老後の資金がありません

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 200
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047657

感想・レビュー・書評

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  • 2016/12/23作者が同世代(S34生)でよく状況を掴んでいる。前半は特に面白い。★4

  • 老後の資金がありません。

  • 老後の資金がありません…
    他人事とは思えない(笑)
    タイトルに反して内容はコミカルに描かれているが、中々厳しい現実を突きつけられてる気がする。
    親の葬式に関しては勉強になるな。

  • 2019.06.25

  •  現実社会を顧みながら前半部分は重かった。なぜかページがなかなか進まない。だが後半から現実離れ感が増してきてだんだんと読むスピードが速くなってくる。

     これが現実なのだろうか、そうは思いたくないが小説を形をとっていてももし現実だとすれば社会の一員として考え直す時に来ているのかもしれないな。

  • 前半のあるあるから、自然と非日常に入り込む中盤からの終盤での一気の回収まで、いつもの垣谷節。
    リアリティの大部は具体的な金額にあるのだろう。いつもながら著者の綿密な調査に感服。
    救いのある結末が、また次の本も手に取りたくなる要因かな。

  • お金がないときの心理描写がすばらしくて、ドキドキした!姑の詐欺のところから失速したけど、おもしろかった。垣谷さん、ハマりそう!

  • 評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    後藤篤子は悩んでいた。娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるというのだ。折も折、夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。家族の諸事情に振り回されつつもやりくりする篤子の奮闘は報われるのか?

    義母が良い味出している~。

  • 楽しく、時間潰しに読める。何かお金の役立つ話かと思ったが違った。登場人物が、いい人ばかりだったなあ。

  • 50代主婦篤子が家計のやりくりに奮闘する話。定年前に夫婦揃ってリストラされたり、娘の結婚式が予想以上に高額だったり、親の介護、葬式、墓石に思わぬ出費があったり、篤子の直面する問題は身近で現実的。やましいくらいに細かくお金の話がが出てくるが、身近な話題だけに、物語の世界に入りやすかった。寝たふりの老人のふりをして年金詐欺に加担してしまったのにはびっくり。それは絶対にダメでしょう。

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著者プロフィール

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『後悔病棟』『嫁をやめる日』『女たちの避難所』『四十歳、未婚出産』などがある。

「2023年 『うちの父が運転をやめません』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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