- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863292
感想・レビュー・書評
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エッセイなのかな?・・・と思って手にしたのですが
本の解説には「自伝的実名小説」と。。。
なんじゃそりゃ?と思い読んでみたら、小説仕立ての
やっぱりエッセイでした(笑)
さだまさしという、繊細かつ大胆でユーモアと才能あふれる人物が
どのようにして出来上がったのか、
この本を読むとそのルーツがわかります。
今は亡き、さださんの父について書かれたこの本は
豪快且つ正義感にあふれた男の、
昭和を生き抜いた一代記でもありました。
自分が損をすることにばかり、異常に神経質な今の世の中では
もう決してこういう人物は輩出されないんだろうなぁ。。。
そう思うと、ちょっと淋しかったりもするのでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016.2.5-8
解夏、眉山が良かったから期待してしまったけれど・・ -
■ 15146.
〈読破期間〉
201/10/3 -
エッセイの様で、とても読みやすかったです。
破天荒なお父様だったのですね。
こんな風に、遺しておけるのは良いな~と思いました。 -
まあ、そんなものだけど、
読まないでおくのもなあ。
ドラマも見る。 -
さだまさしの、父親との思い出。
まず、よくそんなに昔のことを覚えているなと感心した。超個性的な父親だったというのはわかるが、それでもこれだけエピソードを覚えているのはすごい。それと、長崎の地理になじみがあれば分かりやすいが、なじみがないとちょっとわかりにくいんじゃなかろうかと思った。そういう意味では、長崎に来てからこの本を読んだことはよかった。まだ長崎の文化はわからないところがあるが、現実の知識とこういう本を読むことで理解が深まる。折しも長崎新聞でさださんの連載が始まったところなので、そちらもしっかり読みたい。 -
チチキトク、から、亡くなられるまで。間でお父さんの思い出が語られます。豪快なエピソード満載。良書です。
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【最終レビュー・再放送前&放映後に編集を少しずつ加えています】
2013年・5月読了・図書館貸出。
*2014.1/2、3
『両日のBSプレミアム放映再放送』にて
全話ようやく鑑賞し終えました。
小さな卓袱台、白黒テレビ、黒電話、昭和30年代の姿を借りながら
[ほんの小さな出来事の数々]
佐田家の登場人物全員を、「一つ一つ育んでいく姿」を通じて
【飾らず、自然体で、温和で、素朴さ、不器用だけど、純粋に生きる姿】
遠藤憲一さん(主演)の引き出す内面の芝居、セリフも大胆には長くなく、淡々としてますが、見るまんまに「コクのある味わい深さ」があって。それが、周りの家族を演じる人達にも波及していく「空間そのもの」を作り出してるなといった感じでした。
特に、1話~3話は特に、家族の様々な変化が描かれている分、とてもグッとくるものがありました。
こういうのが、至って大事だという「家族の原点」というのを改めて考えさせられる、そんな作品でした。 -
ドラマ化されたものは見ていないが、さだまさしの豪胆な父親の物語である。
危篤を告げられてからの数日間と、父にまつわるいろいろな思い出が交互に語られている。
さだまさしが映画「長江」で巨額の債務を負ったということは聞いていたが、それは父親が原因だったとは知らなかった。
作中ではその顛末は語られていないが、他の様々なエピソードから、さもありなんと、想像をふくらませた。
こんな肝っ玉の太い親父は、もう日本には生まれないかも知れない。