘が100%見抜けるもの、
    五感全てが常軌を逸してるもの、声色を変えて相手を服従させるもの、瞬間記憶や超速思考回路をもつもの。

    これらを紹介する章はとても面白かったが、実際の対決はかなりがっかりするものだった。
    対決が薄いし、一人が推理すれば他の参加者よ
    り簡単に論破されるし。そもそもあんま能力発揮できてない フリが凄すぎて落ちがつまらなく感じる作品だった。

    結末もダイジェストの如くあっけなく終わっていくし、若干不満足の作品だった。

  • とある「聖遺物」の所有権を賭けて、日本で開催される推理ゲーム。そこに集結した、とてつもない特殊能力を持った名探偵たち。もうあまりに豪華すぎるミステリにわくわくしてしまいます。誰が勝ってもおかしくないけれど、むしろ誰がこの中で抜きんでるというの? というぐらいに個々の能力が凄すぎてたまりません。彼らの一人を主役に長編か連作短編集一冊を書けるのではないですか?
    なんといってもキャラクターもユニークで魅力的。アンデレとユダの喋りとか、高崎のボケツッコミとか、会話のテンポとユーモアも抜群。個人的にはボグダンがお気に入りです。能力も凄まじいけれど。なんだか彼、いろいろな面において可愛いんですよねえ。
    そんな名探偵が集結した中で起こった殺人事件。各名探偵の推理が指し示す犯人は、これまた各名探偵。いったいどうなるのか予想もつかない混戦状態の中で、新たに判明する真実の数々。うわー、まさかそんなことが! 誰が勝つのかも気になるけれど、それ以上に次々繰り出される推理の乱れうちが実に楽しい一冊です。

  • スーパー能力を持つ人たちが集まって謎解き(と思ったらタダの強盗殺人事件)をする物語。

    ・アメリカの少女探偵。エンジニアで多数のAIを使って画像分析やハッキングを行い、論理的に犯人を見つける。

    ・ウクライナのおっさん探偵。思考を最大限に高め、1秒で常人の数分の推敲を行える。また思考を高めると行動も止まって見えるため、喧嘩も負けない

    ・日本からは警察犬のトレーナー。と見せかけて、五感が全てずば抜けている女。嗅覚がヤバすぎて、空き巣に入った人の行動が全て臭いからわかる。

    ・ブラジル人少年は、嘘を100%見抜ける。あなたが犯人か?と聞けばその回答で犯人がわかる。

    全員が映像記憶の能力も持っているが、能力を過信して踊らされまくる。タダの強盗殺人事件を問題にしたのは主人公の別人格だったというはなし。

    まあ、面白かったけど、そこまででもないかなぁ

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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