奇跡の人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1906
感想 : 196
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  • Amazon.co.jp ・本 (574ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270227

感想・レビュー・書評

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  • 嘘の連鎖がストーリーを組み立てて行く筋書きが凄い。

  • 中盤からとにかく主人公がイラつく。
    自分勝手でクズ人間すぎる。

  • 悼み人

  • これを推理小説のカテゴリーに入れて良いのか?と思うが・・・。
    主人公が自分は誰なのかを、少しづつ解き明かし、自分自身の正体と直面した結果、葛藤を生ずるという点、もっと盛り上げても良いような気がするが、とてもおもしろい。
    話の途中で、「もうやめようよ」と声を掛けたくなるくらい、話に引き込まれてしまうあたり、作者の仕掛けに乗ってしまった証拠だろう。

  • んー。ホワイトアウトのインパクトが強すぎて、かすんでしまう。

  • テーマが地味に感じていたが、想像以上にドラマチック。読んでいて苦しくなるくらい、本当の自分に目覚めていく中盤以降のドロドロとした盛り上がりは圧巻でした。

  • 主人公は自分の忘れてしまった過去が知りたい。「僕は誰なんだ」と。過去にどんな人であったかという意味で自身に投げかける「僕は誰なんだ」という言葉が、小説全体では違う意味合いも持つ。
    ストーリーにちょっと無理があることと、登場人物の心の動きが不自然な気がしてのめりこめなかったのとで、★3つ。

  • スリリングな展開、だけどなんか後味が悪い。どっかに似たような話があった気がする。

  • 記憶ものの定番メニュー。
    可もなく不可もなく安心して読める本

  • 交通事故により一度は脳死判定寸前で命をとりとめた主人公。
    入院先の病院では奇跡の人と呼ばれています。
    しかし彼は事故以前の記憶を全く失くしていました。
    8年にわたるリハビリ生活を終え、退院時には31歳になっており、
    その間に唯一の家族である母は他界。
    退院後、亡き母が遺してくれた家に戻った主人公は、
    失くしてしまった過去を取り戻そうとします。

    物語の設定は面白いと感じました。
    そしてストーリーの半ばくらいまでは
    どんな過去が隠されているのだろうかと、大変興味深く読んでいたのですが、
    後半部分は主人公に感情移入できないどころか、不快で不快で仕方なく、
    読むのが苦痛になるくらいでした。
    ラストも私には合わず、なんだか残念な気持ちになりました。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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