かすてぃら

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 317
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784093863292

感想・レビュー・書評

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  • エッセイなのかな?・・・と思って手にしたのですが
    本の解説には「自伝的実名小説」と。。。
    なんじゃそりゃ?と思い読んでみたら、小説仕立ての
    やっぱりエッセイでした(笑)

    さだまさしという、繊細かつ大胆でユーモアと才能あふれる人物が
    どのようにして出来上がったのか、
    この本を読むとそのルーツがわかります。
    今は亡き、さださんの父について書かれたこの本は
    豪快且つ正義感にあふれた男の、
    昭和を生き抜いた一代記でもありました。

    自分が損をすることにばかり、異常に神経質な今の世の中では
    もう決してこういう人物は輩出されないんだろうなぁ。。。
    そう思うと、ちょっと淋しかったりもするのでした。

  • 2016.2.5-8
    解夏、眉山が良かったから期待してしまったけれど・・

  • ■ 15146.
    〈読破期間〉
    201/10/3

  • エッセイの様で、とても読みやすかったです。
    破天荒なお父様だったのですね。

    こんな風に、遺しておけるのは良いな~と思いました。

  • まあ、そんなものだけど、
    読まないでおくのもなあ。

    ドラマも見る。

  • さだまさしの、父親との思い出。
    まず、よくそんなに昔のことを覚えているなと感心した。超個性的な父親だったというのはわかるが、それでもこれだけエピソードを覚えているのはすごい。それと、長崎の地理になじみがあれば分かりやすいが、なじみがないとちょっとわかりにくいんじゃなかろうかと思った。そういう意味では、長崎に来てからこの本を読んだことはよかった。まだ長崎の文化はわからないところがあるが、現実の知識とこういう本を読むことで理解が深まる。折しも長崎新聞でさださんの連載が始まったところなので、そちらもしっかり読みたい。

  • チチキトク、から、亡くなられるまで。間でお父さんの思い出が語られます。豪快なエピソード満載。良書です。

  • 身内のことを書いているせいか、本人や関係者なら
    もっともっと面白いんだろうなあ、と思った。
    しかしすごい人です、お父さん。

    偶然今日と明日で、テレビで映像が放送されるので、
    そっちも見てみたいと思います。

  • 【最終レビュー・再放送前&放映後に編集を少しずつ加えています】

    2013年・5月読了・図書館貸出。

    *2014.1/2、3

    『両日のBSプレミアム放映再放送』にて

    全話ようやく鑑賞し終えました。

    小さな卓袱台、白黒テレビ、黒電話、昭和30年代の姿を借りながら

    [ほんの小さな出来事の数々]

    佐田家の登場人物全員を、「一つ一つ育んでいく姿」を通じて

    【飾らず、自然体で、温和で、素朴さ、不器用だけど、純粋に生きる姿】

    遠藤憲一さん(主演)の引き出す内面の芝居、セリフも大胆には長くなく、淡々としてますが、見るまんまに「コクのある味わい深さ」があって。それが、周りの家族を演じる人達にも波及していく「空間そのもの」を作り出してるなといった感じでした。

    特に、1話~3話は特に、家族の様々な変化が描かれている分、とてもグッとくるものがありました。

    こういうのが、至って大事だという「家族の原点」というのを改めて考えさせられる、そんな作品でした。

  • ドラマ化されたものは見ていないが、さだまさしの豪胆な父親の物語である。
    危篤を告げられてからの数日間と、父にまつわるいろいろな思い出が交互に語られている。
    さだまさしが映画「長江」で巨額の債務を負ったということは聞いていたが、それは父親が原因だったとは知らなかった。
    作中ではその顛末は語られていないが、他の様々なエピソードから、さもありなんと、想像をふくらませた。
    こんな肝っ玉の太い親父は、もう日本には生まれないかも知れない。

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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