蒼路の旅人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101302799

感想・レビュー・書評

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  • チャグムー!!

  • 守り人シリーズも後半戦。
    この巻は、大いなる最終章の扉の一歩前にいる感じ。
    まだ始まってないけどわくわくする、というような。

    チャグムがほんとにどんどん大人になっていく。。
    バルサもシュガもいない中で、
    ひとりで奮闘する姿が愛しい。

  • 2014.09.17

  • ファンタジー成分少なめで展開する第6弾。帝国の強大さ、新ヨゴの絶望的な状況を描き、ラストに繋ぐためのお話し。

    どうなるのかなぁo(゚ー゚*o)

  • 守り人シリーズ第6弾。チャグムの個人伝記のような印象。

  • 2014.5.11 pm6:26 読了。帝に捨て駒にされたチャグム。彼は捨て身の行動に出る。国を救うことはできるのか。チャグムの思いはきれいごとに見える。もう少し物語に階層が欲しかった。この深さだからこその良さもたくさんあるけれど。良くも悪くも典型的な王道ファンタジー。ちょっと現実から離れて息抜きするのに最適。また図書館に行かねば…なんだかんだ言って続きが気になる。

  • チャグムの海を中心とした旅と、政治的なあれこれ。ほんとに歴史・政治が色濃くて、ファンタジーは影薄い。海上での祖父とのやりとりや、拉致られてからのヒュウゴやセナとの触れ合いが、いい影響になって後々まで活かされている構成が素晴らしい。しかしチャグムの父帝が憎たらしい。チャグムに比べると器が小さいというか・・・臨機応変さに欠けるんだろうか。残りページをにらみながら、これ人質のまま続くんじゃねぇの、と思ったら、意外な転向。チャグムの考え抜いた上での選択に、セナと同じく幸運を祈る。

  • このシリーズ、時間をあけすぎて読むからか、
    読んだのか、読んでないのか記憶になくて、いつも途中まで
    「読んだかな~?」という疑問に囚われています。
    今回はこれが初読みだったらしい。

    チャグムの冒険(というか捕虜の旅)と葛藤。
    瀬戸際に立たされている新ヨゴ国を知って苦悶する皇子様の姿。
    物語は序盤からずっと緊迫に満ちているわけですが、
    初作からだいぶ成長したのね、と思ってなんだかじんわりします。
    しかし最後、「いや!いくらなんでもそれはない!!」

  • チャグム旅立ちの一冊。

    これを読んで、作者の結末への構想の壮大さに気付き、ドキっとさせられた。

    今までは国の中での争いや冒険が中心であったのに、今は国と国を繋ぎ、また分かつ大きな流れの中にいる。
    そうしてその渦中で奮起するのが、チャグム皇太子なのだから、シリーズをここまで通して読んできた読者にはたまらない。

    人を惹きつける在り方には、帝とチャグム、正反対のものが備わっている。
    そんな父子の関係が、完結に向けてどのように動いていくのかも気になる。

  • 守り人シリーズの中の旅人編ということでバルサは出て来ません。チャングムがを中心にこの世界が大きく動いて行きます。
    そして、この話は次の天と地の守り人に続く序章のような話で、それぞれの物語が少しずつ進みそこで終わってしまいます。

著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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