- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714012
感想・レビュー・書評
-
NHKのドラマを見ました。「狂人日記」読んでみたい。「人間に対する優しさを忘れずにいたい」穏やかに見える先生が抱える孤独。孤独と向き合う勇気…。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
平安貴族を彷彿させる生活。才能があってよかったね。
近しい人には送ってほしくない生き方だし、逆に真似すれば芸術家なんて思う馬鹿野郎がいたら困るかも。 -
☆☆☆☆
-
この一年、いや、それ以前から、ボクは特定の人や物事に固執することを避けてきた。それはボクの生きる術のようなもので、このやり方をいつどこで体得したかはわからなかったが、一人きりという場所、状況に自然に帰ることができた。
「好きにやればいいんですよ。なるようにしかなりませんから」 -
昔から気になっていた1冊。ちょっと長くて間延びした。面白かったのはギャンブルをおこなうために旅行する「旅打ち」について書かれた箇所。こんな旅行の仕方もあるのかと。また博打独特の表現の多さに日本語の豊かさを感じる。ストーリー自体はちょっと物足りなかった。自分自身が、この色川さんというモデルの人をまったく存じ上げないせいだろう。
-
84ページぐらいで終了。400ページ超だが、カギカッコの会話で改行多くスカスカの印象。なんなのかこれは、という感じ。
-
人は弱いもの。そして、人は優しいもの。人は支え合って生きていくもの。そのようなことを教わりました。
-
最愛の家族を亡くした著者が悲しみの底にいるときにほんわかした先生に出会う。旅に出たり一緒にいることで癒されていく様子が伝わってきた。この先生と過ごした日々を留めたくてこの小説を書いたんだろうな。僕は勝手にそう解釈した。
-
最後の台湾で先生そっくりの人に会ったくだり・・・わかるな・・泣けた。死ぬことはいなくなる事・・・・
-
この作品がすらすらと読めるのは、ただ単に会話文が多いからだけではない。きっと。
あえてわかりやすい文体で書かれているわけではなくてところどころ聞いたことのない日本語も出てくるんだが、それでも物語を進める手は止まらない。いねむり先生と主人公のやりとりがうまいぎこちなさで表現されていて、これはきっと全て本当にあったエピソードなんだなと思った。
登場人物の魅力というか、雰囲気自体がとても心地よいスピードで流れていって、最後までうまくまとまった作品。あっという間に読み終えてました。
ありがとうございました。