破弾 (中公文庫 と 25-2)

著者 :
  • 中央公論新社
3.45
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本棚登録 : 1181
感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044739

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  • 公園でホームレス襲撃事件が発生した。被害者の姿がどこにも見えず、捜査が難航しているところへ殺人事件が発生。しかし、鳴沢と相棒の小野寺冴は引き続きホームレス襲撃事件の捜査を命じられるが、過去に遡り新展開を見せることになる・・・。

  • 鳴沢了シリーズ。
    冴との関係性がわかる、比較的初期モノなのかな。
    基本的にラブいネタが入るものは苦手なので
    ★3つ。

  • 暗い。

  • 地味な捜査が延々と続き、読み進めるのが辛かった。
    もう少し、心理を描写して欲しかった。50年前の事件との付箋も回収しきれてない。(シリーズ本だったんだ、先に50年前の方を読めばまた違う感想がでたのかなぁ?)
    とはいえ、冴は鳴沢にも犯人を撃ち殺すことを期待し、その先を見据えて一緒に行動していたようにも思える。
    それに対し、ほんと、この鳴沢はつまらないし不甲斐ない男に思えた。

  • 図書館で何気なく借りて読みました。このシリーズの2作目だったので、1作目が気になりますが、十分に楽しめました。
    話の展開も面白いですし、主人公の心の中の葛藤が中心に描かれていて、先を読みたいと常に思わせる作品でした。

  • 救われないなぁ、鳴沢・・・
    好きじゃないけど嫌いになれない。

    今度のヒロインは前と正反対の冴。
    事件はホームレス殺人未遂からの内ゲバなどなど。
    だけどちょっと都合の良い展開すぎて、え?ってなる。
    まあいいけど。笑
    あと身近な人がそんな何回も事件に巻き込まれるかなあ。

    前回と展開が似てるからあんまりだけど
    続きが気になるから追っちゃうよー
    テンポいいし読みやすいし、やっぱり巧い。
    友人を撃ちまた傷を負い、鳴沢は次の場所へ。

  • ハードボイルドにひとりの刑事が事件とそこに潜む人の情念に触れ成長していく。
    自分一人で抱え込みながらも、いつの間にか周りの人達に支えられ少しづつ大きくなる。

    格好良いです。

  • 終盤は一気に進むのが好き。ミステリ要素はあまり多くはないけど、読者の記憶力を試すようなシーンが。

  • 鳴沢了シリーズ2作目。

    新潟県警から警視庁に入り直すなんてことができるのか?
    という疑問もありつつ読み進めていくと
    やっぱり父の影からは逃れられないのか、と。
    というか新潟の件は全く吹っ切れてないんだな。
    贖罪だとか罰だとか抱え込み過ぎですってば。
    冴さんの考えてることが判らない部分(特に了に対する気持ちの変化)が
    ところどころあって
    流れを掴むのにちょっと苦労しました。
    結末としてはどんだけ了を痛めつければ気が済むんだ、という感じ。
    またひとつ抱え込む傷が増えちゃった。
    果たして報われる日は来るのか。

    鳴沢了シリーズを2冊読んだ時点で思ったのは
    親子3代警察官とか、公安絡みの事案とか
    なんとなく『警官の血』と被る。全体的な印象が。
    どっちが先か後か判んないけど。
    あと、話の流れが真崎薫シリーズとも似てますね。
    鳴沢了をちょっと人当たり好くして減らず口にすると真崎薫になる(爆)ような。
    何にせよ思ったのは、堂場さんの警察小説のルーツは鳴沢了だってこと。
    他のシリーズ読む前に読んでおくべきでした。


    本筋とは関係ないけど
    『どちらの骨盤が頑丈なのかを競い合うような』
    という言い回しに思わずクスッとしてしまいました(爆)。

  • 鳴沢了シリーズ2作目。主人公は組織の中であくまでアウトロー。共感を呼ぶ仲間もできる。最初はかったるいが、最後は一気に。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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