ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが (集英社オレンジ文庫)

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  • 集英社
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感想 : 100
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800679

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の絵からほっこりして買ってみた!
    読んでるうちにお腹が減っていって、ゆきうさぎの肉じゃが食べたくなった!
    ストーリー的にも良い感じでいつまでも読んでいたいと思います。
    とってもオススメ!!

  • 大樹の人柄も料理に表れているのを感じた。
    心のこもった料理を食べて次第に碧も周りの人にもその優しい料理を食べれば元気になれたり、周りの人に優しくなれたりする。
    チェーン店ではこうはいかない。
    家庭的な料理と大樹の心遣いにほっこりする1冊でした。
    2巻目も読んでみたいと思う。

    はじめましてシリーズものだったのですが、いい本に出会えて嬉しい。
    2022/12/22読了

  • はじめましてのシリーズ!
    最高のシリーズに出会ってしまったー!
    食堂系のほっこり物語。
    人間関係のほっこりエピソードに加えて、大樹と碧のキュンキュンエピソードがたまらないっっ!
    大樹がかっこよすぎるーー!!
    何気に鳴瀬さんも胸きゅん。
    男性陣にキュンキュンするシリーズ。続きも楽しみ。

  • ゆきうさぎのお品書き
    6時20分の肉じゃが
    小湊悠貴

    ゆきうさぎのお品書きシリーズ①

    ∞----------------------∞

    美味しそうなシリーズ読み始めてみました。

    ☆序章 18時の店開き

    大樹の祖母がおかみをつとめていた「ゆきうさぎ」。祖母が亡くなってから初めて店を開いたところにやってきたのは、常連さんや招き猫?が連れてきた新しいお客さんたちだった。
    果たして常連さんの言う「アレ」とは...

    ☆第1話 6時20分の肉じゃが

    ご飯が食べれなかった碧は、大樹の作ってくれる賄いと大樹の食べっぷりに釣られてどんどん食欲が湧いてくる。賄い目当てでバイトする碧も、「よし、これなら順調に太る」って計画立ててる大樹も好きだなぁ。

    自分だけじゃなくてお父さんも食欲がなくて、ちゃんと食べさせてあげなきゃって思う碧は、お父さんの好物を聞いて作り方習ってすぐに作ってあげて、なんて親思いなんだって感動する。美味しいって言ってくれるかな?ってドキドキするっていうのがすごく分かる。そんな碧にサラッと作り方教えてる大樹もなんかかっこいいなと思う。

    1話目にして結構濃い。

    なんか久しぶりに素手でおにぎり作ろって思った。ラップすると上手く握れないのよ、うん。

    ☆第2話 9時59分の思い出プリン

    ゆきうさぎの向かいにあるケーキ屋さんの息子の蓮が、フランス修行から戻ってきた。売れ行きが悪くても昔からの商品とお客さんを大事にしたい父と、商品も客も一新しようと言う息子。そんな時に父の怪我。

    まぁ思った通りの話の流れだったかな。
    星花が製菓学校出て成果を出して、盛夏には生家のためにっていうギャグみたいなのは、文字見ないと難しそうだけど、星花はその夢追いそうだなと思う。

    ☆第3話 14時5分のランチタイム

    私も、料理は面倒以外の何物でもないと思ってる。

    タマのバイトの先輩でもあり後輩でもあるミケ。序章で猫ちゃんに釣られてやってきたお客さんの1人だった菜穂は、その後就職先で上手くいかず、今はバイトをかけ持ちする日々。

    お母さんそりゃ心配するよ。でも若い時って親に反発する気持ちしか無かったって気がする。

    心配して顔を見に来てくれた母に、手作りのお弁当を作る。手紙を添えて。

    ☆第4話 23時の愛情鍋

    地元の情報誌に載った「ゆきうさぎ」。
    いつも行ってるお店が突然混雑し始めたら、「何かに載ったんじゃない?」とは思うけど、お店側がそのことを快く思ってる訳でもなく、困惑してたりもする。

    この彼女はクレームや嫌がらせをちゃんと反省して謝ったけど、やってることは酷いと思うし、私的にはこんな簡単に許せないな。と思う反面、誰が犯人か分からずモヤモヤしてるのから比べると良いのか。

    ☆終章 深夜0時の店仕舞い

    最後は登場人物勢揃いで、店仕舞い鍋パーティー。

    続きも気になる!

    2022/12/02 読了(図書館)

  • ★ありがとう。どれだけ飾った言葉よりも、たったひとことのそれが何よりも嬉しかった。

    -----------------------------------

    料理中心で、ハートフルな話だと思った。上の言葉は「ゆきうさぎ」である事件が起きた時、元気を失っている店主の大樹を元気づけた碧が大樹に「ありがとう」と言われて思った事。私も、人を本当に元気づけられるような言葉と行動を持つ人になりたい。

  • 祖母が女将をつとめていた小料理屋を再開させた雪村大樹。
    野良猫の武蔵に導かれるようにやってきた面々。
    物語はそこから始まる。

    貧血で行き倒れた大学生の玉木碧は、食欲が湧かなくなってしまったのにも関わらず、
    大樹が作ったご飯は美味しく食べることができた。
    丁度バイトを募集していた大樹の店で、働き始めることになり。
    話は12月末まででこの巻は終わる。

    登場人物は少しずつ章を追うごとに増えていく。
    大樹と碧、そして初回に登場する三ヶ田はレギュラーメンバーとなり、物語を進めていくストーリーテラーでもある。

    回を追うごとに、
    語り継がれるエピソードの1つ1つに温もりがあり、
    碧と大樹の関係も少しずつだけれど、パズルのようにうまいコンビへと変わっていく。
    もし、このゆきうさぎが現実にあるのなら、ちょっと顔を出して常連さんたちと話してみたいなと思った。

  • こういうほっこりごはんだいすきすぎるわ◎

  • 読んでいて、本当にお腹が空くぐらいに料理が美味しそうに書かれていると最初思いました。表紙に描かれている肉じゃがを始め、色々な料理が出てきます。舞台が小料理屋さんだったので、勝手に和食しか出てこないだろうと予測していました。今、考えると本当に思いこみだったと思います。小料理屋では和食ですが、それ以外のお店も周りに合って…人の営みがあれば和食以外も食べるという事を考慮していませんでした。ほうれん草のポタージュみたいなのが凄く美味しそうでした。
    碧がゆきうさぎと出会ってから少しずつかわっていったけれども、このお店を起点にその人自身の心が変わって、良い方向に進んでいくストーリーが好きになりました。誰でも明るい部分があるわけではなく、悲しい事情があったり、恥ずかしくてきつく当たってしまったり、相手を思っているのにぶつかったり…私も身に覚えがありすぎて、涙が出そうになりました。食で少しでも気持ちをプラスにするっていうのは、私も参考にしたいです。
    バイトの子達のあだ名が「ミケ」や「タマ」っていうのが本当にかわいくて、好きです。ゆきうさぎっていう名前も好きで、この本が私のお気に入りになりました!

  • Read: Summer 2018
    Initially picked up this book at my local bookstore looking for a cooking-themed read. I personally thought that the beginning was ever so slightly slower-paced, but I ultimately enjoyed the warm-hearted, slice-of-life story. Will definitely recommend to anyone who would like an easy read but also really sit down and enjoy a calming, good-feel story.

  • 一気に読めるほのぼのした本!
    肉じゃがとポテトサラダとナスの煮浸しと手で握ったおにぎりを食べたくなるような本でした。
    それとお母さんのこともお父さんのことも大切にしようって思った。

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