ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

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  • 新潮社
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レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534051

感想・レビュー・書評

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  • すっごく疲れた。
    久々に本を読むのにとてつもないパワーを使った。
    そのくせ、内容をほぼつかめないなんて・・・

    春樹作品、最後の砦はあまりにも堅牢。
    学生時代に皮はぎが怖すぎて避けてしまって以来、
    なかなか手を出せずに素通りしてきた大作ですが、
    ようやく読了いたしました。
    (これで春樹作品(エッセイ以外)はほぼ読破したはず)

    1、2巻を読んでいる間は、
    すべて終わったら感想を書こうと思っていましたが、
    3巻を読了した今、何も書くことがない。
    ただもうこれを読み直すことはないだろうという確信のみ。
    おもしろくないということではなく、
    読みこなすための気力が湧かないような気がするから。

  • 井戸の底での思索を通じて不思議な能力を身に付けた亨は、空き家を買う為に仕事を始める。心に問題を抱える女性を不思議な能力で癒す仕事だ。赤坂ナツメグ、シナモン母子とともに。その仕事について、やがて綿谷昇の知る所となり、彼と綿谷の対決は避けがたいものとなりつつあった。そして、井戸の底で思索する亨はクミコの元へ行き、襲ってきた何ものかと戦う。
     村上春樹の小説は、ここにあらすじを書こうとしても、にわかにそれができない。読み込みや筋の理解が足りないからなのか、元々そういうファンタジーじみた作品なのか。文章のあちこちに蘊蓄じみたものはある。伏線と思われる描写があっても、それが最後まで深い意味を持ち続けることもないように思う。こんな結末か? という感想を抱かざるを得ない。何度も読めば、それぞれの言葉の持つ意味のつながりが理解できるのかもしれないが、何度も読む気にはならない。そういえば、1Q84にも登場した牛河が、この作品にも登場した。

  • 1、2と続き、一気に読んでしまった。
    面白かった。読む前は長いと思ったが全部を通して読んで、無駄な部分がなかった。そこがいい。

  • 不思議な世界観です。描写は丁寧だけど、内容を理解するのにはもう一回読み直さなきゃと思います。登場人物が個性的で、話の続きも気になり、あっという間に読み終わりました。とても面白かったです!

  • 中学生の頃に読んだ、村上春樹体験二冊目。
    あぁ、一生この人の小説を読み続けていこう、と決めた本。

    一度しか読んでいないし、当時はもちろん、今だって内容の全部は理解できない。
    だけど、ねじまき鳥の世界観は、ずっと自分の心の底に残っている。
    笠原メイも加納マルタとクレタも赤坂ナツメグシナモンも、ずっとどこかで息づいている。


    果てしない暴力の先に、
    井戸の壁を越える。

    凄まじい小説体験ができる作品。

  • 古い読書履歴より。

    村上作品には、猫・戦争・性 のキーワードが多く登場する。作品をまたいでリンクしていることもしばしば。
    文体は、まるで英語を愚直に翻訳しているようなぎこちなさを感じるのだけれど、それがなぜか読みにくさを感じさせず、むしろ洒脱で素朴、言いたいことをまっすぐに読み手の心に伝えてくるストレートさに変わって受け取れる。
    突拍子のない喩えや奇抜な設定は、シュールレアリスム絵画のような世界観を構築している。
    「17歳の自分にはさっぱり作者の真意がわからなかった、年を取ってからもう一度読みたい」と書かれている。※24歳現在までに、確か1、2度は再読しているはず。

    ただただ不思議の3部作。
    わたしの生き方と人生観に大打撃を与えた作品でもあります。

  • 一番厚い第三章が一番速く読み終わりました、それだけ私にとって本に入り込めた作品だったと想います。愛と死、悪と日常、過去と肉体・・・全てを繋げている作品。

  • やっと読み終わった。俺はどれだけ本を読むのが遅いんだ!

    高校時代にはわけがわからなくてキレた本だけど、今となっては面白すぎた。

    一見何の関係もなさそうな物語の断片が全て伏線となってどこかでつながっていく…。なんて素晴らしい!

    結局すべてを理解できたかと聞かれたらYesとは言えないけど、「あちらの世界」というのが何か大事だってのはわかった笑

    20世紀少年もそうだけど、これは過程を楽しむ本じゃないかな!浅いかな?

    まとまりないけど春樹万歳↑↑

  • 1、2、3と、どの巻にどんな話が載っていたか忘れてしまったのでまとめて3部に感想を。装丁の美しさと不思議な題名に惹かれて読みました。綿谷昇のねばつくような不快感。世界のほとんどはクラゲであること。主人公が井戸に取り憑かれていく息苦しさは、読後十年以上経った今も覚えています。深い井戸の底に差し込む陽射しのエピソードは一生忘れられない気がします。

  • 例によって意味不明だらけですが、面白い。
    人を惹きつける独特のワールド。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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