- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101425252
感想・レビュー・書評
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引き込まれて、どんどん読める。
サスペンスの要素だけではなく、人物描写が丁寧に書かれており、すごく感情移入してしまう。下巻が楽しみ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
政治、経済、芸能と東京オリンピック開催時の世相を織込みながらゆっくりとストーリーは流れていきます
けいたはリアルタイムで経験した世代ではありませんがなんとなく懐かしいような、なんとも不思議な感覚でした
この当時を経験なさった世代の方々はどっぷりとストーリーにはまれると思います
そして、主人公陶子からと先輩刑事韮山からの2つの視点で物語は進んでいきますが2人の心情が事細かく描かれています
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-6.htmlより -
娘、真希が離婚すると言い出した。菊子は、思わず記憶を辿る。
フィアンセが殺人現場から行方をくらまし逃走を続ける。菊子は、のちの夫となる男性に惹かれながらも、やはり真実を知りたいと追い続ける。
話にオリジナリティーはなく、文章も普通。ただ、基本にとても忠実に書いているなという印象。 -
2011.08.18
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萄子の勝を想う純粋な気持ちがひしひしと伝わって来た。勝は無実と解っていても、失踪の理由が解らず、ラストで真実が明かされる。失踪の理由が読者も納得できる内容で良かった。台風の中の最後の二人のやり取りは、タイトルの「涙」に相応しいラストでした。久々の感動ものでした。
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ALWAYSみたいで面白かった。
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婚約者が急に姿を消した。ただ「もう会えない。忘れて欲しい」といい残して…それには殺人事件が絡んでいた。だけど、彼を簡単には諦め切れない。彼は犯人じゃない。複雑な状況に揺れる萄子。そんな彼女の気持ち、事件の真相に目が離せない。
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涙ってタイトル、読み終わってから分かった。本当に涙が止まらなかった。昭和の昔懐かしい時代から現代まで。運命に翻弄されたカップルの話。
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上・下巻
3分の2が前振りで、最後の第6章にほとんどのウェイトがあるのですが、面白かったです。生きることの意味を別の一面から考えさせられました。
舞台になっている昭和39年、40年は私が幼稚園から小学校に入った年で、東京オリンピックも記憶に残っている懐かしい時代の話でした