英傑: 西郷隆盛アンソロジー (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101263625

感想・レビュー・書評

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  • 大河ドラマが西郷隆盛だけれど、そういえば、あまり知らないなあ、でも、長編を読む気にもなれない…ということで、手にしてみた本。芥川龍之介が入っているところが興味深かったが、正直、全体的に「西郷」を描いたわけではなく、その周辺の話や官軍側の話だったりで、西郷のことを知るには不向きであった(当たり前か)。
    その中でも、やはり、池波正太郎は読ませた。部下の桐野利秋を主軸にしながら、大久保との確執を生んだ征韓論を取り上げ、西郷の分析にもなっている。
    芥川も少し変化球であったが、西郷が生きている、という問いは、歴史の捉え方についてのテーゼでもあり、あの芥川が、と思うと、面白い。

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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