- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088818672
作品紹介・あらすじ
柱稽古で岩柱・悲鳴嶼の元へ赴いた炭治郎。滝に打たれ、丸太を担ぎ、岩を動かすという厳しい修業を経て、炭治郎は悲鳴嶼に認めてもらうことができるのか!? その裏で、無残は禰豆子と産屋敷の居場所を突き止めようとし――!?
感想・レビュー・書評
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「刀鍛冶の里」「柱稽古」編を経て、一挙に柱たちと無惨たちとの戦いに突入した今巻。誰も死んでほしくないけど、そんなことは言ってられないんだろうな。
最終巻の後にレビュー書こうとしたけど、長くなりそうなので、中間報告。因みにまだこれ以降の巻を読めてません。時間切れでした。来月ぐらいになるかな。この段階で、幾つかこのマンガの世界観が小出しにされました。その他気がついたことがあります。その感想です。
単行本では、一冊に一つではなく、全ての話の扉絵の裏の空いた頁にサービスショットをつけています。ここまでサービスしている作家は珍しい。例えば、アニメ化決定で喜ぶ扉絵の後ろに「悲惨な回の話に(雑誌ならば説明ついているけど)意味わからない楽しそうな扉絵載せてごめんなさい」という絵さえ載せて謝罪しています。ここらあたりの正直さ、誠実さが、ほとんどそのまま竈門炭治郎です!また、そのサービスショットを見ていてわかるのですが、吾峠さんの絵は、出来上がりこそは書き込みが凄くて個性的ですが、ラフデッサンからペン入れ仕上げまでが、昔ながらの描き方で、全く奇をてらった所がありません。吾峠さんは努力の人です。ともかく、竈門炭治郎と同様、きつい修行をしながら身についた「考える」「最後まで諦めない」「画」なのです。はっきり言って、よくまぁ週刊誌ペースで描けたものだと感心します。その分、キャラクターが荒削りで、大まかな構成は出来ていたとしても、キャラ立ちは幾分かは多分後付けです。後々少年たちは「吾峠先生はここまで努力して僕たちに物語を残してくれた」「努力はしなくちゃいけない」と思うのではないでしょうか?「手塚治虫は生命を削りながら膨大な作品を残してくれた」と私たちが感謝するように。
さて、小出しにされている作品の世界観です。そのまま紹介するのはネタバレになるので出来ません。でも、ここで描かれている「鬼」は、決して歴史的に支配者階級から「鬼」とされたモノではないし(例えば桃太郎伝説における温羅伝説)、妖怪一族の亜流でもないことはわかりました。いま「鬼」に対する世の中の関心が高まっていますが、「鬼滅」を以って「鬼」のイメージを持たないことを祈るばかりです。また、鬼殺隊当主が無惨に指摘する言葉は、重要です。「君は(永遠を)思い違いしている。永遠というのは人の想いだ」意味がわからなかった少年・少女たちには、是非人生の課題として噛み締めて欲しいですよね。 -
ついにお館様と無惨が…
凄い人です
お館様は… -
柱の修行。
岩柱の修行では、滝行、丸太担ぎ、そして最後に
自分の背丈の倍ほどもある大きさの岩を一町動かす。
炭治郎は玄弥のアドバイスもあり、無事修行を終了する。
その間、鬼舞辻無惨は入れ替わりで上弦の肆になった鳴女に
鬼殺隊の居場所を探らせる。
鳴女に産屋敷耀哉の居場所を探させた鬼舞辻無惨本人が
余命幾ばくも無い産屋敷耀哉の前に現れる。
産屋敷耀哉は自分の余命が僅かなのを知り、
自分が囮となり鬼舞辻もろとも爆破する。
その程度の攻撃で死ぬはずもない鬼舞辻。
しかし血鬼術で身動きを封じられ、
その後珠世に鬼を人間に戻す薬を吸収させられる。
そこへ、鎹烏に召集を受けた鬼殺隊が産屋敷に集結し、
全員が無惨へ攻撃を開始する。
が・・・
鳴女により全員が無限城に落とされる。
上下左右がバラバラな無限城を舞台に、最終決戦が繰り広げられる。
え!?もう最終決戦なの!?
というくらい急に物語が進行する。
落とされたメンバーが豪華すぎて、もちろん闘いも豪華。
目が離せない!!
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大正ファンタジー活劇冒険譚!
柱稽古編、続いて悲劇・・・息つく暇も無く、無限城編へ。
柱稽古が続き、反復動作を会得して岩の訓練を達成した炭治郎は、
悲鳴嶼に認められる。語られる彼の過去もまた、鬼による悲劇。
そして最も壮絶な悲劇が鬼滅隊に襲い掛かる。無惨の登場!
産屋敷は・・・珠世は・・・。無限城に落とされた鬼滅隊の面々は・・・。
鬼舞辻無惨、君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?
134話~第142話を収録。
岩柱の柱稽古は過酷だったが、玄弥の助言で反復動作を会得!
そんな炭治郎を認めた悲鳴嶼の過去にも鬼が・・・しかも彼は盲目。
鳴女の血鬼術で突き止めた居所へ乗り込む無惨と対峙する産屋敷。
千年に亘る無惨との因果関係が明らかになる。
自らの死を無惨滅殺のコマとする産屋敷。珠世も行動を起こす。
だが、終結した柱たちや炭治郎は、無限城に取り込まれる。
待ち受けるのは、壮絶な戦いだ。そして、
しのぶが遭遇したのは、姉・カナエの仇。上弦の弐・童磨だった。
多くの情報と罠が交錯する巻。
お袋・炭治郎、訓練仲間や玄弥からと情報交換だけでなく、
匂いから、実弥のおはぎ好きの情報まで得てしまうとはね。
あ、脱水症状の情報までありましたね~。生命の危機、怖いなぁ。
善逸は受け取った手紙から、決意を固める情報を得たようです。
鳴女の血鬼術から得た情報で産屋敷の元に乗り込む無惨。
だが産屋敷の、珠世の罠が彼を襲います。
そして、無惨の罠で無限城に取り込まれる鬼滅隊の面々。
童磨と対峙したしのぶは彼の実力に絡め取られていくかのよう。
彼女の悲しい過去と真実。歪な性格の仇は倒せるのでしょうか。
また、本のあちこちにある産屋敷の家族の姿が、なんとも切ない。
気づいたけど村田さん、岩柱の柱稽古にまで到達してるって、
実は実力あるんじゃないの? -
読了
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やはりドキドキするこの闘いは自分が想像するだけでまるで自分が鬼舞辻無惨と闘っていると思ってしまうぐらいにリアルなマンガです。これはとても17巻から23巻まで読みたいと自分も本音が出てしまいます。(笑)
僕的に気に入ったシーンがあります。それは、胡蝶しのぶのみが上弦の弍の童磨が闘う所です。
自分も思わず「頑張れー!」と言いそうなぐらい胸熱展開でした。
これは小学生ぐらいの方でも読めそうなマンガでした。しかもこんな豪華なマンガで定価440円はとてもお得です。吾峠呼世晴さんが天才的でびっくりしました。みなさんも是非鬼滅の刃16巻 不滅読んでみてください。 -
悲鳴嶼さんに認められるシーンは
とてもジーンときました。
元漫画家志望少年としては(もっとも、ほとんどのマンガ少年はそうなのかもしれないですが)、つい作家目線で漫画を読んで...
元漫画家志望少年としては(もっとも、ほとんどのマンガ少年はそうなのかもしれないですが)、つい作家目線で漫画を読んでしまいます。
昨年の話題を攫った作品というものは、それなりに力を持っているので、いろんな読み方ができますよね。
おはようございます。
鬼滅の刃 アニメの方を観てたんですが、少々離れていました。kuma0504さんのレビューを読んで...
おはようございます。
鬼滅の刃 アニメの方を観てたんですが、少々離れていました。kuma0504さんのレビューを読んで、コミックスの方は、ちょっと手が出せないけど、アニメの方はまた観てみようと思いました…。
炭治郎の歌 という、挿入歌が、好きです。
アニメは「無限列車編」の直前までが作られたんですよね。そのあと映画で、単行本の2巻分ぐらいが描かれています...
アニメは「無限列車編」の直前までが作られたんですよね。そのあと映画で、単行本の2巻分ぐらいが描かれています。
アニメは実に丁寧に作られていて、作品世界のテーマを楽しもうとしたら、これでも充分です。マンガは、そのテーマをどのように作ってきたのか、その過程までも想像できる醍醐味があります。それぞれの良さですね。