ローマ人の物語 (7) ― 勝者の混迷(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101181578

感想・レビュー・書評

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  • ポンペイウスきたー。
    あとカエサルもちょっぴりきたー。

    ローマ荒れまくりです。
    こんだけ荒れても国自体はしっかり健在なのがすごいです。
    内乱があっても、外との戦争には負けないぜー、みたいな。一部負けても、勝つべきところでちゃんと勝つ。
    共和制ローマのほころびがちょくちょく見えてますが、あと数十年でカエサルがそれに終止符を打っちゃうんですよね。
    やっぱりこれだけの大きさの国を、ローマ式の共和制で治めるのには限界があったのでしょうか。

    とにかくいよいよ次はカエサル、期待して待ちます。

  • 2009/03/20

  • 内乱が最も悪い。

  • 本は薄いが中身は濃い内容だった。スッラ、ルクルス、ポンペイウスと魅力的で実力のある政治家/将が登場し、スキピオ以降を彩る。メッセージとしては「自分ができること(考えること)が他人ができること(考えること)ではない」ということと「戦闘には補給路が第一だ」という事かな。
    勉強になるなぁ。カエサルがちょくちょく出てくるが、8巻以降では主人公となるのであろう。楽しみだ。

  • ハンニバルとシーザーの間。
    時代間を味わうのにはいいと思います。

  • 6巻〜7巻通じての感想。

    スッラってこんな面白い人だったのかー。マリウスもいいけどスッラ好きだー(笑)
    当たり前だけど歴史は積み重ねるほど深みが増してくるね。
    ローマ建国から約800年。共和制が終焉を迎えようとしているわけだが・・・。
    次巻はいよいよカエサル!wktkwktk

  • スッラが共和制を立て直そうと奮闘した混迷期の後半。しかし帝政への流れは止められなかった。悪く言えばなんとなく停滞感のある本巻ですが、別の言い方をすれば、次巻への期待が膨らみました。

  • グラックス兄弟の後に登場したマリウス。マリウスのもとで成長していったスッラの独裁による元老院体制を守るための改革。
    しかし時代は元老院体制を崩壊させていく。次いよいよカエサルか。

  • グラックス兄弟の後に登場したマリウス。
    平民出身で軍事的才能を発揮し執政官に上り詰める。そしてその彼の下で成長していったスッラ。
    最終的に2人は指揮権を巡り争い始めます。
    それが、多くの人間を巻き込むことになり、多大な犠牲のもとに、スッラの統治体制が確立されます。
    しかしそれも彼の死後数年で崩壊し、ポンペイウスなどが台頭してきます。
    しかし歴史が求めていたのはポンペイウスではなく、彼の後に現れる天才的英雄だったのです。

  • 混迷を極めるローマは内戦状態に。
    内戦を制した守旧派の頭目スッラは改革派をクールに殺しまくる。
    怨念渦巻くローマで改革派は息を潜め反抗の時を伺う。
    やがてスッラも死にポンペイウスの登場となるが・・・。

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