- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105900182
感想・レビュー・書評
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少年の淡い恋物語かと想像していたら、まさかのアウシュビッツ関連で、後半いきなり心が重くなる。戦争中の狂気の中でだれが自分の思う正しい行動を出来ただろうか? 裁判長に問いかけたハンナの言葉が印象的でした。「あなたならどうしました?」言葉につまる裁判長。
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最初エロチックでセンセーショナルな設定。
そのうち強制収容所、ナチ時代の話になる。
そんなに細かく書き込まれてなく、
エンタメ系の物語の物語の展開で、
読みやすいです。 -
世界20ヶ国語で翻訳され、アメリカではベストセラー、等々 新聞にお薦め、とあったので図書館で借りた。 が、消化不良気味・・。
2回読むべし、と新聞にあったけど、なるほどそうかもしれない。 でも、もう1回読む気はないなあ。 -
デザインは好みなのに本の裏にあるあおりがやたら大仰だったので、逆に興味を惹かれて読んでみました。
最初の20ページだけでもかなりショッキングな内容で、一体どうなるのかと思いながら読んでいたのですが、これはどういう事だったんだろう、という謎が一切明かされないまま終わってしまいました。
自伝に近いものらしいので、きれいに起承転結してオチもつく、というものではないのでしょうが、読んだ後はすっきりしないし、感動したりとか、あおりにあるような『残酷な愛の物語』とは思えなかったので★3です。
普通に最後まで読めたので面白かったとは思うのですが……。 -
(2001.07.22読了)(2000.06.15購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
学校の帰りに気分が悪くなった15歳のミヒャエルは、母親のような年の女性ハンナに介抱してもらい、それがきっかけで恋に落ちる。そして彼女の求めに応じて本を朗読して聞かせるようになる。ところがある日、一言の説明もなしに彼女は突然、失踪してしまう。彼女が隠していたいまわしい秘密とは何だったのか…。数々の賛辞に迎えられて、ドイツでの刊行後5年間で、20以上の言語に翻訳され、アメリカでは200万部を超える大ベストセラーになった傑作。 -
少年の、少し幼い恋の印象が強い。
その幼さが、小説全体に漂っているような、そんな気がした。
消化できない想い、ゆえに見えていないことも多い
そんな靄を感じる作品だった。
ハンナが姿をくらませたのも
出所前日に命を絶ったのも
共感できる。 -
文章が瑞々しくて扱っているテーマが重いのに読みやすかった。