時をとめた少女 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
3.42
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150121150

感想・レビュー・書評

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  • SFラノベに似ているが、こちらが本家。

  • ロバート・F・ヤング『時をとめた少女』読了。「たんぽぽ娘」で知られるロマンチックSFの名手による短編集。本書でもヤングお得意の時間×ロマンスものが多く採られている。「わが愛はひとつ」は冷凍睡眠刑に引き裂かれた男女の物語…ベタだけどやっぱこういうの好きなんだよなぁ

  • 妖精の棲む樹の話がが、地球にも当てはまったりして。

  • ★3.5
    1950年代半ば~60年代半ばに発表された短篇、全7篇が収録された短篇集。設定や舞台はSF小説だけあって過去や未来や異星ではあるけれど、描かれるのはいつの時でも変わらない人間の感情。中でも、恋愛感情に重きが置かれている。「わが愛ひとつ」では100年前に結婚した妻に、表題作「時をとめた少女」では青いドレスの異星の少女に、「真鍮の都」では千一夜物語のシェヘラザードに。ただ、「約束の惑星」だけは趣が異なり、老いる男性の哀しみと安堵が綴られる。全体的にライトなSFなので、万人に受け入れられそうな感じ。

  • 一編一編がひたすらキュートな作品集。
    ロマンスとSF!

  • ヤングのSFは、基本的にロマンティックなのだな、と思う。
    この短篇集でも、女性の存在が光っていて、男の主人公は狂言回しでしかないようだ。
    しかしヤングのヒロインは、たとえばC.L.ムーラの登場させる妖女のように妖しく怖ろしいものではなくて、異星人といえども心優しい。
    いわばヤングの短篇はSFにおける異類婚物語なのだろうと思う。
    悲恋もあるが、ハッピーエンドも数多い。

  • ちょっとついて行けないところもあるけど。

  • 短編集。SF。恋愛。
    どの話もいくらかの恋愛要素が含まれる、やわらかSF。正直、少し苦手な作風。しかし、この作風が好きな人も大勢いるだろう。
    1作目の「わが愛はひとつ」は無難に感動した。

  • 短編7編の内初訳は2編。
    梶尾真治の「美亜に」の短編集が大好きな人にはお奨め。

    どちらもSF雑誌や短編集の中で読めば気に入る部類だけれど、一度に読むと食傷。

  • 日本オリジナル編集の短編集。7篇を収録。
    『妖精の棲む樹』と『赤い小さな学校』が好みだった。『赤い〜』と『約束の惑星』はロマンス要素は薄いが、ある面ではヤングらしい抒情SFであると思う。

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著者プロフィール

1915年、ニューヨーク州生まれ。53年、デビュー。F&SF誌やサタデー・イブニング・ポスト誌などに200編近くの短編を発表。1986年没。短編集に『ジョナサンと宇宙クジラ』『ピーナツバター作戦』。

「2015年 『たんぽぽ娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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