- Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101270227
感想・レビュー・書評
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初読
お風呂の中で1章ずつ読んでたのだけど、
続きが気になるので一気に読む事に。
読み終わって
「なんじゃこりゃぁーー」(下町ロケットの阿部寛の声で)
いやぁ、お風呂の中で読んでたノート3くらいまでは面白かったんだよねぇw
レビュー読んだら似たような方が多くて笑った。
主人公への共感は必須ではないしクズでもいい、
人間の負の部分は変わらないのか、忘れてしまったら罪は消えるのか、
そのテーマは興味深いし読んでみたいと思う。
けどその辺の葛藤も特になくいきなり火に飛び込んで子供を助けるか否かとかw
若い時の元カレが出てきて母のようにどうたらとか
何故そうなったw
打ち切りエンドの様な展開に呆気に取られる秋の夜。 -
あまりすっきりした読後感ではないな。途中から間延びしてしまった感じ。もう一歩。
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前半は面白いのですけどね。後半は。。。
どうも、この手の人物像は嫌いでして、一寸というか相当ペースダウンしてしまいました。ただし、これはあくまで個人的に好き嫌いの問題ですので、他の人がどう感じるかは別です。
素直に感想を書くとネタバレになってしまうので書きにくいのですが、もう少し救いのあるエンディングにならなかったものかと思います。そういう終わり方も出来ると思うのですが。。。
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真保裕一さんを好きになったきっかけの一冊。
記憶を失くした青年は「今」だけを生きていた。
しかし、記憶を失った背景には驚くべき真実が隠されていた!
入院中に友人がお見舞いに持ってきてくれた本の中に本作がありました。
読み出したら止まらなくて。一気に読んでしまいました。
隣のベッドのおばちゃんにも貸してあげたけど、同じように「一気に読んでしまった!」と興奮気味に語っていました。
徹夜覚悟で是非読んでみてください! -
中間は止まらなくてどんどん読んだ。「アルジャーノンに花束を」的な回復劇には爽快感を覚えた。
しかし、途中から雲行きが怪しくなり、結末では「もうやめて!」と思いながら読んでいた。はたからみたら、なぜ?とか、こんな簡単なことなのに、そんな馬鹿なことして、などと思う。でもそれが人間というもので、わたしたちは第三者からみたらどうでも良いことに気を揉んだり、くよくよしているものだ。主人公の人生は、わたしの人生とちっとも変わらないのかもしれない。
複雑で単純な人間模様を書いた小説。 -
傷の再生のためにはかさぶたを剥がすべきなのか、放置するべきなのか?たとえ剥がしたところで現れる古い皮膚は克己にとっては他人のものだ。自分がどんな人間で、どんな風に生きてきたか、すべての記憶を失っているのだから。
でもかさぶたを剥がしたくなるのも人情で、剥がしたあとで傷口の醜さにおののくこともあるだろう。克己の自分探しはまさにそれ。結末が切ない。 -
真実がどこにあるのか気になって一気読みでした。そういう意味では面白かったんだけど。。。
主人公には同情の余地はあるにしても共感できないし、読み進めるうちに、その自己中心な性格にだんだんと嫌悪感さえ覚えるようになり。読後はもやもやとした感じです。
ということで評価に困る作品でした。