かぐら文具店の不可思議な日常 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086800662

作品紹介・あらすじ

璃子が近所の文具店に持ち込んだ、書くことのできない万年筆。行方不明になった父が残したものだ。文具店の青年・遥人は、その万年筆専用のインクを探してくれるというが、彼の周りには奇妙な生き物がいて!?

感想・レビュー・書評

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  • 文具店で働くことになった女の子のお話。恋愛ものかと思うが、そこまで進んでない感じがする。
    2021/11/24

  • おー、なんか好きな雰囲気。遙人のマイペースなかんじもいい

  •  2016-08-14

  • いなくなった父親、就職できない自分。
    なかなかにハードな状況ですが、文具屋の店主によって
    色々といい方向へ?

    連続短編集で、最初は父親の万年筆について。
    2話目は火災によって別々に暮らしている夫婦。
    最後は、行方不明になっていた父親について。

    子供の嘘は、どうしてばれてしまうのでしょう?
    それほど親がきちんと見ている、という証拠かと。
    わだかまっていたものが解れ、良かったね、ですが
    背後に父親の不器用な優しさが見え隠れしていますw
    地の特訓に付き合ってくれた時点で
    いい父親、ではあると思いますが。

    2話目は、バイト仲間の境遇。
    やってきたお客さんと同じ状況なのに、見知らぬ他人。
    そうそうこんな事なかろうに…と思っていたら。
    座る席が埋まれば、自ずと残りがもしや、と思いますが
    展開的に面白かったです。
    貴金属を溶かすのには、かなり時間がかかるかと(笑)

    そして最初から引っ張っていた、父親の失踪。
    見つかったけれど…でしたが、この状態になった人は
    こんな感じになってしまうのでしょうか?
    漠然としか分かりませんが、確かに怖い。
    それが知り合いなのか、知らない人なのか。
    少しでもすがれる、分かる情報があるというのは
    どれほど大事な事なのでしょう?
    ここからやり直し、の裏事情が出てくるわけですが
    そこに居てくれるだけで嬉しい、になったようです。

    そして最大の謎である、店主の事。
    先代店主の発言は、本当なのか痴呆なのか。
    どちらに転んでも、かなり面白いですw

  • 控えめで素直な璃子が可愛い。素直過ぎて妖が突然見えても動揺もしないんですが、ハルの明るさと似合っていて良かったです。ほのぼのしてくる可愛い内容。

  • 2017.9.28読了

  • 父が行方不明になり、就職活動も失敗し、すっかり自信をなくしていた璃子の再生の物語。
    二人の関係にじれじれしたり、もののけがらみの事件とさらっと読めました。

  • 【収録作品】第一話 思い出の万年筆/第二話 封筒のなかの真実/第三話 短冊に願いを込めて
     雰囲気はいいが、既読感がある。

  • 万年筆を買ってみたくなりました。こういう町の文具店懐かしくて好きです

  • まあ、普通に楽しむ程度のものとして見るならいいけど、読み応えはない。

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