仕事。

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087807233

感想・レビュー・書評

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  • 悪人や電車男の制作にかかわった著者が、著名人と仕事と歯について語り合うインタビュー集。

    心から、人生を楽しくするために働くことを「仕事。」と定義して、お金のためだけの「仕事」とは区別している。

    インタビューに答える著名人は全員が自分で「仕事。」を作り出してきた人々。
    普通のサラリーマンとは違う職業の人ばかりだが、その「仕事。」への情熱はうらやましいと感じる。

    気に入った言葉
    秋元康:どんな仕事でも「キュービジュアル」がないとダメ
    慎重に間違っちゃいけないと思って選んだ道でも、人間は間違えてしまうもの。だから間違った道を行っても戻ってくる力さえ磨いておけばいい。

    糸井重里:作品で満足するのではなく、商品にして満足する。

    坂本龍一:オリジナリティのある仕事をするために、過去を勉強する。
    勉強するということは過去を知る事で、過去のまねwpしないため自分の独自のものを作りたいから勉強する。本当に誰もやっていないことをやれるかどうかという保証なんかなくても、少なくともそこを目指さないと。

  • 仕事にもいろいろなかかわりかたがある。その道の達人に共通しているのは”一生懸命に「好きなこと」を追いかけていたら・・・という自然体。人に交わることによって適当な化学反応を起こしつつ経験を積み重ねてきたのでしょう。

  • 先人の方々の芯のところ、思いを、何回も咀嚼したい。。

  • 川村元気さんが12人のレジェンドへのインタビューをまとめた本。元気さんは映画や小説など様々なジャンルで活躍してる事を今更知った。
    コレは何度も読み返したい対談集。

  • 巨匠と言われる方々に著者がテーマを持ってインタビューしたものをまとめた本。良くこれだけの著名人にインタビュー出来たなと感心してしまった。
    その言葉には特別なものはないのだが、やはり重みを感じざるを得なかった。
    巨匠は揃いも揃って、昔の事は決して自慢しない。
    その姿勢こそが巨匠なんだなと改めて思った。

  • 対談相手も川村元気本人も、それぞれの経験からいいことを言ってるんだけど、基本的には「川村元気が褒められるために、川村元気もしくは東宝の若手有能プロデューサーに興味がある人と対談してる」って感じがして少々嫌味。そういう意味では対談相手の人選に難あり。恐らく編集者が川村元気に「会いたい人いませんか?」とリクエストして、それに応じて対談相手を決めてたのだろう。出来れば「この2人を引き合わせてみたい」というマッチメイク根性が欲しかった。

  • 広い意味での芸術に生きる人たちの仕事の流儀を、著者が対談で追いかけるという構成。

    著者も同じ業界で仕事している人なので、すごく話が芸術の世界に閉じた印象を受けた。つまりは、会社勤めでいわゆる普通の仕事をしている人には、仕事論としては参考にほとんどならない。

    あくまで各著名人のエピソードを楽しむ、という位置づけで見るべきだろう。

  • 大先輩が、偉大すぎる。少しでも見習います

  • 川村元気氏が12人に聞いた「壁を乗り越え、一歩抜け出す」仕事術 マリ・クレール スタイル : marie claire style
    http://www.afpbb.com/articles/marieclairestylejp/3027061

    集英社のPR
    http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-780723-3&mode=1

  • 仕事で世界を変えてきた先輩たちは、常に未来に目を向けていました。仕事術というよりは、先輩方のものの見方を学ぶ書のような感じでした。
    私もクリエイティブに仕事をしたいものです。

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著者プロフィール

かわむら・げんき
1979年、横浜生まれ。
上智大学新聞学科卒業後、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初の小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同書は本屋大賞にノミネートされ、佐藤健主演で映画化、小野大輔主演でオーディオブック化された。2作目の小説にあたる本作品『億男』も本屋対象にノミネートされ、佐藤健、高橋一生出演で映画化、’18年10月公開予定。他の作品にアートディレクター・佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬものがたり』、イラストレーター・益子悠紀と共著の絵本『ムーム』、イラストレーター・サカモトリョウと共著の絵本『パティシエのモンスター』、対談集『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』。最新小説は『四月になれば彼女は』。


「2018年 『億男 オーディオブック付き スペシャル・エディション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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