天使の卵 エンジェルス・エッグ (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087484922

感想・レビュー・書評

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  • 物語が美しい。死別エンドだからこそこれは名作になったんだと思う。

  • すごく王道なストーリー展開なのに感動したし世界にのめり込んでしまった。

  • 主人公である青年の切ない一瞬の愛のストーリー
    結末の切なさが印象的

  • 凡庸、だって。

    平凡な純愛、そして悲劇。
    やめてくれよ……夏姫の存在も死も、
    フィクションの中の悲劇であってくれと願うばかり。
    しんどかった。

    物語って、何で読むのだろう。
    まだ、本の良さを分かりきっていない。
    今はただ、現実から離れたいからとか、
    自分と違う人生を覗きたいからとか、
    映像を見る気力もないとき、
    言葉に溺れたいときに、
    麻薬のように手に取るくらい。
    それでいいのか……?

    でも、そんなときに読む本ではなかった。
    しんどかった。
      

  • ・学生の頃に読んだ思い出の小説
    ・大号泣だった
    ・恋愛もの
    ・活字が苦手だった自分が一気に読めた本

  • 非常に良かった。解説で構造自体はシンプルと言っていたけれど、たしかにそれはそう。
    でも起承転結がある物語でエンタメ性はちゃんとあるし、面白かったと思う。
    ……いや、面白いっていうのが難しい定義ではあるんだけれど。
    人物造形が丁寧だったし、主人公が素敵だったな。
    正直最初のシーンはかなり少女漫画チックで萎えてたんだけど、フィクションのなかでうまく主人公とヒロインの関係性を古典的ながらもちゃんと描いていたのはいい。
    ここを雑に描かれるとすごい萎えちゃうんだよね。
    続編が早く読みたいところ。

  • 多分これ中学生とかのときに買ってそのまま積まれてた本。ナツイチかなんかに載ってたのかしら、よく覚えてないんですが、その当時綺麗な装丁でタイトルにもなんとなく惹かれた「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの作者ってことで買ったのかな?

    そんなに分厚い本でもないし読みやすいので1時間弱くらいで読めました。みずみずしい文章と素直な文体、技巧を凝らしたお話というよりは本当に純粋な恋愛小説。春の名を冠した女性が出てくるのですが、その通り春みたいな話。でもね、正直その終わり方はどうなの?ってすごく納得がいかないし、その終わり方のせいで私の中では本当に薄っぺらい小説になってしまった。途中までの心を洗われるような瑞々しさは何だったのか?

    ネタバレないように語るのでは曖昧になりますが、そういう結末を迎える小説は他にもたくさんあるし、そのもの自体を取り扱った小説も多いけれど、その「必要がある」からそうなるわけで、この小説がその結末を迎える必要性が全く感じられない。

    合う合わないあるんだろうなー、確かに上記の「おいしいコーヒーのいれ方シリーズ」も途中までは読んだけど、合わないかもって思って読むのやめた記憶が……もしくはそれこそ中学生のときに読んでたら感動できてたのかしら。小説すばる新人賞受賞作品らしいですが、小説すばる新人賞ってこんなもんか、と感じてしまいました!!!以上!!!

  • 真っ直ぐな恋愛小説だった。
    ラストは急展開で驚いたが、このあともシリーズで続いていくようなので、続編も読んでみたいと思った。

  • 久々の再読。
    初めて読んでから15年以上たったかな?

    こんなに清々しくまっすぐで、
    こんなに悲しい話だったっけ…

    こんな愛に出会ってみたい

  • いつか再読したい

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著者プロフィール

村山由佳
1964年、東京都生まれ。立教大学卒。93年『天使の卵――エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2003年『星々の舟』で直木賞を受賞。09年『ダブル・ファンタジー』で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞をトリプル受賞。『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。近著に『雪のなまえ』『星屑』がある。Twitter公式アカウント @yukamurayama710

「2022年 『ロマンチック・ポルノグラフィー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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