- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120050701
作品紹介・あらすじ
突然の入院、離婚、介護費用。心配ごとは数あれど、前を向いて生きていたい。女の人生、どう貯めて、どう使う? 70代、50代、30代、20代の御厨家の3代にわたる女性たちの節約ストーリー。
【目次】
第1話 三千円の使いかた
第2話 七十歳のハローワーク
第3話 目指せ、貯金一千万
第4話 費用対効果
第5話 熟年離婚の経済学
第6話 節約家の人々
感想・レビュー・書評
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三千円をどう使うか、それぞれの年代の女性のお金の使い方の連作短編集‥‥そこにはきっとお金の賢い使い方が書かれているに違いない‥‥と勝手に思い込み読み始めました。
読み終わって感じるのは、大事なのは使い方というよりも向き合い方なのではないかということです。
お金は生きていく上でなくてはならないもの、とても大切なもの。そしてお金は家族と使うもの。お金のことを考えることはすなわち家族のことを考えることです。
もちろん一人で生きていく人もいると思います。
どう生きるにしても、お金とどう向き合うかということは、自分の人生にどう向き合うかということなのだと思いました。
どのように賢く貯めたか、ということよりも、自分はどんなふうに生きていきたいのか?と問われているような一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かろやかに、読み続けることができました。
第1話 三千円の使い方
第2話 七十三歳のハローワーク
第3話 目指せ! 貯金一千万!
第4話 費用対効果
第5話 熟年離婚の経済学
第6話 節約家の人々
原田ひ香さんの本を読むのは始めてです。
原田さんの本を読もうとして何度も手にしましたが、字が小さく薄いので読むことができませんでした。この本も20ページぐらい読んでしばらく休んでからと、休み休み読み続けました。
2018年に発行された本が、今も予約待ちの状態だったので調べてみると。2023年1月7日から2月25日まで、東海テレビとテレパックの共同制作で「土ドラ」枠にて放送された事が分かりました。
【読後】
私は、結婚してすぐにマンションを買い、サラリーマンを辞めて、独立開業しました。そして、お金を返済していくのが楽しかったです。7、8年で返済が終わったら。元気がでなくなりました。そこでマンションを買い替えて借金を返済していきました。
私にとって借金を返済することは、仕事をしていくうえでの目標でした。が、落とし穴がありました。借金を返済し終わってホッとした時に始めた株で、持っているお金の多くを無くしてしまいました。それからは、静かに、コツコツと働いて行きました。
そんな私には、この本は、かろやかに、楽しく読める物語でした。
「図書館」
三千円の使いかた《単行本》
2018.04発行。字の大きさは…小。2023.12.05~12.13読了。★★★★☆
図書館から借りてくる2023.11.24 -
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こんにちは!実は15年間、大学・研究所で働いたら、免除になる制度があるんですよ。でも今はなくなってしまって、私の代でこの制度hなくなってしま...こんにちは!実は15年間、大学・研究所で働いたら、免除になる制度があるんですよ。でも今はなくなってしまって、私の代でこの制度hなくなってしまいました。私はラッキー、後の人は残念ですよね。大学4年間、大学院修士2年、博士3年で最高額は2000万円。これがチャラはすごいよね。裏話しで、大学奨学金は使わずにもらっておくだけで、銀行で利子が付くんですよね。さらに!無利子の場合、自宅のローンとして組み込んでいる人は多々。
この本はとても勉強になるし、最後はほっこりです。読んでほしいな!27人待ちはいい方ですよ。自分は100人待ちがざらでした。感想楽しみ!2021/11/04 -
27人、そう、それぐらい待てる。40とか30なんてザラです。
・・・ところが、ブクログは新刊情報で教えてくれるから、ひと桁の順番が多くなって...27人、そう、それぐらい待てる。40とか30なんてザラです。
・・・ところが、ブクログは新刊情報で教えてくれるから、ひと桁の順番が多くなってうれしいけど困っています。
わざとリクエスト状況を見て遅らせてみたり・・・
ーーーすごい!その制度はいつまでだったのかと思います。免除されただけ?その分銀行に?
コメントに書いていいの?まぁ、ポプラ並木さんだもんね。どこの誰かはワカラナイ
(「= =」)2021/11/04 -
そうだね。新刊情報は嬉しいです。でも強者が多く、大体人気のある作家さんは100人待ちがほとんどです。自分は授業料+生活費で消えました。。。で...そうだね。新刊情報は嬉しいです。でも強者が多く、大体人気のある作家さんは100人待ちがほとんどです。自分は授業料+生活費で消えました。。。でも支払い免除になりました。賢いT大生は使わない人がいるようです!2021/11/05
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私もそうでした、いや、今もそうですが。
美帆ちゃん同様、お金を貯めよう!と思って貯金箱を買いに行くタイプ。
何をどうしたらよいのかわからず無理に節約をして、結局謎のリベンジ消費をしては反省会と称しおやつを食べるシステム。
説教くさくなくて、綺麗事でもなく、でも現実的にお金のことを物語の中から学べる本でした。
内容としては奨学金返済や熟年離婚、老後の年金についてなどシビアな案件にも関わらずどことなく悲観的ではない描き方で、あまり気負いせず読むことが出来、前向きになれました。
新しいタイプのお金についての指南書ではないでしょうか。
なんのためにお金が必要なのか、何にお金を使うのか。三千円を出して買ったものの価値とは。
それぞれの年代、生活環境、カテゴリーからのお話、面白かったです。
そして最後は家族の愛に、ほろりと涙が出ます。
私も黒船スーコ先生のセミナーに参加したいです…先生、助けてください…笑 -
実ははじめて読んだ作家さん
ずっと気になってたのを
やっと読むことができました
わかりやすくて、読みやすかったです(^^)
最近はこの手の
結婚、お金、熟年夫婦、
老後のことなどについて書かれてる
現実と向き合う感じの本をよく手に取ります
自分自身も生活を見直したいと
思っているのか、
今後を不安に思っているのか…?
冒頭の3000円の使い方で
その人がわかるっていう話は
よく言えてるなと思いました
この話は連続短編の形になっていて
一編ごとできちんと解決するわけではないが
別の章でその後の様子がわかったりして
それもよかったです
また、自分が思ってる自分の姿と
人から思われてる姿の違いも面白かった
最終章はホロリときました
他の作品も読んでみたいです
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現実味があり、身近に感じられる話で面白かった。お金の悩みは人それぞれで、各話の主人公の悩みが参考になったりして、なるほどと思うことが多かった。私だったらどうするんだろうか?と考えながら読んだ。
第一話で美帆が貯金に目覚めたけど、そのわりには、無駄遣いばかりしていて、「それじゃお金は貯まらないよ」と思わずツッコミを入れてしまった。その美帆も最後には成長して問題と向き合う事ができた。
それもおばあちゃんの御厨琴子のおかげだと思う。琴子がすごくいい。琴子の叱ったり、元気づけたり、アドバイスがあったからこそ、みんな将来を考える事が出来たと思う。
この本は去年の秋だったと思うけど、図書館で見たのを最後にずっと本棚になかった。人気のある本だからしょうがないんだけど。この前行った時、本棚で見つけた時の喜びはすごかった。そしてやっと読めて、すごく幸せ。
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冒頭に
人は三千円の使い方で人生が決まるよと祖母は言った。
全てここにおさまってる。蓋し名言
How to本ではない
お金にまつわる話を含めて
人の生き方が書かれている。
御厨美帆とその家族のはなし。「取り巻く人も」
どれも暖かいし
真実が解かれている
わが娘のことで恐縮だけど
ある時節約の話になったとき、
節約、節約というより楽しくしたいことをして生きたいと言った
事実したいことをして楽しく暮らしている家族と「夫、娘」「嫁ぎ先に恵まれていることも否めないが」
確かに
そのときなるほどと思った。
ここにも本文よりー
人生にはどうにもならないことがたくさるある。例えば、年齢、病気、性別、時間…
ある種の借金もその一つなんじゃないかと思うのです。だったら
借金がある私たちが幸せになれない
なんてことはおかしくないでしょうか?
お金や節約は、人が幸せになるためのもの、それが目的になったらいけない。
そう!!何のために生きる?
人は幸せになるために生きる
大きな目的を忘れたらいけない。
同意します。「我が意をえたり」です。
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御厨家3世代に渡るお話。6話の短編に分かれているけど祖母、母、姉、妹それぞれの視点から見た話で通じていて共感できる部分も多くおもしろかったです。
家計簿の大切さを改めて感じました。私も手帳に使った金額やかかる予定の金額を書き込んでいるのでこれだけでも違うんだなぁ〜となんか安心しました。
最後の6話は、家族の温かさを感じ泣けてしまいました。
なにが正解かは、わからないけどなんか勇気が湧いて前向きに生きていかなきゃ!と思えた1冊でした。
やっぱり原田ひ香さんのお話は、好きだなぁ〜。