印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140883501

感想・レビュー・書評

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  • 近代、といってもわずか200年と少し前のこと。社会、経済、医療、暮らし、性差、権利と義務
    だいぶ違う。
    いずれ手元に

  • 西洋画や印象派について、知識が全くなくても読み進めることができるわかりやすい本。
    代表的な絵のポイントも簡潔に書かれていて面白い。

  • 3.5

  • 久しぶりの中野京子さん。
    変わらず読みやすく、印象派が苦手な私でも面白かったです。
    「印象派」の特徴として「主張しない」一面があり、過去の宗教画や未来の抽象画と違い、絵の中にストーリーや意思を込めなかったそうです。ですが、それぞれの背景を探れば十二分に面白いということが書かれています。
    ただ、一人一人の画家を強く取り上げるという感じではないので、サブタイトルは誤解を招くような…。

  • 中野京子さんの本は13冊目です。

    私はクラシック好きで、印象派絵画の中には受け入れがたいものが多々あるのです。

    でも最近「オルセー行くかも」と思うようになったので、大好きな中野京子さんのこの本を読んでみました。


    最近読んだフランス近代史の中で、最高に面白かったです!
    歴史本に挿絵がついている、という感じです。


    印象派の絵も、時代を反映しています。
    鑑賞する前にこの本を読んだほうが、ぜったい楽しめると思います。

    http://nagisa20080402.blog27.fc2.com/blog-entry-351.html

  • 印象派の題材から、その時代の社会的背景を教えてくれた。
    また、印象派の、社会そのものを描くわけではなく、このテーマは取り上げ、こういうものは描かない、という部分も興味深かった。

  • 新書サイズだがカラーで絵画の紹介と解説があり、理解を深めるのに大変よいと思う。

  • 印象派の絵は神話や聖書の知識がなくても自分の感じるままに楽しめることが魅力だと思いますが、フランスの近代史と共に絵の背景にあるものを知ることで、より楽しみが増えた。その背景が少しがっかりするようなものであったとしても、「にもかかわらず美しい」これに尽きますね。色んな絵がカラーで掲載されているので、目でも楽しむことができました。

  • 印象派に関する知識がたくさん詰まっているのに、読みにくさが全くない。時折混ぜてくるユーモラスなコメントによってより親しみを感じやすく、非常に読みやすい本になっている。
    作品によっては小さく白黒に印刷され見にくいものもあったが、1ページを丸々使った解説付きのカラーコピー作品がいくつもあったのは非常にうれしかった。
    プレゼンテーションがとても上手な教授のレクチャーを聞いているような感じというのだろうか。
    もともと図書館で借りた本だったのだが、10ページほど読み進めたところでこの本はぜひほしい!と思い、amazonへ。

  • c

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著者プロフィール

早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員。著書に『情熱の女流「昆虫画家」——メーリアン』(講談社)、『恋に死す』(清流出版社)、『かくも罪深きオペラ』『紙幣は語る』(洋泉社)、『オペラで楽しむ名作文学』(さえら書房)など。訳書に『巨匠のデッサンシリーズ——ゴヤ』(岩崎美術社)、『訴えてやる!——ドイツ隣人間訴訟戦争』(未来社)など。

「2003年 『オペラの18世紀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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