こどもの一生 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460575

感想・レビュー・書評

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  • 7月14日読了。無人島の精神セラピーに集まった5人の男女、治療のため10歳の精神年齢に退行させられた彼らが始めた「遊び」の結末とは・・・。舞台劇の小説化とか、中島らもが徹底して「B級ホラー」というコンセプトを貫こうとするとこういう作品が出来上がるのか。後書きにもあるとおり前半は低調・ダラダラと進行する(チクチク繰り出される小ねたは結構笑えるが)ので帯の煽り文句を読んでないと思わず読むのを止めてしまいそうになるが、診療所に来客がきてからの転調さ加減はなんというかムチャクチャ。もっと理屈っぽい生真面目なサイコホラーになったんじゃないの・・・?とも思うが、まあこれはこれで。

  • 面白かった!
    遺作になるのかな?
    あんなよどんだ感じの彼の頭の中はどうなってるんだろう?
    ちょっと変わったホラー?でした

  • 前情報なしで読んだのでまさかの展開に驚き。らもさんのあとがきがいい。

  • 確からもさんの最後の作品だったはず?

    B級ホラーといわれてますけど、しっかり怖いです
    世界観もユーモアーも統一されていてらもさんなのに途中ブレのないいい作品やったと思います

    これ是非とも映画にしてほしいです

  • ブラックユーモアの前半で油断させておいて、後半一気にホラーになります。
    気持ち悪くて怖いです。
    ただ、各キャラクターが立っていて、ラストの決着も気持ちの良いものなので、恐ろしくも楽しいエンターテイメント小説でした。

  • 読めば分かりますが、この表紙グロい笑。

    やー、止まんなかったなあ。
    後半3分の1が恐いって書いてあるから、心して読みました。
    ほんと、ヤリすぎだよぉおお。
    と途中で容赦なさに、ちびりそうになりますた。
    嘘。ちょっとホント。
    描写がエグすぎて、想像するのを止めてしまいました。

    このおっさんの正体の白黒つけ具合が好きです。
    ここがらもさん!と思いました。

  • 前半コメディ、後半ホラー。しっかり笑わせ、しっかりと怖い。
    久しぶりについ夜更かしをしてしまった。
    さすが演劇人、出てくる人物のキャラがしっかり立っていて読みやすいのも一因だ。

    尼崎出身の中島らもとダウンタウン。この本を読んで両者に共通する毒を感じたのは私だけだろうか?吉本新喜劇を見て育った笑いと尼崎の育てた毒が両者に見て取れる気がする。
    もちろんシナリオとしては中島らもの方が大日本人よりも数段上であるのは間違いない。

  • 2010/7/27購入・8/26読了

    面白かった!
    最初催眠術で10歳まで退行したあといったいどうなるのかと思いきや、
    最終的には幻が具現化して幻落ちエンドという!
    面白かった!

  • 2008/12/10〜12/20

  • かなり恐い(気持ち悪い?)です。
    描写がリアルで光景が目に浮かびます。
    中島らもらしいユーモアもあって、なかなか楽しめます。

    ただ、ラストは…「そんなんあり!?」って思いました♪

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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