- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121502025
作品紹介・あらすじ
世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国?物真似上手の会社人間?地球各地で収集したジョークの数々を紹介しつつ、真の日本人像を描き出す。笑って知って、一冊で二度おいしい本。
感想・レビュー・書評
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インテリジェンスレベルは相当高い一冊。
品位あるか否かは、さておき。
あとがきに記されている、フランシス・ベーコンが言うように、冗談は、しばしば真実を伝える手段として役立つ、というのはもっともである。
諷刺というか、ユーモアか。
実に面白い。単純に面白いだけではなく、国際感覚も必要ですね。
ただ、こうして読むと、日本人ってのは、とてつもなく寛大で寛容な民族だな。
くれぐれも、電車の中では読まないように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2006年に出版された本だったが、今はどう思われているのだろうか。
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著者が肌で感じた日本人に対する反応も、解説のように書かれていて勉強にもなった。
ジョーク、国柄が出てるからおもしろいなー。 -
ジョークのとこが面白かった
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“エスニックジョーク”、ご存知の方も多いかと思いますが、国民性や民族性の特徴を端的にとらえた風刺ネタで笑いを誘うジョークとなります。行きすぎると民族差別などにもつながるため、なかなか舵取りが難しい部分があったりも、、
あくまでジョークなので、“ウィットとして受け入れられるかどうかを十分に配慮しながらジョークを披露する”との気遣いが大事なります。そういった意味で、ジョークは会話(コミュニケーション)の潤滑油なのかな、と感じさせてくれたのがこちらです。
日本人である私としては、日本人がどう見られているのか(生真面目、高い技術力、融通がきかないなど)を覗けたのも楽しかったのですが、諸外国の民族や国民に対するイメージに触れることができたのも非常に面白かったです。
そういった意味ではある種、比較文化的な視点を得ることもできるのでしょうか、、あくまでステレオタイプですので先入観につなげてしまうのは危険でしょうけど。それでも、結構意外な特性が見えたりもして、ふむふむと。
出版は7年前(2006年)ですので時事ネタは大分風化していますが、いま読み返してもうなずいてしまう部分が多かったです。疲れた頭を柔らかくしたいなぁ、なんて時にパラパラとめくってみたりも楽しそうですし、異文化な方々との会話の引き出しとして持っておくのもよさそうです、なんて風に感じた一冊です。 -
思ったよりずっと優しい感じの日本人ネタでした。
もっときつくて厳しい扱いされてるのかと思ったけど、かなり好意的に感じました。
あとルーマニアの人は詩人ですね。
夜明けを見て「あの太陽の下に君の国があるんだね」とか、すごい口説き文句だと思うよ。 -
日本のことをジョークを通じて見ていくという視点を考えたことがなかったので、おもしろかったです。
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日本人にまつわる国民性や民族性に由来するジョーク 所謂エスニックジョークの紹介と、日本人が世界からなぜそう見られているかを解説した本
日本の特徴としては
最先端技術(車、モノづくり大国、模倣と改良、メイドインジャパンへの信頼)
裕福(バブル景気、企業買収、物価高)
勤勉(真面目、仕事人間、時間に正確)
政治(官僚機構、国民は政府の指示に従う)
八方美人、優柔不断、集団行動、右ならへ
自己主張の弱さ
ズルさ、狡猾
無表情、感情を表に出さない
宗教観の薄さ
など
そして、現代のスポーツとその選手
サッカー、野球、相撲、
日本のイメージが未だに忍者、侍と言われている理由
モータースポーツのシェア
バイク、バイクメーカー
新たな日本像
アニメ、マンガ、ゲーム
裕福だとか技術大国というのは40~25年前くらいまでで、それ以降は先進国の中で一人負けなんですけどね
出版された年代でもその辺の乖離はあったけど、世界からの見方としてはそう変わってないのかもしれない
侍や忍者というイメージは海外でプレーしているスポーツ選手が、それを証明するかのような活躍をするのもある
あと、喜びを顕にしないというのもサムライのイメージに合致するのかも
クールジャパンというイメージ戦略も功を奏して来たのか
この分野も浸透してきている
ただ、アニメなどのエンタメも海外勢の進出が近年は激しくなってきているので、そう安穏としていられる状況ではない
人材の海外への流出も気になるところですね
日本人から見た今の日本人像にが合致しない特徴がいくつかあるんだど
世界からは未だにそう思われているのか、もしくはイメージが変わっているのか
どっちなんですかね? -
題名の通りの内容の本。
少し日本を持ち上げるような表現が多かった。 -
「早坂隆」が世界各地で収集した日本人ジョークを紹介した『世界の日本人ジョーク集』を読みました。
世界の人たちから、日本人って、どう見られているのかなぁ… ということに興味があったので買っちゃたんですよね。
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世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国?
それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル?
地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。
『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。
笑って知って、また笑う。
一冊で二度おいしい本の誕生です。
知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ!
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世界の人たちの日本人の印象… まぁ、予想通りの内容でしたね。
というか、意外なのは少なくて、ちょっと拍子抜けした感じも受けました。
そんな中で、集団主義を風刺した『早く飛び込め!』とマンガ好きを風刺した『五人集まると』が印象に残りましたね。
(想像通りですが… )
■早く飛び込め!』
ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。
船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。
船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。
アメリカ人には、飛び込めばあなたは英雄ですよ。
イギリス人には、飛び込めばあなたは紳士です。
ドイツ人には、飛び込むのがこの船の規則となっています。
イタリア人には、飛び込むと女性にもてますよ。
フランス人には、飛び込まないでください。
日本人には、みんな飛び込んでいますよ。
■五人集まると』
各国の人が五人集まると、いったいどうなるだろうか。
アメリカ人が五人集まると、競争が始まる。
イギリス人が五人集まると、議論が始まる。
ドイツ人が五人集まると、ビールで乾杯。
東欧の旧共産圏の人が五人集まると、ジュースを一本買って、五人で分けて飲む。
日本人が五人集まると、マンガの回し読みが始まる。
プエルトリコ人が五人集まると、壁に落書きを始める。
スペイン人は、三人が寝ていて五人集まらない。
イラク人が五人集まると、テロの計画を練る。
北朝鮮人が五人集まると、一人が独裁者となり独裁政権が生まれる。