陽だまりの彼女 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2011年5月30日発売)
3.51
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784101353616

みんなの感想まとめ

多様な解釈が可能な物語が展開され、恋愛小説の枠を超えた深みが魅力の作品です。幼なじみの真緒と再会した浩介は、彼女がかつての姿から見違えるほど成長していることに驚きますが、彼女には隠された過去があり、そ...

感想・レビュー・書評

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  • スマホのAIモードで『恋愛小説』を検索して購入した作品。
    なので一言でいうといわゆるコテコテの恋愛小説なんだろうと思い込んで読み始めました。
    が予想していた内容とは全く違ってました。

    最初のあたりは『うん、うん』と思いながら読んでましたが、途中からは『(・・;)』ってなって、最後は『(@_@)』ってなりながら読み終わりました。
    『僕はいったい何を読んでいたんだろう?』『恋愛小説?ミステリー?やっぱり恋愛小説か』っていうのが素直な感想です。
    感想を書きすぎるとネタバレにもなってしまう作品ですし、僕の感想も意味が分からないと思いますけど、読んだ方の中にはわかっていただける方もいるかも^_^

    越谷オサムさんの作品は初めてでしたが、他にどんな作品があるのかめちゃくちゃ興味が湧いてくるそんな素敵で不思議な作品でした!
    ありがとうございましたm(__)m

  •  人によっては物語の解釈が異なる本だと思いました。この本のジャンルを恋愛小説だという方がほとんどだと思いますがミステリーとも捉えることができますし、ファンタジーとも捉えることができます。結末はハッピーエンドだと思う方もいればバッドエンドだと思う方もいます。私はハッピーエンドだと感じました。
     「学年有数のバカ」と呼ばれてきた幼なじみの真緒と十数年ぶりに再会した浩介。彼女は冴えない人からデキる女に変わっていた!でも、彼女はとんでもない過去を抱えていて…
     この結末は正直賛否両論かな?と思います!私は好きな結末でした。
     この本を読んだ事がある人の意見がもっと知りたいなと思いました!

  • 著者、越谷オサムさんは、ウィキペディアによると、次のような方です。

    ---引用開始

    越谷 オサム(こしがや オサム、1971年 - )は、日本の小説家。

    ---引用終了



    で、本作の内容は、「BOOK」データベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    幼馴染みと十年ぶりに再会した俺。かつて「学年有数のバカ」と呼ばれ冴えないイジメられっ子だった彼女は、モテ系の出来る女へと驚異の大変身を遂げていた。でも彼女、俺には計り知れない過去を抱えているようでーその秘密を知ったとき、恋は前代未聞のハッピーエンドへと走りはじめる!誰かを好きになる素敵な瞬間と、同じくらいの切なさもすべてつまった完全無欠の恋愛小説。

    ---引用終了

  • え?こう来るんだ!

    映画も観ておらず、なんの前知識もなくこの小説を読んだので、読み終わってそんな感想を持った。

    キャッチコピーが「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」だったそうだ。途中までは恋愛小説としてとても楽しめる。浩介と真緒の再開から駆け落ちまでのスピード感が若さ全開で心地よい。

    そして、まさかのラスト。
    いろいろな受け止め方があると思うけど、僕はハッピーエンドだと思った。

    娘から借りたものの表紙の絵にげんなりして、ソッコー返そうかとも思ったが、読んでみて正解だった。とても楽しめた!

    真緒がハッピーな時に口ずさむビーチボーイズの「素敵じゃないか」は僕にとって永遠の夏歌ベスト3のうちの1曲。
    (ちなみにあの2曲はスチャダラパーの「サマージャム'95」とチューブの「あー夏休み」)
    この曲が収録されたアルバム「ペット・サウンズ」を聴きながら読んでみてください。

    • naonaonao16gさん
      たけさん

      お疲れ様です!

      娘さんと表紙の好みが合わない話がいつも面白いです(笑)
      たけさん

      お疲れ様です!

      娘さんと表紙の好みが合わない話がいつも面白いです(笑)
      2021/07/13
    • たけさん
      naonaonao16gさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます!

      娘とは全然好みが合わないですね。会話も噛み合わない。だからこそ...
      naonaonao16gさん
      こんばんは!
      コメントありがとうございます!

      娘とは全然好みが合わないですね。会話も噛み合わない。だからこそ、おもしろいんですけどね。

      この本も自分からは絶対選ばない類なので、新鮮でした。女の子って猫なんだな、と気付かされました。
      2021/07/13
  • 中学時代の短い期間を同じ空間で過ごした僕と真緒。10年振りに仕事先での再開から、二人の恋が動き始める。中学生の時の彼女は、おバカな冴えない少女だった。彼女の成長振りに驚きながらも、昔の淡い気持ちを思い出す。
    10年程前のヒット小説。映画化もされてるんですね。真緒は、上野樹里さんのようで、本当に適役だなと思います。真緒のキュートなキャラにピッタリ。
    恋愛小説もいろいろ読みましたが、今回は、ラストギリギリまで、彼女の嘘に騙されてしまいました。作者さんの筆力です。裏表紙のあらすじも、読後読んだのですが、ネタバレなしの絶妙感。
    執着愛のベタラブ恋愛小説ですが、大人のファンタジーが楽しめます。

  • 最後にまおは、人を助け3階からジャンプして猫になってまおいろいろやり過ぎまおすごいな!そして猫になったまおとこうすけであえてよかったと思いました。

  • ハッピーエンドかどうか賛否両論わかれる恋愛小説。

    中学生だった頃バカでイジメられっ子だった彼女と十年ぶりに再会する。その彼女が運命の人だった。そこから2人で愛を育んでいく。

    いろんなところに伏線が散りばめられており、繰り返し読みたくなる。どういう結末かわかっていても読み返したくなる作品。

  • 2023.9.19 読了 ☆8.3/10.0

    最後に伏線を見事に回収して、「そういうことだったのか!」ってなったけど、不思議な読後感だった

    読んだ直後は呆気に取られ、出てきた第一感想は「まじか…」。

    でもじわじわと、そのストーリーの意味や伏線を思い出して自らで回収できた時、2人の出会いからの奇跡や生活の愛おしさが肌で感じられて、ほっこり。

    でもそれまでが冗長で、少し退屈でもあり、有無を言わせないハッピーエンドではなかったことが残念だった

  • (⭐3.5)
    とても不思議な1冊だった。
    中学生の2人の関係は実に面白そうと入ったものの途中では、そうか(大人になって再会し…)と言うパターンねと少しトーンダウンする。しかし結婚し両親が係わってくるあたりになると再び謎を知る期待感で面白くなる。ところが後半になると何だか不穏な気配すら感じ始める。そしてとうとう《時を駈ける少女》と同じ終わりだった…となるのだけれどそれとも少し違う。
    大人のファンタジー小説とでも言うのだろうか?もの淋しさと、温かさが混在したお話だった。

  • 今年の目標は100冊読むこと、それを目標に読み進め99冊まで来て、記念の一冊。せっかくだから自分が大学生のころくらいに本を読むようになったきっかけの一冊をと思い、本棚の「陽だまりの彼女」に手を伸ばした。
    素晴らしい本というのは何度読んでも浸れるのと、何度読んでも新しい発見があること。主人公浩介が久しぶりの再会した真緒はかつての姿とは別人の魅力的な女性となっていた。
    かつて気になっていた人との運命的な再会、そこから広がる甘酸っぱい生活といった恋愛小説らしさと真緒の過去、記憶のない彼女の真相といったミステリー小説らしさを併せもち、色々な人がほっこりと読み進められる2人の日常がとても愛おしく感じた。
    真実が明らかになるまでの展開や伏線の散らばり方も良く、再読なのでその部分を意識しながら読むとまた読み応えが違く、ラストシーンの切なさや、それでいて主人公の心情を思うと、わたしにとっては二人の思い合いがとても暖かく感じた。

  • 幼馴染みの浩介と真緒は、仕事場で再会した途端いい仲となり、あっという間にゴールイン。だが、浩介にベタぼれの真緒は過去に重大な秘密を抱えていた。13歳の時警察に保護されるまでの記憶が全く無い。しかも、夜中に裸で町を彷徨い歩いていたところを保護されたのだという。

    幸せな2人の新婚生活だったが、明るく元気に振る舞う真緒の表情の中にやがて暗い影が差すようになる。

    なかなか良くできたファンタジー系のラブストーリーだった。フォーストガンプのようなオチを想像してたので、ラストはかなり意外だった。

  • なるほど、陽だまりの彼女とは言い得て妙だ。


    幼馴染みとの運命的な再会から結婚まで、とんとん拍子に進展する2人の甘々な関係をにやにやと読み進めていられたのも束の間。
    まるで正気が抜けていくような真緒の様子にどんどん不安になった。

    他人様に迷惑はかけられないよ

    真緒の両親のこの言葉がずっと引っかかっていた。
    2人が過ごした濃密すぎる1年弱を思うと、残される側のつらさは計り知れない。
    でもきっと浩介は前に進んでいけると信じたい。


    If you know your time limit, what do you want to do?
    I have to cherish each moment and my loved ones.

  • なんかちょうどいい笑
    本当にちょうど良かったです
    昼休みの30分とかでちょっとずつ読んだけど、のんびりすごすお昼には最高でした。マジで嫌なことがあったけど、一人職場に戻らず更衣室でこっそり最後まで読んでちょっと前向きになって更衣室を出られました。日曜日の暖かい午後とかに読むのがいいね

  •  ベタで王道の恋愛小説で、前半で続いていく幸せの伏線が後半の展開を予想させられた。予想通りの結末をハッピーエンドと捉えるか、バッドエンドと捉えるかは人それぞれだと思うが、自分的には王道の恋愛小説である故に、最後までひねりのない王道のハッピーエンドで終わって欲しいと思った。逆にそう思えるほどベタに振り切った幸せなストーリーが心地よく最後まで一気に読み進められた。

  • タイトルを見直すと、なるほどと思った。
    「お前、ブライアンくったろ」に収束させるための本作品か?
    最後まで、どう収束するのか?ラブラブが長い!と思いながら読んだが、まぁ読み終えて「あり」だと思う。

  • ほんわかの中に甘酸っぱい感じもあり
    本当によかった
    途中(ほぼ最後)までは…

    ああ!
    こういう終わり方か!
    残念としか言いようがない

    夢でした
    と同じような
    こういうのはちょっと残念

  • あらすじに惹かれて借りてみました。

    終始少女漫画のような感じで、ニヤけずに読むのが大変でした。もう成人したいい歳の男女2人がこんなに甘酸っぱくてキュンキュンする恋をしている様は羨ましかったです。

    心ときめくストーリーが続き、結末が全く予想できず、このまま最後までほんわか終わると思っていたら大間違いでした。
    あらすじには、「ハッピーエンド」と書いてありましたが、私は人によって意見がわかれるかなと思いました。(個人的には、あまりハッピーだとは思えませんでした。)

    ただ、真緒と過ごした何気ない日々の思い出の尊さが感じられるとても良い作品だったと思います。浩介も度々回想していましたが、どんな場所でもさして関係なく、「真緒がいる」ということが1番大事。こんなふうに思える誰かと出会い、人生を歩んでいった2人を見ていると、憧憬の思いがが募りました。ちゃんと「ごめんなさい」をお互い言えるというのもいいなと思いました。

    小説でこんなにキュンキュンさせられたのは初めてかもしれません。2人のせいで私の理想像が高くなってしまいそうです( ̄▽ ̄;)
    結末が少し寂しくて、評価は星4に落ち着いていますが、皆さんにはぜひ一度は読んでほしい小説です。

  • 可愛らしいお話。映画も大好き。
    映画の方がファンタジー色は強めかな。
    ビーチボーイズ、何度もリピートして聴いてしまいます。

  • もし愛する妻が朝起きるといない、一生会えなかったらどうするか?このストーリーが他の恋愛小説よりも感情移入できた理由は、この2人の関係性がとても真面目で、健気で、応援したくなったからだ。中学から「学年有数のバカ」の真緒を浩介が応援し、勉強を教える。その後、真緒は浩介との再会を夢見て勉強し有名大学入学する。2人の密な関係性は心地よい。更に再会後の信頼関係から、駆け落ちしてまでの結婚、さらには甘い生活は浩介の理想の生活だっただろう。不穏な伏線の中、最後のオチから「素敵じゃないか」となるには時間がかかるかな?

  • いやあ二冊目ですが、あったかい心がポカポカになる安心安全な物語でした。要所要所に謎が散りばめられ、あの札束も実の両親に支払うのかとか腐った人間がそのまま大人になった同級生とかどんどん出てくるのかと思っていたが、不治の病でもなくて、消えるの?と思いきやいつもの朝に消える。そして猫って 10年を取り戻す出会いと一年暮らして消える生活と想像すると絶望感、駅でなきじゃくる浩介が不憫 でも記憶が残ってて良かった。うーんファンタジーなのかね、枠は関係ないし、急ハンドル切った感じがする うーんとても好きだオサムさん

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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