老後の資金がありません

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047657

感想・レビュー・書評

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  • 前半は超現実的で、自分の将来やら我が家の貯金大丈夫⁉️とか考えてしまった。

    中盤から年金詐欺やらちょっとドラマじみた展開になってきて、友人サツキも城ヶ崎先生も、美乃留も、いろいろあるんだなーと。

    最後はお姑さんと案外上手くいったり、娘が意外な方向に落ち着いたり、旦那さんも職を探したり、最悪な状態にならずに持ち直し?て行くので安心したw
    現実はそううまくはいかなそう(T . T)

    葬儀は確かにあんまりお金かけたくないなーー。

  • 読み始めた時は、リアルすぎて暗い気持ちになるなーと思っていたのですが、読み進めるうち、登場人物のキャラが立ってきて、ページをめくる指が止まらなくなりました。
    やっぱり老後資金準備って大変だなーと思いつつ、日々の楽しみと張り合いと人間関係も大切にしないと、と晴れ晴れした気分にもなりました。

  • 近い将来自分も...と思うと読んでいるうちに不安になってくるのになぜか笑えました。天海祐希さんが主演で映画化されるらしく主人公の篤子さんが天海祐希さんとかぶって余計に楽しく読めました。仲良しのサツキさん役は、柴田理恵さん。おもしろそう。映画は、9月公開予定がコロナで延期になってしまったそうですが、是非観てみたいです。

  • 途中からドラマっぽくなってしまった
    主人公は本当に見えっ張りだったのかなあ
    年金不正受給の事は気になるので
    そういった記事を読んでみたい

  • タイトルを読むと、お金の話ばかりかなと思っていましたが、推理小説の感覚で読めました。
    主人公を取り巻く人も色々で、面白かったです。

  • 50代の主人公

    娘の高額結婚費用!舅の葬式費用!
    貯めていた貯金が散財されていく。
    そこに夫婦のリストラ。
    姑への仕送り問題。小姑問題!
    娘の離婚後の生活問題(これは想像だけだけど)
    友人関係などなど。
    お金や見栄などの問題満載!
    旦那はどこか他人事のように。。。どこもおんなじか。
    身につまされる~~。

    途中、姑が変貌してぶっとんだ。
    年金詐欺話まででてきて、あらら。

    50代!そろそろいろんなことを考える年代だよね。
    さくさくっと読めるし、最後はいい感じで全部おさまるので読みやすい本でした。

  • 自分も節約しているけど老後のことを見越して生活しているわけではなかった。
    じゃあ具体的にどうしたらいいのかはわからないけど、この主人公のように何とかなるのかな?
    姑のキャラクターが最初の印象からどんどん変わってくるのが面白い。

  • もう少ししたら、自分にも降りかかるかもしれない。。。
    今日はまだ時間があったのでもう1冊。
    超リアルな話で、ドキュメンタリーかと思いました。2人の子供はもう社会人。旦那の父母はお菓子屋さんを畳んで高級な老人ホームへ。娘の結婚、義理の父のお葬式。予定外の出費にアクシデントも重なって老後の資金が無くなる⁉️みたいなストーリーで、少し先の自分を見るようでした。
    子供の成長に親の終活。綺麗事だけでは済まないお金の話がたくさん。勉強になりました。

  • 老後の資金の事を考えると気が滅入るけど、避けては通れない問題。
    冠婚葬祭での出費は業者の言い値みたいのとこもあるから、自分で見極め判断し、どんぶり勘定にならないことが必要だなぁって思った。
    本の内容は老後の資金ってよりドタバタホームドラマ的な感じ。主人公自身や身の回りで起こる問題、疑惑がハッピーエンドで終わってよかった。

  • 身につまされる思いで あっと言う間に読了
    お金なんて使えば無くなっちゃうんだもの
    明日は我が身と肝に命じ貯蓄に励もう

    それにしても、仲良くもない親族との
    お金に関するいざこざが一番嫌だ
    将来 お金で揉めない人生であります様にと
    お墓の前で祈らずにはいられない

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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