黄金の羅針盤〈下〉 ライラの冒険 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102024126

感想・レビュー・書評

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  • ■0860.
    <読破期間>
    H20/7/24~H20/8/1

    <本の内容>
    ライラの一行は北の町トロールサンドに到着した。
    子供たちが囚われの身となっているボルバンガーまであと少しだ。
    よろいをつけたクマ、気球乗り、そして空飛ぶ魔女の力を借りて、
    ライラは敵地へと乗り込んだ。
    そこでライラは、身の毛がよだつような出来事に巻き込まれる。
    ライラは子供たちを救出できるのか?
    そしてクマの王が君臨するという極北の地に無事到達できるのだろうか。

  • 鎧熊がなんともたのもし~♪ 最後まで一気に読み切りました!

  • 「ライラの冒険 黄金の羅針盤 上 」 を読んで続きで速攻で読めました。
    映画ではここまで。クライマックスが入った部分でさらに楽しめました!!
    イオレク・バーニソンは最高!


  • 北へ北へと向かう船上生活者のジプシャンとライラの一行。
    途中でよろいクマと気球乗りを見方につけた。
    旅の途中にジプシャンの知り合いの魔女も手助けしてもらいながら・・。
    子供たちが囚われてるボルバンガーまでは後少し。

    ライラは、羅針盤が伝えた村によろいクマと一緒に立寄る。
    そこには、子供の幽霊が出ると話されていた。
    村には、幽霊だと言われてる少年が一人ダイモンと切り離され生きていた。
    人間の一部となってるダイモンと無残に切り離された少年は、生気を無くし無くなったダイモンを求め打ち震えていたのだった。
    ジプシャンのもとに連れ帰ったが少年は、死ぬ。
    ライラは、子供たちを助けるために仲間と一緒に北へと進んで行く。

    やはり、面白いですね。
    ハラハラドキドキの物語りですね。
    人間には、必ずダイモンがいる。
    ライラには、パンタライモン。
    このやり取りが、物語を解りやすくしてるのではないでしょうか?
    読んで無い人は、読んで損はないと思います。

  • 「ジュブナイル日本語では軽くて進み早くもっともっと駆け足」

  • 意外!にも面白かった。
    ライラのキャラクターも最初からきちんと確立されていて最後までぶれない。
    ただ、実際にはこういう性格の子供はあんまりいないような・・・。
    物語の主人公もハリー・ポッターみたいに成長して勇敢になっていくのが児童文学の王道のような気がする。
    そして、児童文学にしてはちょっと内容が最後きつめ?
    子供のときに読んだら私はちょっとショックを受けたかもしれない。
    シリーズの続きを読んでみたいと思う。

  • ローグレの授業でNorthern Lightsを扱ったから読んだ本。
    非常に役に立ちました(笑)

    この本をいろいろと分析してみると面白かった。

    まずはじめに、daemonという存在に驚いた。すっごい想像力による創造物だよ。
    私が思うに、daemonという存在を作ることでキリスト教批判をしていると思う。
    キリスト教では、いつも神様が一緒にいるという考え方をしているけれども、
    神様が人間の行動や行動の善悪を決めるのではなく、
    個々の判断を決めるのは、自らの意志であると言っている気がする。

    あと、話の後半に出てくるoriginal sinの話が面白かった。
    ライラの世界での聖書にはこうある。

    女はヘビにいった。「わたしたちは、園の木の実をたべてもかまわないのです。ただ、園の中央にある木の実については、神は『それをたべてはならぬ、触れてもならぬ、死んでしまうからだ』と仰おおせになりました。」
    ヘビは女にいった。「あなたがたはけっして死ぬことはありません。それをたべると、あなたがたの目がひらけ、あなたがたのダイモンがまことの姿になり、あなたがたが神のように善悪を知るようになることを、神は知っているのです」
    女が見ると、その木はたべるのによく、見た目に美しく、ダイモンのまことの姿をあいらかにするというその木はいかにも好ましく思われた。そこで女はその実をとってたべ、いっしょにいた夫にも与えた。そして、夫も食べた。
    すると、ふたりの目がひらけた。彼らはダイモンのまことの姿を見て、ダイモンと話した。
    しかし、男と女は自分のダイモンを知ったとき、自分たちに大きな変化が起こったことを知った。
    そのときまで、彼らは地上と空のあらゆる生き物と一体であり、たがいにちがいはないと思っていたのだ。
    それなのに、彼らはちがいに気付き、善悪を知った。はずかしくなり、イチジクの葉をつづりあわせて、たがいの裸を隠した。

    考えることいっぱいだった。でもあえてメモするのはやめとく。

  • 善悪の描き方が一筋縄でないファンタジー。注目すべきは何といっても鎧をまとう誇り高きクマ、イオレク!ぎらぎらした野心家たちがこれからどんな道を開いていくのか、続刊が楽しみです。

  • 2008年7月14日読了。

    えぇ〜〜〜あの人はいい人じゃなかったのん????って最後にびっくり。
    そして上巻でとんでもなかったコールター夫人、急にかわいい女になりました。でも、やっぱりとんでもないか。

    これ本当に児童文学???ってくらい、お話が難しいのですが・・・でも、間違いなく面白いです。

    これからどうなるのかなぁ。

  • 目次
    第2部ボルバンガー
    ゆくえ不明の少年
    フェンシング
    ボルバンガーの灯
    ダイモンの檻
    銀のギロチン
    魔女たち
    第3部スバールバル
    霧と氷
    とらわれの身
    死闘
    アスリエル卿の歓迎
    裏切り
    星へのかけ橋
    解説 小谷真理

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