ターン (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101373225

感想・レビュー・書評

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  • 夏の午後、運転中にダンプと衝突し、目が覚めると自宅の座椅子だった。
    事故は夢だったのかと外へ出ると、家も街も変わらないのに、自分以外の生き物が消えてしまっていた。
    そして毎日ある時刻になると前日に戻り、また座椅子で目覚める。
    時間の流れに取り残された彼女は、このまま時を繰り返すしかないのか。

    受け入れがたい現実を受け入れるだけでなく、そこで生きていく中で自分を見失わない強さがすごい。
    どんな一日を過ごしても全てがなかったことになる。
    自分一人の世界で何を生きる糧にすればいいのか。
    私ならきっと心がもたないだろうな。

  • 3分の1くらいから流し読み。うっかりネタバレを見てしまったので結末はわかっていたけど…いまの気分に合わなかったのか。でもデジャヴが実は何回も時間を繰り返してた経験だとか、ちょっと怖かったです。ありえないけどありえたら…いやこういうことは起こっていても記憶に残らないだけかも…と思わせる内容。半分以降は恋愛も絡んで、後半くらいからはサスペンスも絡み、流し読みながらも色んな意味でドキドキ。とても良い本です、おもしろいです。流し読みしたわたしが言うのもなんだけどf^_^;

  • 第1章がつまらな過ぎて挫折しかけた。
    以降は面白く読めた。

  • 版画家森真季、ターンを繰り返す。

  • ☆3.8

  • 北村薫の時と人三部作の中で一番好き!!!

  • 4月20日読了
    スキップより後味は、良かった。

  • ループもの。版画家の女性が交通事故を起こした夏の前日3時15分から1日分を何度も繰り返す無限ループに陥る。ループした世界には人・動物・虫がいない。ループ150日目から面白くなってくる。序盤〜中盤は自問自答めいた不思議な脳内会話で話が進む。

  • 2017/1/22(日曜日)

  • 難しいそうだと思ってあんまり読もうと思ってなかったのに、読み始めると止まらなかった。
    すごい運命

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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