戦略がすべて (新潮新書)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106106484

感想・レビュー・書評

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  • 様々なテーマの下で、どういった戦略で物事が進んでいるか、を提示・例示している本。1つ1つは新書6ページ程度で収められており、読みやすい。

    面白かったのは、「逆」をとる、という項目。自分が技術Aが有望だと思うのなら、技術Aが有望であるエビデンスを探すだけでなく、技術Aが有望ではないエビデンスを探しその理由を検証することで、盲目的に判断していないかを確認する、というもの。人間、自分の都合の良いものを探してくる傾向が強いと思うので、意識的にやりたいところだな。
    プラットフォームを作ることで、「稼働率の限界」や「成功の不確実性」をカバーしてるっていうのは、言われてみればその通りなんだけど、あんまり意識してなかったなぁ。
    国のブランド戦略まで提言しているのは面白いなぁ。特に「技術と伝統の融合」とかは確かに日本人が得意なイメージが強い。ただ技術に強いだけではないっていうのはいいよね。
    稼ぐ仕組み、として、映画の原作者の取り分が少ないっていう話も非常に納得感がある。ただ、原作者はあまりリスクをとっていない(製作者側の方が明らかにリスクが高い)というのは若干微妙な気もする。原作者として名前を挙げてその映画が転ぶと、次の話が来なくなるのでは・・・? といっても、「製作者側が悪い」と言ってしまえば、それまでか。しかも、原作を提供した映画が失敗したとしても、小説が売れなくなるとは限らないので、確かにあまりリスクはないのかも。
    給与差が社員に与える資源量で決まる、というのも説明としては納得。確かに中小企業の方が一人当たりに求められるスキルは高そうだけど、扱える資源量が少ないので、いかにリバレッジを利かせても限界があるしリスクもいたずらに増える。「資本主義」である以上当然といえば当然だが。
    RPG(FFとかドラクエとか)が実はいろんな資本主義の教育に役立っていた、という話、面白いなぁと。自分はすぐ攻略本を買ってしまう人(答えを早く知って楽して進みたい)だったけど、それって確かに今も変わっていないかも。。。 攻略本に頼ったりしなかった人(自分の頭で考えていた人)は確かにその後も自分の頭で色々考える人になってる気はする。装備の話とかパーティ編成の話とか、面白い。RPGの攻略法を聞くとおもろしいかも、っていうは確かに。今度聞いて見ようかな。
    企業を見るのに、戦略や財務だけではなくて、人を見る(人材の流動具合も含めて)は確かにね、と。なんだかんだ言って最後は人だからなぁ。

  • これから読む人には、まず最後の章を最初に読むことをお勧めする。
    それから、最初の戻って、個々のケースを読んだ方が、より考えが広がると思う。

  • テーマの領域がとにかく幅広い。それ自体が分析する視点を持つ事の重要性を証明している気がする。著者が若くして亡くなってしまったのが本当に残念です。

  • 2015年に出版された本書を今読み返しても古く感じない。
    我々というか自分が進歩していないことに愕然としてしまう。
    果たして今回本書を読んでみて、自分の行動はどう変わるだろうか。
    「勝てる土俵を作り出す」」これは個人でも言えることだろう。
    そもそも戦う場所をどこに定めるかは非常に重要だ。
    相手にとって有利な場所で1対1のガチンコ勝負をしても勝てる訳がない。
    いかに自分にとって有利な場所を構築するか。
    そこで有利に戦うか。
    力を入れる所ってそこじゃないのか?それこそが戦略である。
    確かに正しい。
    会社の中だって同じことだ。
    競争だと思えば、自分の働きやすい環境を自分で作ればいいだけだ。
    案外とこの努力を疎かにしているかもしれない。
    勝つためには大事なことだと思う。
    「二束三文の人材にならない」これも本当にドキっとした言葉だ。
    これは人格としての精神的価値の話ではない。
    あくまでもスキルに対しての市場価格の話。
    「そのスキル持っていても意味ないよ」という部分は早めに見極めないと、自分自身が本当に不幸になってしまう。
    昔はそれでも寿命が短かったし、社会の変化も遅かったから、多少は何とかなった。
    PCが使えないオジサンも、会社で新聞読んで過ごせていけた。
    だけどこれからはそんなことは許されないし、そんなオジサンに居場所はない。
    どんなに昔活躍しようが、資格を持とうが、今それに市場的な価値がなければ意味がないのだ。
    そうならないためにどうするか。
    ひたすら学ぶしかないのである。
    過去に固執せず、尻軽に次の場所に移動するのも大事だ。
    ここを意識していかなければ。
    「戦術の失敗は戦略で補うことが可能。ただし戦略の失敗は戦術では補えない」
    これもその通り。しかし日本社会は往々にしてこれらが蔓延っている。
    だからこそ、きちんと戦略を立てられさえすれば、容易に勝つことが出来るのではないだろうか。
    現場の頑張りは当たり前だが、それだけで勝てる訳がない。
    イチ現場の勝利だけで、全体がひっくり返ることはないのだ。
    それだけ社会が複雑化しているとも言えるだろう。
    複雑な中でも、全体を正しくとらえ、戦い方を考える。
    それこそ「戦略」だ。
    個人の生き方だって同じことだ。
    これから社会はどうなっていく。その時に俺は?
    常に一歩引いて考えて戦略を立てなければいけない。
    生き残りたければそうしろという話だ。
    (2021/6/22)

    「人による」というよりも、「年代によって感じ方が違う」と最近思います。
    ちょうど今現在が、世の中の変化の真っ最中。
    その状況をどこまでの人が感じているのか?
    30歳以前の若い人は過去を知らないし、変化している真っ只中にいるから、今の状況に違和感を感じていない。
    50歳以上の人は、今起こっている変化に全くついて行ってない人がほとんど。
    つまり「変化していることすら感じてない人」なので、同じくその状況に違和感を感じていない。
    「戦略がすべて」のはずなのに、その戦略は30歳~50歳までの人で作成することが一番いいのだろう。
    そこまでの意識を持っている人がどれだけいるのか?
    50歳以上の人は、30歳~50歳までの人に権限を委譲できるのか?
    30歳以前の若い人は、これからを生き抜くスキルを身につけていくことが出来るのか?
    色々な課題を端的に解説してくれる読みやすい本でした。
    全部が正しい訳ではないと思うが、一つの回答が示されている気はする。
    (2016/2/24)

  • 売れているもの、成功しているものには理由がる。裏には革新的な仕掛けや仕組みだったり、実現するため戦略が存在している。「戦略がすべて」というタイトルではあるが、成功するためには戦略(理論)かつ実践も必要なことはもちろん触れられている。

  • 世の中をどう生きていけばいいか。勝つためにはどうすればいいかがまとまっている良書。
    具体例が多いためわかりやすく、ビジネスから大学、ゲームまで幅広い分野から話が展開され、読み応えがあった。
    特に、地方創生パートでの、努力をしない自治体は淘汰されるべきというのは非常に共感した。
    さらに、組織よりも人を大事にすべきという筆者の考えに感銘を受けたとともに、今後、自分が決断をしていく中で、人を第一に考えていきたいと思った。

  • audiobookにて

    具体的なケーススタディが豊富で、戦略的思考を身近で生かせることがよくわかる。ロンドンオリンピックでの戦略、ノーベル賞と科学技術など面白かった。

    ・意思決定のレベルは上から戦略、作戦、戦術の3段階。戦略の失敗は現場レベル(戦術)で取り戻せない。

    ・戦術ができる上手な人が上に上がっていって、はい今日から戦略をやってくださいと言ってもできない。戦略ができる人は初めからそのように育てないと。

    ・選挙について。政党はどこも似たり寄ったり。選挙のために入る政党を選んだり、新しい政党を立てたり。マニュフェストも選挙用。比較できない。
    だからどうするか、どこで比べていくかが書いてある。

    そうそう、政治に関心持てって言われても、似たようなキャッチコピー、守られないマニュフェスト、抱き合わせの政策じゃ選べないよ、って思ってた。

    その政治家を応援している人たちを見てみる(選挙事務所を覗いてみたり)。政治家は、自分の味方になる後援会の人の方を向いて政治をするから。

    あとはなんだっけ…?もいっかい聴いてメモしときたいな。

  • ●世の中の常識が天動説から地動説へとパラダイムシフトしたのは、ガリレオガリレイが地動説の正しさを証明したからではない。天動説信奉者が死に絶え、地動説を信じる人たちへと世代交代したから。
    若い人は年長の責任ある役職の人を取り込んで、その人を立てつつも、実質は自分たちあが主導してきるくらいの技を身につけよ。
    ●勝てる土俵を見極め、楽勝でできることを、徹底的にやる。
    ●人脈とは外部の脳。横断できるように。
    ●教養とは、自分と異なる思想。

  • この本は時事ネタをケーススタディとして、戦略思考で分析するといった本のため、武器シリーズに比べて少しばかり退屈な本だったかも知れない。
    しかし、帯にて古市氏が「戦略とは突き詰めれば優しさと近似する」と書いてある通り、戦略の思考様式自体に価値があり、とても重要なキーワードであると再認識できた本だった。とても読み応えのある本だった。

  • 「株価よりも先に人材が動く時代になりつつある」

  • 必勝パターン。
    勝場を見極め、そこに資源を徹底的に投資する。
    場をつくることで人間が刺激しあい、ネットワークをつくり、能力を高める。
    教養、リベラルアーツの必要性。
    自分と異なる思想、思考の全てを指す。

  • いつかまた読みたい

  • 英語はRPGの呪文。
    給料は資本の大きい会社が高い。
    ネットゲームはお金によって勝ち負けが決まる。そこが既存のゲームとは異なる。

  • シニアの仕事は若手をうまく泳がせることである。若者が脚光を浴びるとき、裏にはベテランのパトロンがいるというのが歴史の真実である。

  • 裏を取るのではなく、
    逆をとる。

    自分の意見の裏をとるという行為は、ともすると自分に都合の良い情報ばかりを得てしまう危険性がある。

    逆をとることで、
    反対意見を知り、その反対意見の論拠を知れば、それが信ずるに足るかどうかで、自分の意見が逆に信ずるかどうかを知るに至る。

    これは有効な思考法。

  • タイトルと中身が繋がらないところがあるが、個々の戦略とした仕組みですでに勝つ状態を用意する視点は多々あり。
    著者の著作は初めて読んだが、なるほど今までのビジネス書にはなかなかない未来を向いた思考が見え隠れする。

  • 日本は今年偉大な著者を失った。病気で逝去されたことが記憶に新しい。戦略とは何か。そして戦略こそが全てというタイトルにあるとおり数々の事例を通じて戦術レベルではなく戦略レベルの行動様式が必要だと解く。

    人生のフェーズによってそれぞれ課題感は異なるであろうが、そのどのフェーズにいてもヒントになる考えが散りばめられている。(著者は一過性の本を世に出したくないという考えが根本にあるため全ての本に通ずる)

    今の私にとって人脈とは「外部の脳」という考え方がヒントであり、背中を押してくれた。不確実性が高まり求められる知識や技能が伸びる中一人でやれることは極めて狭い。外部の脳と連携することで大きなことを成し遂げられるのだ。12/21

  • ・「会社ではなく、市場に評価される人材を目指せ」といった考え方も最近多いようだが、そもそも企業自身が市場から評価されるようと懸命に努力しているのだ。ならば、「市場からの評価」というリスクは会社にとらせ、自分は社内という狭い世界で評価されることを目指し、イニシアティブをとって会社の変化を主導する。その方が、一般の労働市場に打って出ていくよりも、個人にとってのリスクははるかに小さいはずだ。
    ・教養としての人脈の重要性
    自分が普段付き合っている友人の多様性がどれくらい確保されているか。
    ・日本の農業、製造業、サービス業などでも、あるいは人件費、地価の関係で競争力を失った産業であっても、「知恵」の部分だけ輸出するというビジネスモデルが成り立つ
    ・資本主義は勝ち組と負け組を作る。救済すべきは負け組の個人であって、企業ではない。
    ・戦術の失敗は戦略で補うことが可能だが、戦略の失敗は戦術で補うことはできない。
    ・戦略で勝つ、とは横一列の競争をせず、他とは違うアプローチを模索すること

  • どうやって勝つかを常に考えることを習慣にすることによって、戦略的思考が鍛えられる。

  • 日本人は戦術、作戦は練れるが戦略には弱い。

    人材市場への着目
    裏を取るより、逆をとる などが印象に残ったワード

  • I ヒットコンテンツには「仕掛け」がある
    II 労働市場でバカは「評価」されない
    III「革新」なきプロジェクトは報われない
    IV.情報に潜む「企み」を見抜け
    V 人間の「価値」は教育で決まる
    VI 政治は社会を動かす「ゲーム」だ
    VII 「戦略」を持てない日本人のために

  • とても面白い。借りて読んでいたが、購入してもいいくらいだ。

  • 始まったばかりながら成功の見込みがある事業に投資するエンジェル投資家でもある著者による、成功のための条件についての考察。高等教育に携わる身ということもあり、大学や高校に関連した話も多い。

    一見独自性に満ちていてそれがなければ生きていけないかに思える映像や出版業界が実際にはマーケティングの良し悪しにより多分に支配されており、よいストーリーと言えるもの自体がコモディティー化しているというのは、頭では分かっていてもなかなか実感として持ちにくいものであったが、本著でそれをより現実的なものとして認識した。北海道が日本の縮図でありサンドボックスである話と、英語(個人的には国語教科もそうあるべきと思うが)の試験が実は論理的思考力や判断推理力のメルクマールになるという見方も面白かった。コンピューターの普及によりコモディティー化した人材は次第に淘汰され、人と人との有機的な繋がりの中で様々な考えを比較検討し冷静に回答を出して大胆に行動できる人が活躍していくというのは、自分がそうなれるかはさておき、そうだろうなと思うところである。

  • 数年前の本ではあるが現在においても変わりないので色褪せない。ところどころ根拠の薄いところはあるが、思考の土台になる。

  • 2011年9月に出版された「武器としての決断思考」「僕は君たちに武器を配りたい」という過激なタイトルの本で瀧本哲史氏を知った。ところが読んでみると、極めて冷静、論理的でかつ分かりやすく、社会を生き抜く上で必要な力や考え方を説いた本だった。今月2019年8月10日に47歳で亡くなったと知り、改めて瀧本氏の本を手に取った。この本からは戦略の必要性とともに、そのためには自分の幅を広げるべく教養を深める重要性を説いている。生きるということに非常に前向きだった人がこんなに早く亡くなるとは。将来が楽しみだっただけに、残念でならない。

  • 現代社会の諸問題をコンパクトに切る。読みやすく、考えるヒントになる。

  • 資本=設ける仕組み、を理解する。
    資本装備率の高い企業、鉄道、エネルギー、といった公益企業や大手不動産会社、商社にいるAさんと、中小企業にいるBさんとが同じスキルであっても、従業員一人あたりの付加価値はAさんのほうが大きくなる。 一般に、コンサルティング会社より投資銀行のほうが給与が高いのは、投資銀行の投下資本が大きいから。 

    希少なスキルを持っていても、より大きな資本との関係では、コモディティ化する。

    企業にいる人は、自分のいる会社を時代の変化に即して変えていくことに努力すべきだと思う。 会社ではなく市場に評価される人材を目指せというが、そもそも企業自身が市場から評価されようと懸命に努力しているのだから、市場からの評価というリスクは会社にとらせ、自分は社内という狭い世界で評価されるおとを目指し、イニシアティブをとって会社の変化を手動する。

    そのほうが、一般の労働市場に打って出ていくよりも、個人にとってのリスクは遥かに小さいはず。

  • 具体事例をもとに、戦略性について解説し、思考方法をまとめている。
    まあ、この本でなくても、「戦略」本は多数あるので、一連の一冊でよい。

  • ビジネス書をたくさん読んでいる人から見ればありきたりのことしか書いてないかなあ。
    ま、連載を再編集したものだから仕方ないか。

  • なるほどと思う事がたくさんギュッと詰まっている。一つの考え方。

    プラットホームビジネス(LINE、Google、AKB48)
    顧客、プレイヤー(運営者)、参加者
    コンテンツを束ねるプラットホームを作る事は様々なリスクを軽減して、ビジネスに永続性を持たせる有効手段。
    コモディティ化→大衆化これでは地道に稼ぐしかない。誰でも出来る事への価値は低い。

    「場」を作ることは物理的な効果だけでなく、ネットワークとしての効果も大きい。例えばオリンピック選手の育成。個々に分かれているより切磋琢磨。

    教養として知識を学ぶのと同様の努力をもって、多様な人的ネットワークを構築する事が個人の「教養」を深める有益な方法。普段付き合っている友人の多様性がどれくらい確保されているか。

    北海道は日本の縮図と言われる。小さな所で試して、より大きな所で発揮するモデル。知恵や技術に付加価値を付けて人に売る。

    教養の一つの機能は「他の考え方が成り立ちうることを知ること」「自分と異なる普遍的な思想」全てが教養。
    イノベーションを生むには「異なる複数の考え方」を組み合わせること。

    企業が大学教育に求めているのは「思考力」「多様な視点」「コミュニケーション能力」だ。

    最高の教養人とは自分の専門分野について深い知識があるだけでなく、あらゆる分野について少しずつ知っていて、異分野の専門家チームをまとめ上げられる人。若者とも世代を超えてコミュニケーションできる人。

    部活が当人が意識しないままにその後の人生を左右する事は意外に多い。自らの属している「組織」の特徴を理解して、それを客観視することは重要。
    ★ラグビー部→多士済々。大きな挫折、方向転換を余儀なくされても大復活したり、組織に逆らいながらも周りに頼りにされたり、プレーが止まらないスポーツだから、臨機応変の対応が必要で倒れても倒れても立ち上がる事が求められるスポーツだから。

    全ての人は、その人が無能と判断される職階まで昇進し、そこに長くとどまる。例えば、ベテラン課長は「係長としては有能だったが、課長としては無能で部長になれなかった人」となる。

    「最強の軍隊はアメリカ人の将軍ドイツ人の将校日本人の下士官と兵。最弱の反対は中国人の将軍日本人の参謀ロシア人の将校イタリア人の平だ」と言うジョークがある。外国語のスキルにせよスポーツの技術にせよ理論を学んだだけでは身に付かない。それを実際に用いて自分ができるかどうか試し自己修正を繰り返していくことで初めて能力が向上しそれを我がものに出来るので多くの問題を解いたり実践の場に出たりしてその成否を検証するプロセスを何度も経験することが重要である。

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著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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