- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106106484
感想・レビュー・書評
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心に留まったフレーズ
ある職階の中で、成績の良い者が上位の職階にあがり、成績の悪い者はその職階にとどまる
古典的にはストラテジー、オペレーション、タクティクスの3段階。戦略は横並びの勝負で勝つのではなく、今までの勝負を別の視点で評価しアプローチを模索すること。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夭折した瀧本氏によるコラムを集めた新書。戦略、ビジネスモデルの視点で、世の中の出来事を切りとっていく。中には少々強引な展開もあるが、多くは目から鱗な話。この方を失ったことは、日本にとって大きい。
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世の事象と、それに対する考え方が解説されていて、あとは普段どれだけ考える癖をつけるか。
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プラットフォームのビジネスモデルは、プラットフォームの中で提供者と消費者がいる。
→ユーザーに使ってもらえれば特に努力しなくとも勝手に儲かる
一方で、映画とかプロダクトを売る系だと、プロダクトの質や運に左右される -
159-T
閲覧新書 -
ネットの炎上やヒットコンテンツ誕生の仕組みなど、世の中で発生する事象がなぜ起こるのかと考えてみる本でした。
本のタイトルにある「戦略」を身につけるにはどうするか、具体的にどう行動に移すのかというところまでは書かれておりませんでしたが、それは自分で考えること。
本書をきっかけに、世界で起こった出来事について、なぜそれが起こるのか自分なりに考える癖をつけたいです。
ネットが無い時はひたむきな、がむしゃらな努力が報われやすい時代だったかもしれませんが、今は誰でも簡単に大量の情報や知識を得られる時代。そんな時代だからこそ、自分はどう行動するのか、「戦略」が重要かと思います。 -
読了 20220819
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日本橋 京橋
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優れたコンサルタント的整理。
変化と実装の世界におけるコンサルタントは、戦略家としてよりコーチャーとして役割を果たせるのではないか。 -
当たり前だった
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例えが分かりやすくて
面白かった。
(SNSでよく炎上する理由は、スクリーニングがないなど)
読んでてタメになった。 -
身近な例を使って分かりやすく、それらの戦略を述べている。
そんな戦略をとっていたのか、と感心することしばしば。 -
この本を読むにあたっての戦略が必要だった。
高級作業員にはなりたくないとつくづく思う。 -
戦略を考えるというのは、今までの競争を全く違う視点で評価し、各人の強み・弱みを分析して、他の人ってとは全く違う努力の仕方やチップの張り方をすること。
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【常に戦略を考える】
•世の中の様々に事象に対する戦略•方程式を瀧本さんによる分析が記述されている
•アンテナを貼り、いろいろなことに興味を持ちながら、それらが戦略的に勝つ方法を考える習慣を持つ
→自分のいる世界、自分の目に映る物事に対して考えよう
ちなみに戦略で勝つとは、横一列の競争をせずに他とは違うアプローチを模索することである -
戦略について最終章で定義しているが、それらしくないテーマもあったと思う。
麻雀が〜というのも含め、第5章の内容は流石に無理がある感が否めなかった。
人の動きで、成長する会社を見抜くというのはなるほどと思ったが、有力者の人材移動なんてどうやって把握できるのだろうか?
12章には、「未来を作っていく企業の未来予測に、過去のビッグデータは役に立たない」とあるが、これも疑問だった。 -
「戦略が全て」瀧本哲史
本書は
どのような戦略があるのかという事例
戦略的に考える必要はなぜあるのか
そのためにはどのようなことをすれば良いのか
が書かれている
時間がない方は最終章の「戦略」を持てない日本人のためにだけを読んでも十分有益だと思います!
前提として人材の「コモディティ化」が起き始めている
コモディティ化とは→特定のジャンルで品質がある一定の高さまで上がると顧客(会社)にとって代わり映えなくなる
戦略とは
AKB方式のコモディティ化のリスク分配
鉄道会社の街全体をプラットフォーム化
東京オリンピックの招致プレゼンの戦略
戦略的に考える必要はなぜあるのか
儲ける仕組みに参画することで大きな利益を得ることができる
RPGに隠された資本社会の生き方→分業と熟練、遠回りが近道に
勝てる土俵を見つける(オリンピックメダルの方式)
メダルを多く取ることが出来る競技で徹底的にとる(水泳など)
自分と異なる意見を持っている人の話を積極的に聞く
偏見をなくし新しい発見が生まれる→正確な意思決定ができる
そのためにはどのようなことをすれば良いのか
ネットメディアはスクリーニングする機能がないため情報の精度が低い
ネットの反対の意見を考えるとより精度が上がる
教養とは自分と異なる思想と触れ合うことだ
イノベーションが生まれるのは異なる複数の考え方が交わったとき
意思決定は「戦略」→「作戦」→「戦術」の順で行われる
戦術の失敗は戦略で修復できるが、戦略の失敗は修復できない
最強の軍隊と最弱の軍隊の話面白い
戦略とは今までとは違う視点で評価し、強み、弱みを分析して他とは違うやり方や努力をするということ
戦術は弱者のツールで強者に勝つために様々な思考を繰り返
して時には逆転の発想も必要
戦略とはすなわち競うのではなく競わずに勝つ方法を探すこと -
・事例をふんだんに戦略の重要性を説く
・楽して伸びる部分に徹底的にリソースさけ
・どう戦うかに頭を使え -
世の中の見方を教えてくれる瀧本氏の本作。
瀧本氏の作品は、彼が磨き上げたディベート力、コンサル時代に得た世の中の見方やその他のスキルを主に若者向けに与え、かつ彼らをモチベートすることを目的としているものが多いが、本作はややテーマが多岐に渡るために内容が分散してしまった印象。
とはいえ、勉強になることには間違いない。 -
まさにタイトル通り!
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日常的に、勝つためにどうすべきかの戦略を立てる思考訓練を繰り返すことで戦略的になることが大事という信念のもと作られたケーススタディ本であった。ケースがコンテンツ系から政治、教育など多岐にわたる。様々なジャンルを知り知力を高めてこその戦略家だということを作者は体現していたのだと感じた。
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編集者の方程式ーコンピューターにできる仕事はやめる
粗製乱造のネットメディアと少数精鋭のクオリティメディアに二分されていく -
2015年に出版されていながら、今読んでも古さを感じない考察はさすがだと思った(当時読めという感じではあるが)。
今自分はキャリアを他者との競争や戦略的思考でとらえることにハマっているので、ドンピシャの内容で背中を押された気がした。
要するに、厳しい世界で評価を受けながら成功を目指すか、安定を取りながらコモディティ化するか選べ、どうせやるなら前者だろう、みたいな話。
最も重要だと感じたのは「楽勝でできることを、徹底的にやる」という考え方。最近のマイブーム「良い戦略は教科書どおり」と同じ考えで、結局は勝てる土俵を選んでみんなが苦しむ間に徹底的にやれることが自分の付加価値につながる。
「才能と努力を成果につなげるには戦略が必要だ」
【メモ】
◯戦略論
「戦術の失敗は戦略で補うことが可能だが、戦略の失敗は戦術で補うことはできない」
→優秀な現場が無能な経営陣のカバーをしようとしても単に現場が疲弊して終わる
◯イノベーションのからくり
「絶対やめたほうがいい」と言われるアイディアのほうが成功したりする。これはイノベーション・資本主義というものが「少数意見が既存の多数意見を打ち破り、新しい多数意見に変わっていくプロセス」において最も大きな価値が生じるから。
→誰もいない領域を自ら開拓したものに多くの報酬を与えるのが市場メカニズム。多数意見にびびって挑戦をやめると安定はするが報酬も減る
イノベーション=新結合なので、ネタは自分の知らない思考様式、学問体系、先端的な知識にならざるを得ない。
◯コモディティ人材にならないために
二束三文の人材とならないため、自分のポジショニングの点検を常に行い、自分がコモディティ化しないための新しい仕組みを常に考える。
→ビジネス全体を理解して、「資本=儲ける仕組み」に参画しない限り可能性の上限は限られ、経営者の気まぐれな労働分配率に頼らざるを得なくなる。
◯大企業論
-別に新しい企業側に立って大企業をディスラプトしなくても、既存の企業が新しい仕組みを立ち上げても良い。「社内で評価されながらイニシアチブをとって会社の変化を主導する」方がリスクも小さいまま効果が大きい
-大量の生徒が東大に合格する高校で東大を目指すのと、開校以来の秀才として一人で東大を目指すのでは前者のほうがいい。要は、場を作ることは物理的な効果だけでなくネットワーク効果を生み出すことにもつながる。
→投資銀行とかP&Gとかメガベンチャーが人気な理由がまさにこれだと思う。今の会社にはこのネットワーク効果がない。
−才能が見出される若い時期に、コモディティ化した業務をさせている時点で非常に効率の悪い処遇をしている。
◯これからの自己研鑽について
−個人として様々な知識を蓄えることよりも、様々な知識を持つ他の人にどうアクセスできるかのほうが、より現実に必要なものとなってくる。各分野の先端的な知識を個人で完全にUDするのは困難だし、陳腐化も速いので自分で学ぶのは投資効果が悪い。
−「異見」を取り入れるほうが質の良い意思決定ができる。
−現代において「教養としての人脈」の重要性が増している。
→超共感。そういう意味では「基礎知識のデパート」であることは大事だと思う。あと多様なコミュニティに属することで思いもよらぬ世界が広がる。
◯変化への柔軟性
−それまでの古い常識がむしろ新しい市場を理解することの妨げになる。だから古いパラダイムを知らない人間の方が有利になる
−自分の身近にすでに起きている小さな未来をたくさん持っている・知っていることは極めて重要なので、先端的な問題に関心を持つ学生はアイディアやネットワーク構築上欠かせない
−近頃の若者に苦言を呈する人は、自分の頭の古さや、ダメな若者しか集まってこない自分のネットワークに危機感を持つべき。
−アラン・ブルーム「教養の機能は、他の考え方が成り立ちうることを知ること」→無知の知!! -
共感できるかは別にして、読んで損はない本でした。
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戦略的思考をわかりやすく説いてくれる。
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瀧本流の戦略的思考が、比較的平易に書かれていて、為になりました。
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内容が固くて面白くない。
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2020/11/15ジュンク堂
労働市場でバカは評価されない
戦略がすべて
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自分の労働をコモディティ化させないこと
自分のいる会社を時代の変化に即して変えていくこと
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自分が属する業界のことを知りつくし、かつ、新しい仕組みについてのアイディアを持てば、起業は成功する確率が高い
→熟知している業界で足りないビジネスを始めることで、起業の成功性が高まる
上司を取り込んで仕事の主導権を握る「技」を身につける
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まとめ
●「戦略で勝つ」とは、横一列の競争をせず、他とは違うアプローチを模索すること。
日本の組織の多くは、意思決定能力の低い人が上に立つ構造になっている。
理論や手法を学ぶだけでなく、「実戦」の場を何度も経験することが重要。
日常的に身の回りのことを「戦略的思考」で分析する習慣を身につけよう。