- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087814705
感想・レビュー・書評
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つい数年前にこんな厳しい冒険を1人で行った人がいたなんて…!命知らずって思うけどその意志の強さがすごい。無事に帰って来れてほんと良かった。途中に掲載してる渓谷や山、洞窟の写真が素敵でした。
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複数のノンフィクション賞を受賞するのも当然と感じる濃さ、上手さ。作者の若さと情熱に引きずられるように本の世界にのめり込んでしまう。
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自分は何のために生きているのか?
いい人生とは何か?
私はツアンポー峡谷に分け入り、辺境の地を旅する疑似体験を通して、生きることの全人類的な意味を模索するきっかけを得た。決して大袈裟ではなく、それほどまでに強い衝撃を受けた読書体験だった。
── 論理をつきつめれば、命の危険があるからこそ冒険には意味があるし、すべてをむき出しにしたら、冒険には危険との対峙という要素しか残らないだろう。冒険家は成功がなかば約束されたような行為には食指を動かされない。不確定要素の強い舞台を自ら選び、そこに飛び込み、その最終的な責任を受け入れ、その代償は命を持って償わなければならばいことに納得しているが、それをやりきれないことだとは考えない。(本文中より) -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04244904
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衛星写真でどこでも確認できる時代に、つい何年か前まで、こんなまだよくわからない地域があったということに驚く。人を阻む地形という自然の凄さ、スケールと、政治的に微妙な立場で立ち入れなかったということが、こんな冒険を残してくれていたんだろう。ワクワクしながら読みました。
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評価の高い本ではあるのですが、私には合わなかったように思います。最後まで読めませんでした。残念です。
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ビーパルに著者が出ていてメモしてたところで、リーダーズストアに出てきたので読んでみた。フィクションのふわふわ感がムズムスしてたところで、圧倒的なリアル感(体験してないのであくまで「感」)にひきこまれた。冒険をする理由というか理屈を織り混ぜながら、旅程を突き出してくる感じ。もちろんここまではやれないが、何かにかけてみるという気持ちが気持ち良い。
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毎日毎日、会社に通うだけの自分だけど、本を読むときぐらいは冒険家になってみたい時もある。この本は文章的に優れているとか、面白いといったわけではないのだが、自分は一気に引き込まれてしまった。まだ、地球の地図上に誰も訪れたことがない空白の地域があった頃のお話。
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1220
丹下さんおすすめの本。
リスクがあるからこそ、冒険という行為の中には、生きている意味を感じさせてくれる瞬間が存在している。冒険は生きることの意味をささやきかける。だがささやくだけだ。答えまではおしえてくれない。