- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101036144
感想・レビュー・書評
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山田詠美さんの恋愛小説は、これしか読んだ事がない。幸せなラブストーリーが読みたくなって再読。
いつもくっついている、キュートなわがまま娘ゆりちゃんと、涙腺のゆるい純情青年ロバちゃんことロバートの、コメディタッチの恋物語。お互いが、好きすぎて、ゆりちゃんは、ロバちゃんを、かみかみ、ペロペロと、動物みたいになったり、愛情を表現できなくて、泣き出したり、いじけたり……。ロバちゃんは、そんなゆりちゃんに、オロオロしながらも、ママのように世話を焼いたり、大きな愛情で、包んでくれる。
ベタベタ、甘甘の、スイートすぎるお話だが、二人の会話や行動が、はじけていて楽しく、ちょっぴりうらやましくなってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう原始的な関係って子供みたいだからすぐできそうにも見えるけど、そんなことない、すっごく難しいと思う
好きな人と動物になりたい
野中柊さんの解説が好き -
実は大好き。全然有名じゃないけど。
当人たちが最強に最高にハッピーで、ラブリーだったらなんだっていいじゃねぇか主義の皆さまに。ぜひ。 -
真面目な好青年のロバートと破天荒なゆりちゃんのほのぼの(!?)な日常。
ゆりちゃんの真っ直ぐな感情を大きな愛で受け止めてくれるロバート。
愛する人に全身で愛してるって伝えて、愛してる人からの愛を全身で受け止めて良いんだ!って思える本。 -
はちゃめちゃな恋人同士の話。
ほんとにすごい。お互いを愛し合ってもここまでめっちゃくちゃにはなれないと思う。
ゆりちゃんとロバート破天荒なゆりちゃんとそれを受け止めるロバートいやふつーに引くだろってことでもこの2人には大丈夫ちょっとぶっ飛びすぎだけどでもほんの少しだけ憧れるよねこういう関係って感じ -
好きなひとに、大好き!っていっぱい言っても、ずっとくっついてたーい!って思ってそうしても、いいんだ?!そうしよーっと!
って思わせてくれた本。
いつもクールでカッコイイ大人の女のお手本だった詠美さんのデレ部分にも悶えた。 -
こんなに多幸感に溢れた小説を、私はまだ他に知らないなぁと思う。育った環境もまるで違う二人が一緒にいることで優しさ、慈しみ、痛み、悲しみ全てをひっくるめた愛を知っていく様子のなんと幸せなことだろうと思い、目を潤ませつつ微笑みながら読んだ。全身で相手にぶつかって笑ったり泣いたりするゆりちゃんと、相手の喜びや苦しみも自分のものとして受け取るロバちゃんの動物同士のような恋人関係は、気取りも見栄も打算もなくて理想的だと感じる。
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私もゆりちゃんみたいに魅力的な女性になりたい。
ロバちゃんみたいなやさしい相方がほしい!!
それくらい二人の関係は素敵なんです -
はじめて読んだときは、遠い世界の話で、ただ楽しいって思ったけど、今は身近に感じる。
愛って病気で、双子は結婚だ! -
とってもポップでキュートなカップル2人の可愛らしい日常のおはなしです。難しい理論はなしにして、動物のように愛し合える関係はやっぱり素敵って思えます。
山田詠美先生、振り幅が大きいです、すごいなぁ。。