天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)

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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800103

感想・レビュー・書評

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  • 小説新潮2013年6月号:泡、書き下ろし:人魂の原料、不可視の胎児、オーダーメイドの毒薬、の4つの連作短編を2014年10月新潮文庫nexから刊行。シリーズ1作目。子どものような外観の統括診断部部長の天久鷹央26歳が、天才的な頭脳で、問題を解決する医療寄りストーリー。鷹央のひらめきが楽しいし、ワトソン役の小鳥遊とのコンビも面白い。

  • 図書館で。
    ヒロイン?のキャラがどうにもこうにも。ラノベにありがちの「社会不適合者でも一つ特価した才能があり、なにより可愛いから許される」みたいな女性像、自分はあまり好きではないなぁ。(これが少女小説になると性別が反対になるんだろうか?)
    賞与査定をちらつかせてサービス残業を強要するとか普通にパワハラだし、セクハラも入ってる気がするし主人公は訴えても良いレベルだと思う。なんだろう、世の男性は小生意気な女性(美人・もしくは可愛い子に限る)にワガママ言われる、というシチュエーションに過大な夢と希望でも持っているのだろうか?

    謎もなんだか…だし、医療系もそれほどツッコんだネタでも無かったし病院内の権力争いも根回しもなんもないため茶番って感じだし… あまり好みでは無かったかも。でも二巻予約したので二巻までは読むかな…

  • キャラや台詞回しは、良くも悪くもがっちりテンプレにはめ込まれ、狙った感が強い作品です。どこかで読んだ、見たという印象が拭えないけれど、軽く読める。ただ肝心のハウダニットとしては物足りず、評価は辛め。

  • ごめんなさい、私には無理でした。
    鷹央先生が天才なのはわかりました。でも、彼女の性格と部下を振り回す上司な姿がどうにも受け入れられず、途中でドロップ。

  • 文体が好みではなく、読み進めるのに少し時間がかかった。

    展開も何となく先が読めてしまって、ミステリー好きとしては満足できるものではなかった。

    主人公のキャラクターも好き嫌いがはっきり分かれそうなタイプで、残念ながら私は嫌いなタイプでした。

  • 半分から流し読み。なんというか…不可視の胎児あたりから結末は見えてイマイチに思えてきて断念。
    推理…なのか⁇はじめの話と終わりの話はつながってるが、最初からこれってもしかして代理ミュンヒハウゼン症候群だったりして、と思ってました。
    そもそも個人的に、空気読めない強気女子って苦手。医療モノもあんまり…推理ってとこに惹かれたけれどわたしには合いませんでした。
    残念。

  • つまらないわけじゃないんだけど、主人公の振り回され感が不快で読み続けるきになれず……。
    2話で挫折。

  • 内科医「天久鷹央」が診断だけで患者の抱える病と謎を解き明かすという医療ミステリ。主人公のエキセントリックな性格に最後までついていけませんでした。ターゲットとしている読者は若年層なのかもしれません。

  • 数年前に、このシリーズの別の話を読んだことを思い出して手に取った。
    短編4話が収録されている。
    購入後数ページ読み、一年以上放置していたのを、本の片付けで見つけて読むのを再開した。ぶっきらぼうだけど愛情深いとか、ちょっと抜けたとこがある天才とか、そういった魅力がまだ主人公から感じ取れなかったからか、あんまり読むスピードは上がらなかった。
    4つの中では最後の話が一番好き。とはいえ、その理由は、物語の中で出てきた症例についての話を世界仰天ニュースで見たことがあって、「あーあれ!」ってなったから、という程度。
    前に読んだ話は結構ハマって読んだ記憶があるので、どの巻から面白くなってくるのか、次巻も読んでみようと思う。

  • 読んだ理由: 新潮文庫の100冊に入っていたので。

    医療ミステリ。推理と診断学の相性は良い。ただし傲岸不遜な天才女医の設定が、シャーロックホームズとドクターハウスをそのまま持ってきたような既視感。

    親が建てた大病院で27歳にして統括診断部の部長兼副院長、そして姉が事務長。29歳の部下を顎で使い、徹夜明けで疲れ果てた部下をボーナスの査定をちらつかせて更に働かせたり、飲みの誘いを断ると栄養ドリンクと偽って酒を飲ませたりと、パワハラ臭が気になりました…。

    人間関係が苦手と言いつつ、患者やその家族を「オマエ」呼ばわりするのはどうなのか。主役キャラを好きになれる要素が全く無かったので楽しめなかった。

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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