- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101484143
感想・レビュー・書評
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6人の作家さんによるアンソロジー。
タイトルからして、男性目線の恋愛小説かなと思ったのですが、そう単純なものではなく。
恋という概念が様々だということなのでしょうか。
妻に内緒で実家の母親の元へ通う人、リストラする側からされる側になって急に父親面する人、親の再婚相手と関係を持つ女性に恋する人、思っていたのと違うテイストばかりで、少し読みづらかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広い意味での男たちの恋のアンソロジーだ。題名はロレンス『恋する女たち』から取ったのだろうか。いずれも現実離れした作品だが、それぞれに個性的で面白かった。唯川恵『終の季節』が特に興味を持った。リストラする側がリストラされて、娘の友達のエンコーを責める。その娘の父親は一足早くリストラされていて、失踪している。その罪悪感もあり、そのエンコー娘の無理難題を果たす。エンコーでなぜ傷つくのかわかった気がする。森まゆみ『谷中おぼろ町』はもっとわかりやすく書いてほしい。戦前の風俗を知ることができてよかったが、残念だ。
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杉浦はゆっくりと目を閉じた。今度、救われるのは自分かもしれない。
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38413
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P274
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恋愛の短編集であるが・・・このくらいの短編の方が読みやすい。
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作品はどれも上手だとは思うのですが、タイトルにある「恋する」という単語から思い浮かべる、浮き立つような気持ちになる作品はなかった。
むしろ、読後に物悲しくなったものもありました。
「マンホールより愛をこめて」は設定が面白かった。 -
6人の女流作家の恋愛アンソロジー。
タイトルは「恋する~」となっているけれど、
ガッツリ男女の恋愛を描いてるものは無い。
短編集ということで、サラッと読みやすいかと思っていたが、
意外と深い内容のモノもあった。
篠田節子、
小池真理子、
唯川 恵、
松尾由美、
湯本香樹実、
森 まゆみ
個人的には、前半の3人がお気に入り。 -
こんどこの辺を読んでみようと思った。
篠田/節子
唯川/恵
松尾/由美
湯本/香樹実