ぬるい眠り (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.38
  • (184)
  • (539)
  • (1118)
  • (109)
  • (23)
本棚登録 : 7024
感想 : 591
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101339238

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 題名のとおりぬるい話でした

  • 20231101

  • ぬるい眠り
    青く寂しい空気が漂う夏。
    はじめて深く繋がりたいと思えた人。しかしその人は既に違う人と契りを交わしていた。決して侵害できない縛り。それでも想い焦がれ、ひたすらに求める。 終わり方は胸が詰まるような切なさがあった。

    作者の情景や心情を繊細に拾い上げ表現している文体がすごく素敵で、ひたすらに世界観に浸っていた。
    主人公の感情を理解しきれないところもあった。

    特に好きだったお話は
    ラブ·ミー·テンダー
    放物線
    災難の顛末
    清水夫妻

  • ノミの話だけ苦手
    江國さんの独特の雰囲気が溢れててよかった

  • 本の内容はタイトル通りの温度感で、まったり読むことができた。

  • きらきらひかるを思わず買い直した。あの世界がまた違った視点で繰り広げられてて、なんだかとても落ち着く
    他には表題作と、清水夫妻の話が好き

  • 半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。(e-honより)

  • 「とろとろ」がすきです

  • 江國香織の恋愛小説は面白い。少し風変わりだが自然で嫌味のない人間味の登場人物が織りなす会話や行動が何とも言えないゆったりとした空気の流れを感じさせてくれる。どんでん返しも驚きの仕掛けもない作風はとても好感が持てる。

全591件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

江國香織の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×