- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065244562
感想・レビュー・書評
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祖父が立ち上げた「聖遺物争奪ゲーム」。世界中の「名探偵」たちを集めて、祖父が考えた「問題」にいち早く正解すると、聖遺物がもらえるという。
そうして、集められた「特殊能力」を持った「名探偵」たち。舞台は北海道のある村。そんな時、予想だにしない事件が起きる。
集められた特殊能力を持った「名探偵」たちでしたが、錚々たる顔ぶれにどう解決していくのか楽しめました。
殺人がきっかけで、全員推理合戦していきますが、展開が裏の裏、そのまた裏と予想もつかない展開ばかりで面白かったです。
北海道でのシーンは中盤から始まり、それまでは、名探偵たちがいかにして集められたのか、それぞれのエピソードが描かれています。とにかくみんな特殊すぎて、現実離れしていました。でも、それぞれのキャラクター性が濃く、その人だけでも一つの作品が作れるのではと思うくらい、魅力が高かったです。今後スピンオフとして、それぞれをメインにした長編小説でもアリだなと思いました。
ただ、一部読みづらいパートもありました。ウクライナでは、フォントの大きさを巧みに変えていましたが、個人的には分かりづらかったです。文字も小さく、意味を理解するのに大変でした。
そして始まった推理合戦。推理としては面白かったですが、「それってアリ?」と何度も思いましたし、ちょっと反則なのでは?とも思ってしまいました。
最強のメンバーでどう化学反応を起こしていくのか。
それぞれが、それぞれの能力で論理的に披露していきますが、欠点はあるものの、鮮やかに繰り広げられていて面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それぞれの名探偵達の紹介にあたる部分、そこが特に面白い。マテウスの話はワクワクしながら読んだ。好みなのはボグダンだけれど。
でも、結末にはちょっと拍子抜け。それってミステリ小説的には反則じゃない??とか思ったり。でも嫌な気はしなかったので、もう一回読み直します。 -
すごい能力を持った探偵(?)たち。
日本の北海道で見つかった聖遺物をめぐっての推理バトル!
前半部分がすごかっただけに、後半のオチがちょっと物足りなかった。
もっとみんなで推理バトルしまくってほしかったなー -
かなり面白くて、それぞれの名探偵たちを主役にしたスピンオフ的物語が読みたいなぁと思いました^ ^
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あとがきの面白さ!!
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探偵が挑む推理ゲーム、とは言ったものの、参加する探偵の個々の能力の説明で約200p。
キャラがぶつからずに済むも、肝心のゲームに呆気なさを感じた。
講談社ノベルスではないけど、ぽさが強い作品だった。 -
最後の最後で肩透かしを喰らった感じではあるけど概ね面白かった。
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今まで読んできた推理小説とは違っていてSFというのでしょうか、ファンタジー要素が強く新鮮でした。
世界各地から集まってきた天才達は、それぞれ結構なぶっ飛び能力を持っており、能力を駆使して推理するのですが、こういう推理小説も面白いなと思いました。異能バトルもののアニメの雰囲気を感じました。 -
読みやすい文体で、この一冊で何冊もの小説を読んだかのような満足感…!
やや分厚めかと身構えていましたが、最初から最後までテンポ良く話が展開していき、気がつくと読み終わっていました!
すごく面白かったです!