定年準備 - 人生後半戦の助走と実践 (中公新書 2486)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121024862

作品紹介・あらすじ

定年退職者、地域で活動する人々への取材で見聞した多彩な実例を公開。前著『定年後』よりさらに踏み込んだ具体的ヒントを明かす。

感想・レビュー・書評

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  • ヒント多かった。75までに 童心に帰り 何をしたかったのか見つめよう。

  • もうすぐ定年を迎えるにあたり、自分はどうすべきか?の参考になった。
    まだまだ考えなければ!

  • 実用書だと思って読み始めたが、ただのエッセイで自分にはあまりピンとこなかった。ただ、50代から定年後については考えておかないといけない、という点は他の同様の本とも共通している。

  • ・お金がやりくりできるなら、やりたいことを見つける。でないと、いつまでも切った貼ったはできない。
    ・人の役に立つ。いくばくかの報酬を貰う。今の物差しでのプライドは捨て去る。

  • ふむ

  • 前作にも増して、今の働き方を考える時間を得る。答えはない。
    何をしてもいいし、しなくてもいい。
    いい顔をしているかどうか。

    ・量を集めて質に転換する
    ・人との出会いが因果を変えるー縁起
    ・鳥屋籠の時間

  • 日本型雇用システムでは、能力やスキルだけで評価されるのではない。
    40歳を過ぎるころに、働く意味に悩む「こころの定年」がくる。死が人生の定年、60歳が就業規則上の定年。
    60から74歳までが黄金の15年。子育てが終わり、体もまだ動く。定年後は、74までと75以降、最後を迎える準備期間、の3つに分ける。

    お金持ちでも、高級品にお金を出す人と、出さない人がいる。

    在職中は年金の話をするが退職後はしない。お金よりも人が来てくれた方がうれしい。
    経済学の中でも、経済史や経済思想史のほうが年をとってもけんきゅうをつづけられる。実証系は年を取ると難しい。

    著述業も商売である。商売は仕入れと販売がある。情報を仕入れなければ著述もできない。
    仕事に疑問を感じても、いきなり辞めるか残るか、の二者択一にしない。一歩下がって他の選択肢を探る。

    もっと研鑽を積んでから、は言い訳。新しい世界に踏み出したとき、成功だけが意味があるわけではない。失敗も貴重な体験。自分を評論家にしない。当事者になる。

    芸名を名乗る。困るのは電話の時くらい。
    もう一人の自分、になる。
    60歳から65歳は助走として大事な時期。アルバイトで繋いででも新しいことを始める。
    身体を使って働く。
    キャリアコンサルタントと社会保険労務士、フィナンシャルプランナーは相性がいい。
    地方から来た旅行困難者を助ける仕事。
    会社の目的は利益だけでなく、働き甲斐があること。
    ボランティア講師による個別型指導塾。
    会社参観日を作る。

    計画的な意思決定ではなく、偶然に人と出会うなどで次のステップが見える。向こうから呼ばれる=転職は英語ではコーリング。
    ハムソーセージ専門店はケーキ屋パンと違って隙間産業。
    好きなことを仕事にする、だけではうまくいかない。アンテナを張って何かに導かれる。

    20代は懸命に仕事をこなす。30代でその流れを活かす。

  • 定年

  • 定年は新たな人生への転換点。会社中心の生活からの切り替えには、50代からの準備が大切。「定年後」に続き、具体的な事例を中心に紹介した一冊。

  • 短期のアルバイトばかりしている生活が羨ましいと思った。

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著者プロフィール

楠木 新(クスノキ アラタ)
楠木ライフ&キャリア研究所代表
1954年神戸市生まれ。1979年京都大学法学部卒業後、生命保険会社に入社。人事・労務関係を中心に経営企画、支社長等を経験。47歳のときにうつ状態になり休職と復職を繰り返したことを契機に、50歳から勤務と並行して「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2015年に定年退職した後も精力的に活動を続けている。2018年から4年間、神戸松蔭女子学院大学教授を務めた。現在、楠木ライフ&キャリア研究所代表。著書に、『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『定年後の居場所』(朝日新書)、『定年後』『定年準備』『転身力』(共に中公新書)など多数。

「2022年 『自分が喜ぶように、働けばいい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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