本を守ろうとする猫の話 (小学館文庫 な 13-5)

著者 : 夏川草介

• 小学館 (2022年9月6日発売)

感想・レビュー・書評

[shakeさんの感想 · 2022年10月5日]

大切なことが描かれている。
この本に出会えて良かったと思える本。
一気読み。
私も作者の策略にハマりそう。

[はっちさんの感想 · 2024年3月22日]

本との関わり方は人それぞれ。(もちろん関わらないというのも選択)だけど、本と関わる選択をしたからには、大切にしたいし学びたいしその世界に入りたい。
「本を読むこと」正直何が正解とかはないと思うけど、読書は宝物だなと思う。じっくり味わって楽しんで考えていきたい。
敬遠されがちだけど、名作には所以がある。

[ぴこにゃさんの感想 · 2024年3月20日]

冒頭の一行から、どこかで見たような分だなぁと思って、解説まで読み進めてスッキリしました。
あらためて目次を見てさらにスッキリ！
クリスマス時期に何度も読んでる作品だったのに気付かなかったです。
内容はワクワクするお話ではないけれど、無性に世界中の過去の名作を読みたくなる一冊でした。

[ヤドン。さんの感想 · 2024年3月2日]

良かった。
本を愛する作者の気持ちが随所に散りばめられている作品だと思った。本を読むとはどういうことか、本とは何なのか、作者に教えてもらった気がする。
著名な作家や過去の文豪たちの名前が出てくるのも面白かった。

[totenagashiさんの感想 · 2024年3月2日]

"委員長キャラがいる"
これだけで優勝。

[firststepさんの感想 · 2024年1月4日]

この作品を読んだことで、私はもう一度最初の一歩を踏み出すことができました。
私も本からいろんなことを教えてもらいましたし、救ってもらったこともありました。
こんなにも私は本が好きなのかと認識を新たにした一冊でした。

[matsunokaoriさんの感想 · 2024年1月3日]

あなたにとって、本とは？読書とは？

[1999687番目の読書家さんの感想 · 2024年1月1日]

神様のカルテの著者が送る読書とは何かがテーマの本。星の王子様のような感じ

[hazel8483さんの感想 · 2023年12月30日]

ほぼ引きこもりの高校生
育ての親代わりの祖父が亡くなり
住んでいた家で営んでいた古書店も
閉めなければならなくなる。

そんなある日、彼を「二代目」と呼ぶ
しゃべる猫があらわれて
本を救うために力を貸せというのだが。

うーん。
すごくまっすぐに本を愛する心を
物語に取り込んで語ってくれるのですが
読み手の私がヒネてるので
そこまで響かなくてごめんなさい。

３話目の
出版文化を守るために
内容の薄い本を多売して稼ぐ社長の話は
ちょっとこんなふうに改心してくれても
いいような気もしますね。

[ほんたまさんの感想 · 2023年11月23日]

何故本を読むのか？読むと何が得られるのか？
人を思う心。

読んでみて難しいと感じた本があったならそれは新しいことに出会えた証、っていうのもしっくりきて良かった。

著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同作は10年に本屋大賞第２位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ２』『神様のカルテ３』『神様のカルテ０』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。