- Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101307510
感想・レビュー・書評
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2018年6月23日、読み始め。
2018年7月7日、読了。
●2023年9月11日、追記。
5年前に読んだ本か。
レビューが簡単すぎるので、追記します。
本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
五十歳で初めて子を授かった松坂熊吾は、病弱な妻子の健康を思って、事業の志半ばで郷里に引きこもった。再度の大阪での旗揚げを期しつつも、愛媛県南宇和の伸びやかな自然の恵みのなかで、わが子の生長を見まもる。だが、一人の男の出現が、熊吾一家の静かな暮らしを脅かす…。熊吾と男との因縁の対決を軸に、父祖の地のもたらす血の騒ぎ、人間の縁の不思議を悠揚たる筆致で綴る。
---引用終了 -
主人公のまわりではいろんな事が起こり、ストーリーはどんどん進んで行く。人間の内面を深い考察でえぐって行くところは興味深い。また、ストーリー展開が早く目まぐるしいため、感想というより次の展開が気になる。一つ上げれば、伊佐男からの恨みがどんな風に熊吾に襲いかかり、熊吾はどう対応するのどろうか?と重いながら読み進めたが、以外な結末を迎えた。
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第一部を読んですごい小説だなぁと思い、第二部を読んでもやっぱりすごい小説だなぁと思った。一冊、一冊読み終わるたび、一回り人間が大きくなれるような気がする(ほんとになれたらいいんだけど…)。それほど人生訓や印象に残る言葉が数多くちりばめられている。
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久々に追いかけている作品‼️
勿論完結編まで読み続ける‼️ -
第二部
舞台は南宇和郡一本松村。
愛息・伸二の五歳までの成長を軸に熊吾が己の人生の意味を模索する。
異常な執念で熊吾への恨みをぶつける地元のヤクザ・増田伊佐男との再会。
伊佐男の画策した闘牛をキッカケに出会った深浦港の網元・和田茂十の、県議選出馬に伴う選挙参謀としての活動。
茂十の罹患…そしてその死。
妹・タネとその情夫・政夫の為にお膳立てしたダンスホール。
政夫の転落死。
ついに、長きに渡って絡み続けた伊佐男の自死を経て大阪へ戻る決意を固める。 -
読了
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熊吾の人間としての魅力
男としての魅力により引き込まれる
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話を追うごとに、主人公に共感できず、この辺でよいかなと…
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病弱な息子のために大阪の事業を畳み、故郷の伊予に帰った松坂熊吾。
彼と妻の房江、彼らを取り巻く人々。
そして40年前の熊吾への恨みを晴らすために現れたやくざ者の伊佐男。
熊吾は彼とどう対峙していくのか。
圧倒的なキャラクターの熊吾が、美しい伊予の景色の中で描かれる。