- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122050822
作品紹介・あらすじ
都内の住宅地で人質篭城事件が発生した。所轄署や機動隊とともに警視庁捜査一課特殊犯捜査係が出動し、門倉美咲巡査は差し入れ役として犯人のもとへ向かうが-!?篭城事件と未解決の児童誘拐事件を結ぶ少年、その背後で蠢動する巨大な事件とは?ハイスピード、未會有のスケールで描く新・警察小説。
感想・レビュー・書評
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いずれ、姫川さんとも交差するって事で、既に何冊も持ってるジウシリーズ。
こっちも主人公は、女性やけど2人。全く正反対の。武闘派と穏健派(武闘派の反対語がイマイチ)の2人。
まっ!事件とかの中身は、エグい。
誘拐を繰り返してるし、犯人の容赦ないやり方に、何の躊躇も感じないのが怖い!警察には、誘拐とか専門の組織があるんやな。確かに専門的なモノが必要そう…
ジウって、幼少期からの生き方が、凄すぎて、そうなるわな!と思わせる。
まぁ、思わせても、こんなん許せんし、早く何とかして欲しいけど、ジウってタイトルのは、3まであるから、少なくともそこまでは生きているんかな?
(それ以降も続くので、どうなるかはお楽しみ!前提知識ナシ(^^;;)
まだまだ、前振りだけで、主人公たちの活躍もこれからなんかな?
何か基子さんの激しい活躍はあったけど、美咲さんは痛々しい感じが…
ⅡとⅢも手元にあるので、これからが楽しみ!!!
姫川シリーズも読まなあかん…(⌒-⌒; )詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あっという間に読み終えてしまいました。スピード感抜群です。→ジウIIへ
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誉田哲也氏の警察モノ。主人公は性格が真反対な二人の女性刑事。一人は立てこもり事件で刑事部長の機嫌を損ねて左遷。同じ事件で活躍した一人はSATメンバーとなる。その二人が誘拐事件の捜査、解決にあたる。雨宮刑事が殉職、辛い。
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H30.2.22 読了。
・特殊班二係の恐怖など微塵も感じず、敵意剥き出しにし、相手を呑んでかかるタイプの伊崎基子と優しさが特筆すべき個性のタイプの門倉美咲。ある幼児誘拐事件と籠城事件の接点となるジウと呼ばれる存在。
基子の引き込まれるようなアクションシーンがたまらない。面白い。
・「よりリアルな戦い。常にそれが基子を強くしてきた。今だってそうだ。ここをやり過ごせば、また自分は強くなれる。今日よりは明日。明日よりはあさって。一日ずつ強くなっていく自分を感じられるなら、それでいい。その行く先がどんなところであるのかなど、今の自分は、考えなくていいのだ。」・・・かっこいい。
続編が気になる。 -
読了。グングン引き込まれて読み上げた。意外な殉職もあったりして、続編Ⅱ以降にどう繋がるのか楽しみが残る作品でした。各キャラも立っていて面白かった。星3.5と言ったところかな。
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姫川玲子シリーズの誉田哲也ににょる作品。時系列的には、ジウⅠの方が、姫川玲子初登場作の『ストロベリーナイト』よりも先に出ている。
世界的に、このジウシリーズと姫川玲子シリーズはつながっているんですね。和田一課長や今泉警部、林警部補など、姫川玲子シリーズにも出てくる人物たちがこちらにも登場しています。
人として壊れかけている??伊崎と、人が良い門倉。凸凹コンビが仲がいい・・・とはならず、伊崎は門倉をどこかで馬鹿にしているという設定。それはそれでいいのかも。
ジウシリーズは、全3部作なので、ジウⅠではまだ序章という感じですね。 -
誉田哲也さんは押しも押されぬ人気作家です。僕も武士道シリーズは大大大好きで、完結した時にはしばらくロスになったぐらいです。
翻って彼の本分であるサスペンスが、エンタメとしては結構えぐいので正直苦手です。というかストロベリーナイトで合わないものを感じて、遠巻きにしていたのが正直なところです。
本棚の肥やしになっていたこの「ジウ」をとうとう読んでみました。やはりなかなかのえぐみが有り、ところどころ辛い部分があったのですが、スピード感とキャラクターの分かりやすさが読む手を止めさせませんでした。
美人で心優しい有能な美咲。死をも厭わない戦闘機械のような基子。この二人のコントラストが素晴しく、この先の展開に期待せざるを得ないです。
主人公は美咲なのですが、基子の敵に回すと非常に厄介そうな異常性が小説としては魅力的。美咲はある意味普通なのでそんなに引っかかりありません。
次回作も短いスパンで読んでみようと思います。 -
まだ主人公の2人が掴み切れないですが…
登場人物が多い、主人公が2人、そしてどうも好きになれない…と苦手要素満載_φ(・_・
ストロベリーナイトに追いつくには読まねば
リンクしてるなら読破せねば!
東さんとジウは◎なんで次読んでみます♪(´ε` ) -
2019/1/17読了。
「硝子の太陽」シリーズを読んでから、こちらを読み始めたので、順番としては逆かも。
前半〜中盤は、「硝子の太陽 ルージュ」や「ノワール」に比べて、やや冗長な気がしたけれど、
後半はハラハラして一気読み。
まるで映画を見ているような気になる、劇場型の犯人たちとの闘いはさすが。
人物描写も上手いので、ついつい登場人物を身近に感じてしまう。
でも美咲は好きになれないタイプだなぁ(笑)