右岸 上 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467932

感想・レビュー・書評

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  • 下巻にて

  • 2012.5.11 読了。
    左岸を読んでの右岸だったので、えっ?こんなことあったの?はっ?こんなことも?ってことがたくさんあった。
    茉莉同様、九ちゃんの周囲もたくさんの人が死んでいく。いろんな事が起こり、いろんな感情を抱く。やっぱりこの小説は恋愛小説なんかじゃなくて、人生そのものなんだと思う。

    今回は匂いや音が伝わってくる江國の左岸の方が好きかな。文体なのかもしれないけど。冷静と情熱の間は辻の方が好きだったんだよね、不思議なことに。

    さて、下巻へすすもう。

  • 巨根の件って必要かなぁ!?……

  • 途中で挫折
    重いというか、なんというか全然ひきこまれなかった

  • やっぱり辻仁成苦手かも…。
    性描写が好きじゃない。

    左岸とつながってて気になるから読んだけど、単独では読まないだろうなぁ。
    九の博多弁もどうにも違和感があるし…。

  • 茉莉の視点とは全然違って、見えてる世界が違って、同じ場面、同じ時間の話でも奥行きがぐっと増した。
    真っ直ぐすぎて痛々しい。
    下巻が気になる。

  • 江國ワールドが好きな私としては、この骨太な男っぽい話と語り口はあまり楽しめなかった。
    青春な話とかストーリーで本を読むタイプの人向きって感じかな。

  • 九の半生を描いた話。
    九をとりまく状況は、とにかく重い。偏見、超能力、家族がひとつになれないこと…。
    茉莉との関係も甘く切ない感じ。

    突然旅に出るのは突拍子もない感じもしたけど、世の中の多くの人が苦しいときに思うことを実際にさせたらこうなったのかも、と感じた。
    いろんな広が感じる、苦しいとかそういう思いをしょってる人って感じ。

    上巻の終わりはあまりにも切なくて、読むのが苦しかった。

  • 辻仁成と超能力の組み合わせが意外な1冊。
    超能力以外はほとんどセックスの話(笑)。
    まだ上巻のみ、左岸もこれから読むので、どんな展開になるか楽しみ。

  • 常に不安定な心境の九ちゃんに感情移入しすぎて、常に不安感を覚えながら読み進めていました。死を暗示するような表現があると、ぱっと本を閉じて、ひと呼吸。九ちゃんの心境も丁寧に書かれているので、ぐいぐい引き込まれると共に、正直苦しかったです。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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