- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087716948
感想・レビュー・書評
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舞台は中学校の図書室。友だちにクラスに学校に世の中に、それぞれ思春期特有の違和感や劣等感を持つ少女たち。と司書先生の物語。
わかりすぎるくらいわかるその心模様。あのモヤモヤは今思い出しても苦い。でもそれもあっての今。どうか乗り越えらますように。大丈夫。いつかはみんな大人になるから。図書室はいつでもあけておく。詳細をみるコメント1件をすべて表示-
スツールで読む本さんそうなんですよね。過去があるから今の自分がある。なんだか読みたくなりました。ありがとうございました。そうなんですよね。過去があるから今の自分がある。なんだか読みたくなりました。ありがとうございました。2022/05/12
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学生生活の人間関係が描かれている作品。
こんな司書の先生がいたら、学校生活で悩んだときにもそっと支えてもらえそう。実際に味方になってくれる大人に出会うのは難しそうなので、子どもが中学生になる頃にそっと本棚に忍ばせておこうと思う。
今時の言葉遣いもあり、今中学生や高校生の子達にも読みやすそう。 -
4.2
→相沢さんの作品はこれで2冊目なのですが、どちらも中学生が実際に抱えていそうな悩みや問題が描かれていて、すごく読みやすかったです。
短編集で、登場人物は同じでも視点が変わっていくことによって、毎回違った見方が出来ました。
言葉遣いも現代のものが多く使われていて、小説として新鮮でした! -
中学という狭い世界の中で、
顔色を伺って、息をひそめて生きる女子達。
私も一歩間違えればどうなっていたのやら。
何とか中学を乗り切ったのは、
運が良かったとしたか言えない。
学校の中に逃げる場所があるのは大事だ。
保健室でも、相談室でも、図書室でも。
どこでもいい。
どこでもいいから、逃げてほしい。
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司書をしているものとして、読んでよかったと思う本だった。
しおり先生の言葉遣いや質問の仕方など安心できる雰囲気が想像できて、こんな司書になりたいと思う
生徒も一人一人悩みがあって、なかなかその悩みと本を繋げることが難しいけど、物語を通していろいろな感情を知れることが本の醍醐味だということを再認識できた。
何気に1番納得した言葉は、
「眼が文字の上でつっかえてしまって、なかなか書いてある言葉が頭の中に入ってこない」
だったな〜。何故か頭に入ってこない日があるんだけど、それを眼が文字の上でつっかえてしまうって言い方が的を得てて笑っちゃった。 -
学校の図書室に来る女の子達には、それぞれの抱える物がある。そんな気持ちにそっと寄り添ってくれる司書のしおり先生。劇的に状況が変わるわけではないけれど、少しずつでも変わっていければ。
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読みやすいし内容には納得がいくんだけど。
先に先に進みたいって言う話にはならなかった。
好みの問題なんだけど。 -
なんともかわいいお話
時代がぽーーんと飛ぶ
なんか・・・どーも