- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093863292
感想・レビュー・書評
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さだまさしさんのお父さんの思い出。
危篤のベッドサイドでお父さんの破天荒な生きざまを振り返る。
客観的にはとても良い親父とは言い難いのに、肯定的に受け止められるまさしさんは大人で親孝行だな。
お祖母さん、お父さん、お母さん皆、生き方が凄い。
それを受け継いだのがさだまさしさんなのだなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さださんはやっぱりすごい。
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くすりと笑えた。
悲しさと紙一重の
家族の幸せな思い出。
あたたかい。 -
小説って分類になってるけど、こりゃエッセイですよね
すごいお父さんだったんだ、さださん
私の亡くなった父とほとんど同じの大正9年生まれの方だったそうですが、この世代の人は戦争を生き抜いた人たちで、私の父はタイプは全く違ったけど、改めてすごかったよなあって思いました
合掌
これもNHK BSで遠藤憲一でドラマが始まります -
破天荒で型破りだけど情に厚い…そんなさだまさし氏の父君の数々の武勇伝に抱腹絶倒。ひとたび事件が解決すればそこには父君の好物のカステラが甘い香りを放って登場。どこか昭和のノスタルジーを誘います。家族の温もりがちょっぴり懐かしくなった方にオススメの一冊。
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さだまさし本人のお話でした。
有名人の家族ってなんか普通じゃない方が多いですよね。さだまさしさんのお父さんも例に漏れず、ファンキーな感じで、でも人柄の良さは、お葬式に参列した人数を見てもよく分かります。
最後の誕生日のケーキがかすてらでろうそくを消したのは、粋でした。
素敵な人の周りには素敵な人が集まってくるんですかね。 -
読後、ほわっと心が暖かくなった。ずれた感想としては、カステラ食べたくなったし、定禅寺通りのライトアップ見たくなった。
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昨年ラジオで流れて来た『パンプキンパイとシナモンティー』に嵌り、『ローズパイ』を口ずさむようになった我が夫。
さだまさしさんのライブ見てみたいなぁ~と思ってたところ、実家に置いてあったこの本。
なんかイメージ通りの方でほのぼのしました。 -
さださんのお父さんが亡くなられるまでの話と、家族の思い出。
他の本読んで知ってる話も結構あったけど、お父さん、豪快な人だったんだなあ……
ちょっと涙腺がゆるむのは、ラストのカステラのあたりかしら。
カステラは好きだけど、豆大福ほど好きじゃあない。
でもこれを読むと、カステラ食べたくなります。
そして、語れるだけの家族の思い出があるっていいなあって思う。
日常って誰に話すほどでもない、世間話の類で終わってしまうものだと思うけど、さださんのところは事件だらけで(笑)
うちは、そんな事件はないし、いずれ忘れてしまうものばかりだけれど、覚えていることはあって、小さくても大事。
これはお父さんとの話だったので、自分の小さな思い出。
「お父さんすごい!」って思ったこと。
父が自分で洗車をしていて、弟もそこにいたかは覚えていないけれど、私は公園で遊んだり、バケツの水をかえたりしていた。
そこへ、クマンバチが飛んできて、父の頭の周りを飛び回っている。
子供心だから、クマンバチなんて怖いわけですよ。
自分だったら今でも慌ててしまったろうと思うけど、父はじっと動かなかった。
ハチが去るまでそうしているのかなと思ったら、ハチはますます近寄ってきて、今にも頭を刺しそうな位置に近づいて。
その瞬間、父が左手に持っていた、車拭き用の濡れた布でビシャン!と、クマンバチを叩き落とした。
たったこれだけ。
福島の田舎育ちだからハチなんて慣れてたんだろうけど、じっと動かずにいて、しかも耳のあたりをうろついているハチを、左手の布で仕留めた……今でも、すごいなあって思ってる。 -
昭和生まれの世代が同じで大変共感が持てました。