いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106102271

感想・レビュー・書評

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  • 読み終えたので実行します。効果が出たら☆変更使用と思います。

  • 著者は、1985年アニメ・ゲーム制作会社「ガイナックス」を設立し1992年に退社。現在は大阪芸術大学客員教授を務めている。

    著書に「オタク学入門」「世界制服は可能か」等。

    体重が117キロから67キロへと一年で50キロの減量に成功した著者。
    ダイエットの利点として①急にモテるようになる②自分に自信がつく③他人の評価が変わる④自分の人生をコントロールできるの4点。そしてタイトルの「デブ」のままだと裏返して4点の利点を被ることができない。

    我慢をするのではなく、苦しいわけでもないダイエット。
    そんなダイエット方法が本書において紹介されている。
    精神論でも人生論ではなく、この本を読み、そして順に実行すれば間違いなくダイエットに成功できるという。

    本書は大きくわけて以下の3つのパート
    ①なぜやせなくちゃいけないのか
    ②あなたが太っているのには理由がある
    ③レコーディング・ダイエットとは
    にわかれ、合計10章において説明されている。
    ①1年で50キロやせたよ
    ②見た目主義社会の到来
    ③ダイエット手段の格付け
    ④助走・太る理由
    ⑤離陸・カロリーを計算してみる
    ⑥上昇・カロリーを制御する
    ⑦巡航・いろいろやってみる
    ⑧再加速・体の声を聞く
    ⑨軌道到達・ダイエットの終わり
    10月面着陸・ダイエットは究極の投資である

    本書のダイエット法である
    「レコーディングダイエット」については④からその説明が始まることになるがそれまでの①②③についても読む価値は十分にある。別にこのままで良いかと思う自分を奮い立たせてくれる内容であり根性論ではなくデータで理詰めで説明されると試さざるを得なくなってしまう。

    ダイエットについてもやはり実体験をもとにしているだけあって全てがいきいきと説明されており、表紙の著者の痩せていきいきした姿を見ると早速試してみたくなる。

    同じように50キロ痩せるというのは無理があるが、働く前の体重に近づきたいものである。

    自分のペースで参考に取り入れていきたい。

  • 「もったいない」を再考してしまう。「(食べ物を)自分の中に捨てるな」のひとことが印象的。

  • オタク評論家として有名な著者によるレコーディング・ダイエットの紹介。 なんと一年で50キロも痩せたとか。そもそも、太る原因は過食と運動不足が殆どだと思いますが、それを克服するのは難しいのが現実。そこで、食事や運動を可視化して自己管理しやすくするというのが本ダイエットの狙いだと理解しました。このこと自体も、言うは易く行なうは難しなのですが、可視化と効果測定のプロセスを楽しむうちに効果が出てくることに加えて、意識改革と体質変化によってリバウンド抑止効果も期待できるとのこと。とにかく、試してみるしかないですね。ただ、妻帯者にとっては食べたもののカロリーを全て記録するのは様々な障害があるので、独身者や外食の多い方の方がやりやすいかな?

  • 最近またわがままボディになってきた、
    岡田斗司夫氏のレコーディング・ダイエット本。
    古本で100円だったから購入。

    「太っている人は太る努力をしている」という、
    パラダイム転換が画期的だ。

    ダイエットは耐えるものではなく、
    楽しむものだと著者は言う。

    この姿勢は、
    スマートノートにも引き継がれている。

    とはいっても、
    ダイエット云々の部分は、
    ぼくとしては結構どうでもよくて、
    一番面白かったのは第一章の「見た目主義社会」。

    家柄→学歴→見た目と、
    社会におけるもっとも重要な情報が変化してきており、
    そういう社会ではデブは損をするんだ、という主張があって、
    キャラクター文化やアンチエイジングなども、
    見た目主義社会の影響なんだろうな、と思った。

    どうして、
    見た目主義社会に変化してきたかは書かれていないけれど、
    人々の経済活動の変化が原因の一端を担っているような気はする。

    こういうことを考えさせてくれるだけでも、
    この本はぼくの中でいい本なのだ。

    レコーディングという手法は、
    自分の行動を客観的なデータとして見ることができるので、
    自己分析とかにも使えそうだな。

  • レコーディング・ダイエットについて知りたくて読書。

    いったいどんな秘策で思ったら、王道でダイエットに成功したことが分かる。

    無理はしない。徹底的にメモして自己管理をする。それを通じて、自己分析を深めていく方法だと理解。意志や根性などではなくて、仕組み、制度をガッチリと作り続けていく方法だともいえる。

    仕組み的には、石田淳さんの『すごい「実行力」』、ダイエットの方法としては、藤野武彦さん『BOOCS―至福のダイエット革命』、石原結實さんの生姜紅茶ダイエットの要素も感じる。

    本来食事は有り難くて、楽ししいものであるはず。その感覚を取り戻せると幸福感が増すのかもしれない。やせていくと、食べるものや味覚も大きく変化することが分かる。

    著者らしく全体的に分析や解説は独創的で面白い。

    見た目主義社会の到来の指摘も鋭いと感じる。日本は集団や組織の職域社会から個人主義的な少組織化の傾向が強まっているので、納得できる内容である。日本もアメリカのように太っていると就職できないとか、航空運賃が2倍請求されるなどの日が来るのであろうか。

    太ることはカロリー過剰であることがもちろん主要な原因である。しかし、過食症などの精神的な問題やストレスも要因として多いと思われる。そのような原因での肥満の場合でもレコーディング・ダイエットはある程度の効果は出せるのであるか気になる。

    少しずつでもやせていけば、精神状態が安定化、平らになる作用をもたらすのであろうか。

    読書時間:約40分

    • だいさん
      記録=習慣と考えています。
      悪い食習慣は、悪い体型を作り、悪い疾病になり、悪い経済効果となります。自己管理能力がないと言われても仕方ないで...
      記録=習慣と考えています。
      悪い食習慣は、悪い体型を作り、悪い疾病になり、悪い経済効果となります。自己管理能力がないと言われても仕方ないです。
      ストレスで太ることは、タバコをやめられないのと同じで、ダイエットとは別の問題です。精神疾患です。
      2012/07/10
  • どこかに「物事あーだこーだ考える文系にあうダイエット」とか書いてあったと思うが、まさに自分にぴったり。
    2ヶ月位中途半端に実践してるが、まだまだ目に見えた結果はでず。
    ゆっくり続けるとしよう。

  • ブックオフで安売りしてます
    ためになりました。
    本棚にしまわないで、カバンに入れてしょっちゅう読めるようにしたい本です。

  • 効果は絶大です!確実に痩せます。
    ただし、一度レコーディングをやめると、必ずリバウンドします。

    あと私だけかもしれませんが、一度リバウンドすると、
    再開する気力を失います^^;

  • 岡田斗司夫の本と思うか、それともダイエット本と思うか、で、自分にとっての評価が分かれてしまうw
    ダイエット本としては★は4か5つけても良いとは思う。

    とりあえずレコダイのことは分かっていたのと、「スマートノート」を既に読んでしまっていたので、そう目新しくなかったな、というのが素直な感想。
    ダイエット成功者の体験談と思って読む、そしてその物語に乗っかってみる、というのが一番面白い読み方ではないだろうか。

    レコダイについては、効果はとてもあるだろうし、ダイエットということについて、唯一と言って良いほど正しいことを言っている気もする。
    「モテる技術」に持った感想と同じで、「これを実行すれば必ず成果が出る、信頼に足るノウハウ本」とういう感じ。

    スマートノートのときもそうだったけれど、フェーズ分けして、起承転結のある物語として構成することで、説得力みたいなものが出る。
    でもなんだか、あくまでも、「みたいなもの」な気がする。
    岡田斗司夫って、結局何している人だっけ・・・?

    なんというか、論理的に見えるけれど、そう見せるのが上手いだけ、のように感じるゆるさ。結果的にはとても正しいことを言っているけど、そこに至るまでの地図の「手書き」感がある。
    「スマートノート」の時も、それを全面的に感じた。
    結局、これは彼の体験談であって、実体験に基づく!というのが最大の根拠だ。それはもちろん目の前に成功例があるのだし、それをきちんと整理も出来ている。
    けれどやっぱり後付けで、彼は自分の後ろを振り返って地図を書くのは得意だけれど、それはこの先の道をどう開いてゆくか、という開拓については、行き当たりばったりの手探り状態なのではないか。
    気づいたらある場所まで来ていて、そこがとても居心地が良い。
    だからみんなに声をかけて、ここまで来てみなよ、同じ道を通れば来れるし、とても良いところだよ!と言えるのだけど、元々そこへ行こうとしていたわけではない。
    その場所に行くことで同じような居心地の良さを得られる人はたくさんいて、とても実用的だから、それで十分なのだけど。

    しかしなんとなく、自在に生きている、という感じを受けない。
    私はそういう(自在に生きている)人が好きなので、やはり心酔とかはできなくて、まあ一定の好意は持っているが少し斜めに見てしまうのでした。
    今度『フロン』を読んでみよう。少し意見が変わるかも知れない。

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著者プロフィール

1958年大阪府生まれ。通称、オタキング。1984年にアニメ制作会社ガイナックス創業、社長をつとめた後、東京大学非常勤講師に就任、作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。レコーディング・ダイエットを提唱した『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーに。その他、多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を超える。現在はYouTuberとして活動し、チャンネル登録者数は90万人を超える。

「2023年 『誰も知らないジブリアニメの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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