イエスの誕生 愛蔵版 手塚治虫の旧約聖書物語 (3) (愛蔵版 手塚治虫の旧約聖書物語)
- 集英社 (1994年9月19日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087811032
感想・レビュー・書評
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聖書のことが分かりやすく描いてある。
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被害者意識でいっぱいで自閉的で周囲との調和を気にもとめず、自分たち以外の人々の歴史や文化、命を軽んじているのが、このアニメで描かれるヘブライ人だ。このアニメは、イタリアの放送局の依頼で作られたんだよね?解釈はほとんど手塚治虫らしいけど…。ヨーロッパで嫌われていたユダヤ人観を意識して作られたのか、旧約聖書を普通に読んだらこうなったのか?
本当にこれが旧約聖書に描かれるヘブライ人なら、旧約に見切りを付けて新約を作り出した人達は正しかったよ。新約だって完璧じゃないけど。 -
手塚治虫さんが全体構成と製作総指揮を行った日本テレビとイタリア国営放送RAIテレビの旧約聖書を扱ったアニメーションブックです。
絵がとてもきれいだし、話もコンパクトに大事なところがまとめられていて、聖書のお勉強になりました。
旧約聖書だから、イエスさまが生まれるところでおしまい。
何度か読み返せば、最低限の旧約聖書知識をゲットできるよ。
聖書の世界観を楽しめる人なら、内容も楽しめると思います。
らじは一神教がピンとこないので、知識を得るために読みました。 -
イタリアの国営放送からの依頼を受けて日本とイタリアとの共同体制で製作された手塚治虫版旧約聖書。旧約聖書の世界を知るうえではもってこいの作品です。ただし、各エピソードは多少大雑把で他の手塚作品と比べるとメッセージ性があまりないのが残念(手塚治虫はパイロット・フィルムにのみ参加)。
「天地創造」、「カインとアベル」、「ノアの箱舟」、「バベルの塔」、「ソドムとゴモラ」、「十戒」、「ダビデ王」、「ソロモンの王国」、「バビロン捕囚」、そして「イエスの誕生」まで全26話。 -
話がとびとびでわかりにくかった。
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3巻の途中までとイエスの誕生だけは読みました。
なんかアニメから作られたせいか読みづらかったので。
それに、思ったより面白くなかったです。
神が戦争をけしかけるようなことをするだろうか…?
なんか読んでて苦しかったです。 -
2007年8月1日
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天地創造・十戒・イエスの誕生の3巻からなる旧約聖書に忠実に描かれた手塚作品。
律法を重んじひたすら恐ろしい神との思いが強かった私だが、噛み砕いて描かれたこの作品は史実に対する興味を沸き起こしてくれた。3巻通して登場するいたずら狐ロコが可愛い。
愛と平和を最後まで追求した手塚治虫氏。
彼の新約聖書も読んでみたかった。